魔王夜話
魔王シリーズキャラによるおまけ座談会のようなものです。
うーむ。
どうした、西の魔王よ。
東の魔王か。いや、それがな。
うん?
実は「LOVE魔王」のまだ公開されてないものなのだが、13話まで読んてみたのだ。
我らより過去の魔王どもの話か。
そこで、4大魔王が全員登場しているのだが……。
ふむ。
我らは……キャラが薄くないだろうかと思ってな。
なに?
一応「魔王ふたり」の主役だというのに、これでは我らの印象が薄くなってしまうのではないかと危惧してな。
それは仕方ない。
我らはメイン。いわば基本的なポジションの存在だ。
そうなるとどうしても保守的なキャラ付けにならざるを得ない。
我らはメイン。いわば基本的なポジションの存在だ。
そうなるとどうしても保守的なキャラ付けにならざるを得ない。
そういうものか?
他の魔王どもは変化球、イロモノよ。
コンビニですぐに棚から撤去される商品のたぐいと同じか!
いかにも。
生き残るのは常に定番商品なのだ。
生き残るのは常に定番商品なのだ。
くく、霧が晴れた思いだぞ。
では、共に褥で汗を流そうではないか。
待てーい!
待った待ったですよ!
誰だ、お前ら?
勇者です!
結局本編では顔合わせがなかったから知らないのも仕方ないでしょうけど。
その勇者がなんの用だ。
勇者として魔王たちに注意に来たです!
あんたらのせいで、私たちまで同性愛疑惑が出ちゃったですよ!
この世界の文化では当たり前ではないか。
異性間のみという方が少数だろ。
このスットコどっこいが相手なのが嫌なのです!
このトンチキ相手なんて心外にも程があるですよ!
お前ら仲悪いなあ……。
和を以て貴しとなせ。
このひとのおかげでどれだけ苦労したことか。
こっちのセリフですよ!
仲良くせぬと我が「重力」の力で煎餅にするぞ?
うおお、マジびびりですよ。
ひいいですよ。
私の「電気」で消し炭にするのも追加してやろうか?
ま、魔王に叱られるなんて勇者として屈辱……!
実際の話、勇者ってどれくらい強いんでしょうね。
いいとこ全然ないですもんねえ。
比較対象が我ら魔王だからな、矮小に思えるのも仕方あるまい。
そうだな、勇者の平均的な強さは時速100キロで突進してくる10tトラックを真正面から跳ね返すくらいは出来るな。
めちゃめちゃ強いじゃないですか!
私たちそんなスーパーパワー持ってたですか!
そうでもなければドラゴンともまともに戦えるはずもないではないか。
勇者のみが使える特殊呪文も多いし、雷撃系は特に強力で、シロナガスクジラを一発で即死させることも出来るのだ。
私たちってすごかったんですねえ……。
キノコ食べてるだけじゃないんですねえ。
キノコ?
いえ。
魔王に逆らおうというのだ。これくらいでもまだ足りぬよ。
実際その戦力で対抗できるのはせいぜいドラゴン程度だろう?
確かに、ドラゴンはイヤでしたよ。
まさか魔王軍にはドラゴン以上のモンスターがいたりするですか?
いるぞ?
さすがにドラゴン以上となると各魔王軍によって編成が違ってくるがな。
ちなみにそのクラスのモンスターを、「超ド級」と呼称する。
ちなみにそのクラスのモンスターを、「超ド級」と呼称する。
あー、聞かなきゃ良かった。
そうなると魔王ってどれくらい強いんですか?
くく、知らぬ方が幸せだと思うぞ?
勇者やめたくなったですよ。
じゃ、魔王って4人の中で一番強いのは誰ですの?
え?
え?
なぜそういう厄介事になりそうな質問するですか!
でも興味深い疑問じゃないですか。
それは考えたこともなかったな。
普通なら魔王同士が顔を合わせることなどないからな。
ひとつ実験として私と君で強さを比較してみようではないか。
うむ、あなたと戦うというのも面白い。
「重力」!
うひゃーっ! 身体がっ潰れるーっ!
「電気」!
どっひゃーっ、ビリビリするっ!
やはりこの程度ではどうもならんか。
ふむ、では……。
やめてやめてやめて!
死にます死にます死にます!
「数式」を用いるぞ、どうか?
ではこちらも。よいか?
おーーたーーー!
すーーーけーーーー!
終わり。