お盆の帰省でよくあること①地元でペルセウス座流星群を見上げる②コミケのあとでぐったり③帰省ラッシュでさらにぐったり
お盆といえば帰省、おじいちゃんおばあちゃんの家に行ってお小遣いゲット! なのですが、案外帰省を経験したことがない人もいるようです。そんな方のための帰省あるある。
(――アンドロメダ大星雲の中心・惑星大アンドロメダ――)
ずん子たちの脳内に、テテンテテンとゴダ○ゴの例の曲が流れています。お盆真っ盛りのある日、彼女たちは遠い銀河の果てまで来ていました。
わ、わー……( ゚ω゚;) ここがあの有名なアンドロメダなんだねー。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-41.html
ずん子が辺りを見回すと、現実でも身体が動くのが分かります。日々進化を続けるそらさんのバーチャルシアターは、とうとう擬似的な宇宙旅行を体験できるまでになっていました。
『まあ、まーくつーたちが知っているかぎりの世界ですからぁ、アニメや漫画も情報源ですけどね~♪ もちろん、アンドロメダ大星雲のサンプルは「銀河鉄○999」です~♪』 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-45.html
だからやけに景色が『アニメ調――機械の星――』なのね……。とりあえず、本題に入りましょうか。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-44.html
嬉しそうなそらさんの声に合わせて、ずん子たちの前に簡単な地図が表示されます。そこには、「はやぶさ君に負けるな! 東北ずん子ご一行 遙かなる帰省」という大々的なタイトルがつけられていました。
(――き、帰省ってこんな大規模でしたっけ……) http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
――事の発端は、ずん子の何気ない一言でした。
(――お盆休み・東北家居間――)
東北家の居間で、ずん子、きりたん、めたん、そらさんの四人がくつろいでいます。完全に燃え尽き気味の彼女たちは、特に何をするでもなく、ただ駄弁っていました。
めたんの悲哀のオーラに、きりたんが言葉を詰まらせ――、自分のぶんのずんだ餅を、そっと彼女に差し出しました。
どんな感じなんだろうね、帰省(ノ▽〃)
ずん子ときりたんが思いを馳せていると、まるで名案を思い付いたかのように、そらさんが手を打ちました。
そう言って、そらさんはBGMを流しながら準備を始めます。ネットで帰省のことについて検索し、あるあるネタを掘り出しながら、疑似体験の舞台を構成していくのです。
――というわけで、ずん子たちは一路、地球への帰省を強いられたのでした。
(――銀河系の中心・「天の川」――)
すごくおっきな宇宙怪獣「アンギャアアアアアアアアア!!」
ずん子たちの数百倍はあろうかという警戒色の怪物が、アンドロメダ銀河から太陽系へと戻ってきた彼女たちを歓迎しています。しかも、あまりに数が多すぎて宇宙が黒く見えないほど。引きこもっていて野生が劣化したきりたんさえも、本能的に危険を察します。
なんだかヤバそうな宇宙怪獣「アンギャアアアアアアアア!!」
そらさんは悠々と解説していますが、睨まれているずん子たちの頭には全く彼女の言葉が入ってきません。それもそのはず、宇宙怪獣はずん子たちに向かって大きな口を広げると――、
おなかをすかせた宇宙怪獣「キシャアアアアアアア!!」
\フゥーッ!!/というBGMとともに、ずん子ときりたんが合体します。正確には、きりたんの背負っている「きりたん砲」の上に、ずん子が乗っかっただけですが。
そして、きりたんは「きりたん砲」を思い切り逆噴射させると――、
――と叫んで、一目散に逃げ出しました。
置いて行かれためたんとそらの反応は好対照です。
呆気に取られていためたんの肩を優しく二度叩いて、そらは、速やかに姿を消しました。
何やらムシャクシャしてそうな宇宙怪獣「――キシャアアアアアアア!!」
めたんの周囲から人間の気配が消え――、代わりに、この銀河系を支配する巨大生物の殺気が、ぴりぴりと肌を刺すのでした。
(――地球圏・月付近――)
水の星を指差してきりたんがうっとりと呟きます。そらさんも『仰るとおりですね~♪』と微笑んで、めたんの頭の上に両手をかざしました。
ばばん!と両手を広げて、そらさんが、フィールドに何か細工を仕掛けます。あとは地球への大気圏突入を残すのみだったずん子たちは、何事かと周囲を見回して――、
――ゴゴゴゴゴゴゴ!
音がしないはずの宇宙空間から、凄まじい質量が大量に落ちてきていることに、気付いたのでした。
高速で落ちてきた流星群の塵(ただし宇宙サイズ)を、きりたんが命がけでかわします。かわした先にもかわした先にも塵が降ってくるこの状態は、まさに『連撃――ラッシュ――』。
帰省の実体験に興奮しているのか、そらさんは全く聞く耳を持ちません。無事生きて帰ったら一緒にとびっきりのサラダを食べながら彼女にGoogle検索の方法を教えねばならないと痛感しながら、ずん子は死にものぐるいで塵をかわし続けます。
※10話参照。
降ってくる塵に当たったらゲームオーバーというシビアな条件のなか、めたんが開き直ったようにドリルを構えます。彼女たちの帰省ミッションは――いま、最大の試練に直面しようとしていました。
(――現実空間・東北家玄関――)
居間から廊下へ。「ハイド」を構えためたんと、彼女を支えるようにして手を取り合うずん子たちが、ふらふらと転げ出て行きます。
――折しも、そんな東北家の扉を開いた女性が、一人。
ただいまー(≧▽≦)ゞ いやー疲れまし…… http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-42.html
――その後、現実世界に戻ってきたずん子たちはノビているイタコ姉さまを発見。計画性のない帰省の恐ろしさを身につまされますが――それはまた、別のお話。
次回はこちら http://inove.jp/ivsid1451































