最終回はクライマックスで締める派? エピローグで日常を描いて欲しい派?
1年以上付き合ってきた登場人物だと、彼ら/彼女らのその後は気になりますよね。逆に、1クールだと最後まで駆け抜けてほしい気がします。また、素材さえ提供してもらえれば十分という想像力の豊かな人もいるのでは?
【前回のあらすじ】 あわもの作戦により、とうとう暗黒大将軍を消滅寸前にまで追い込んだずん子たち。しかし、大将軍もただでは終わりませんでした。「おはぎ体」となった彼女は――なんと、ずん子の精神を乗っ取るべく、彼女の体内へと入っていったのです!
(――福島県郡山・第五次防衛線――)
地面に倒れたずん子を、めたんが揺り起こそうとします。しかし――彼女はまるで眠っているかのように穏やかな呼吸をするばかりで、一向に反応を見せません。
いやいやいやいや! それはそうだけど! 少しは真剣に……! http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-44.html
きりたんたちが鼻息荒くずん子を目覚めさせようと呼びかけているころ――ずん子はといえば。
(――ずん子の精神世界――)
わ、私の心の中ってこんななんだ……( ゚ω゚;) http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-41.html
見渡すかぎりのずんだ、ずんだ、ずんだ。目にも良さそうな黄緑色のじゅうたんのようなずんだが、ずん子たちの足元に広がっています。非常にずん子らしい光景です。
しかし、そのずんだの一部が――次々と、アンコへと書き換えられているではありませんか。
暗黒大将軍の翼から放たれる羽根が、どんどんとずん子の心のずんだを黒く染めていきます。そのあまりに痛々しい光景に、ずん子は思わず叫んでしまいました。
(――現実世界――)
――ふう……。だめでしたね……。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
一通り試してみたんですけどね……(;-ω-)ゞ 無念ですわ……。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-42.html
やり遂げた顔をして、きりたんとイタコが額の汗を拭います。ちなみに傍らでは、めたんが「止められなかった……、ごめんなさいずん子……」と呟いてうなだれています。
『仰るとおりですね~♪ まーくつーも自前の「マイ・ずんだ餅」でご主ずんさまに訴えかけます~♪』 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-45.html
……………………ふうん。まあ、わたしも持ってる。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-46.html
次々とずんだ餅を取り出す皆を見て、あわもが若干引きつった顔で後ずさります。――かと思えば、彼女の背中の方角から、「おーい!」と、聞き覚えのある声が聞こえてきました。
また乗っ取られかけてるの!? http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-49.html
よし。すぐさまパッケージを切り開こう! あわもくんとめろんくんもこちらのずんだ餅を使ってくれ。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
各自がずんだ餅を掲げて、思い思いにずん子に近づけて行きます。客観的に見るとなかなかシュールな光景ですが、当の彼女たちは、これこそが最善手であると信じて疑わないようです。
――そして。
(――再び、ずん子の精神世界――)
高笑いを続けていた暗黒大将軍が、怪訝な表情を見せます。アンコへと変化させたはずの場所が――、じわじわと、ずんだに戻ってきているのです。
耳を澄ませば、皆の呼びかける声が聞こえるような気がします。ずん子はずんだ特有ののどごしを味わった直後のような気持ちで――すっくと、立ち上がりました。
ずん子は、ゆっくりと暗黒大将軍の元へと歩み寄っていきます。
後ずさりしていた暗黒大将軍の足が止まります。
暗黒大将軍の手をとって、ずん子が微笑みかけます。
ずん子から必死で目を逸らしながら、暗黒大将軍がうろたえつつ答えます。翼から飛び出す羽根はすっかり途絶え、ずん子の心の色も、再びずんだ色に戻りかけてしまっていて。
暗黒大将軍の声が遠ざかっていきます。負け惜しみを吐き捨てているようで、どこか前向きな捨て台詞。ずん子はその言葉を背中に浴び、元気なおばあちゃんには負けてられないな、と思いを新たにしながら、
――「これからはたまにおはぎも食べよう」などと考えていたのでした。
(――再び、現実世界――)
「ずんだを近づければずん子は戻ってくる」ということがさも当然のように、きりたんとイタコがいつもと同じノリでずん子とずんだもんを出迎えます。
ずんだもん「で」!? 「と」やろそこは普通!? あと、はよせんと牛タンの時間に間に合わへんから! うち幹事やから! http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-47.html
――それは、騒がしかった場を一瞬にして静める出来事でした。
ずん子が元気よく立ち上がった瞬間、全身をくすぐるために緩められていた帯、乱されていた着物が寒風に乗って――カラッと晴れた真っ青な大空へと、舞い上がったのです。
――その後の祝勝会では、「野外なのだから思い切り下着姿になった方がいい」派と「いかなるときもチラリズムだぞ」派による牛タンの取り合いという代理戦争が起こりましたが、それはまた別のお話。
――おわり――
次回はこちら http://inove.jp/ivsid1396





















































