扉の君「一周年記念パーティーか」(中編)
前回までのあらすじだ。
ついに最終決戦、悪戯王と堕王の二人と、竜王たちが火花を散らしていた。
が、両者の渾身の一撃で我々は皆吹き飛んでしまった。
前回ほとんど喋らなかった私でさえもだ。ちなみに、まだ完全体にはなってない。
これから我々はどうなるのか?対決はまだ続くのか?決着は?と、謎の多いラストだった……
需要のない自分語り。
君は誰なのかな。
レプリカ。
レプリカというのか。
さてレプリカ、ここはどこか分かるかな?
破要塞カタストロフ。
なるほど、私の知らない場所だ。
迷子さん。
迷子さんだ。
突然、空から落ちてきた。
ああ、吹き飛ばされてきたからね。
そして、地面に突入した。頭から。
槍のようにね。
犬神家。
この私が、ギャグみたいな登場をしてしまったわけだ。
この世界は、95%がギャグで構成されている。
ユーモアたっぷりなのは嫌いじゃないね。
さて、ここから聖なる入口へ、どうやって帰ったらいいんだろうか。
破要塞の入口を左折して、二個目の信号を右折した後に、そのまま突き当たりまで直進。
突き当たりを左折して、コンビニエンスストアを右折、そのまま直進すると到着する。
道案内ありがとう。
これはご褒美だよ。
液体のようなものを頂戴した。
中身は……
……?
????
未確認液体。
ああ、振ってはいけないよ。開けたときに飛び出るからね。
……炭酸飲料と推測。
開栓。
香りから分析……コーラ系飲料と推測。
コーラだよ。
試飲。
………………。
……。
こちらの世界には数多くのコーラ飲料があると聞いたよ。
しかしこのコーラはこっちの世界に無いと聞いてね。手土産代わりに持ってきたのさ。
……!!
おいしいかい?
っ!!!!
レプリカ、渾身の右ストレート!
どの腕が右腕なのかは知らないが、とりあえず右腕で殴った。
グハアッ!?
悪魔め……!
機械に罵られた!
お口に合わなかったかい?
例えるなら、生ける罰ゲーム。
過剰なおしおき。
刑務所の泥水。
そうか、こっちの世界の味覚には合わないようだね。すまなかった。
私は好きなのだがね、ドクターペッパー……
この生ける罰ゲームを、冷蔵庫で厳重に保管することに決定。
捨てないでくれる君の心に感謝だね。
要分析。
怪しいものは入ってないよ。
さてそろそろ戻らなくては。さようなら、レプリカ。
旅路に幸あれ。
扉の君は破要塞を発った。
さて、ここまで歩いてきたわけだが、
…………疲れたね。
私は普段歩かないからね。
普段は家でくつろいでいるからね。
運動は……ゼェ……苦手かな……ハァ……
あ、あそこに、休むのによさそうな場所がある。
プラネタラウンジ……ここで休んでいこう。
ラウンジだからか、ソファーがたくさんだ。
普段はコンクリートブロックに座ってばかりだからね。たまにはソファーもいいね……
ふかふか……
夢心地……
少し……眠くなってきた……
……………………………………
え?カモになりそうなお客様が現れた?
なるほど確かに、金目のものを所持していそうな方ですね。
眠っておられるようですし、かっぱらっていきましょう。
………………この背中の翼のようなものは……奇妙ですね。
売ったら高そう……
ではちょっと拝借いたします。
それっ。
ブチィッ!
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!
あ、あ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
コスモは翼をはめ直した。
あああああああああああああああああああああああああああああああ……///
あ、あああああああ……
外れてたのをはめ直してくれたのかい?
え?あ、ええ、そうでございます。
そうでございますとも!
ちょっと外れやすくてね、これ。
外れると激痛が走るのでございますか?
いや痛くない。
い、痛くない……?のでございますか?
本能的に叫んでしまうんだ。
な、なるほど。
翼が無いと、寂しくて夜も眠れない。
寂しがり屋でございましたか……
ところで君は?
わ、私はプラネタラウンジの支配人、コスモでございます。
ではコスモ、これはご褒美だよ。
ご褒美、でございますか?
お、恐れ入ります。頂戴いたします。
これは……?
猫耳だよ。
……。
……私のキャラクターに合うのでしょうか?
僕はウサギより猫が好きなのでね。
お客様の趣味でございますか!
……しかしたまには猫もいいかもしれませんね(装着)
似合うじゃないか!
ありがとうございます。
このウサギの耳、つけてみてもいいかな?
ああ、どうぞ。鏡をお持ちいたしましょう。
……ふふっ。
……かわいらしいですね。
気に入った。
お気に召されましたか。
トレードしないかい?
交換でございますか?申し訳ありませんが却下です。
だめかい?
私のトレードマークでございますので。
「トレード」マークならトレードしてもいいじゃないか。
うまいですね。しかし却下です。
……ほしい。
ダメでございます。
………………。
こういうときはそう……トンズラをこけばいいんだ!
扉の君、突然の猛ダッシュ!途中で力尽きるモヤシな彼であったが、仮にも神だ!最高瞬間速度は50kmを超えるのだ!
あっちょっ、返してください!返しなさい!止まってくださいませ!とまっ……止まれ!止まれ!返せ!私の!ウサミミを!!!!!!
数十分後。
なんとか撒いたね。
……さて、全力疾走してたら、道に迷った。
ここはどこなのだろう……
湖が見えるね。……いや、沼かな?……湖?
湖と沼ってどう違うのか、私にはよくわからないな。
そこの一糸纏わぬ君はどう思う?
………………………………。
……さあ。面積の違いじゃないか?
水浴びかな?
水浴びだ。
秋だというのに?
体を洗えるなら、冷水だろうと温水だろうと構わない。
なるほど。
ここはおば……祖母の友人の所有地なんだけど……あなたは?
扉の君だよ。
なんだ扉の君か。
ならいいか。(ジャブジャブ)
(ジャブジャブジャブジャブ)
……扉の君!?
なんでここに!?
おばあちゃん、もしかして負けた……!?
おばあちゃん?もしかして、あの中に君の祖母がいたのかい?
い、いた!まさか殺したのか!貴様!
いや、飛んでいった。
飛んでいった!?逃げたのか!?
いや、物理的に飛んでいった。
は!?
ある意味自分で飛んでいった。
!?話がよくわからないぞ!分かるように説明しろ!
全力全開したら、吹き飛んでいったよ。
まるで意味が分からない!
あああああああああああああ!!!!!!!!
!この声はおばあちゃん!?
ちょうど今飛んできたようだね。あっちにいるみたいだ。
おばあちゃん!どこにいるの!おばあちゃん!私だよおばあちゃん!どこにいるの!ねえおばあちゃん!
全裸で飛び出していったよあの子。
う、うう……ここは……
おばあちゃん!!
そ、その声は……カナンか!
ああよかったおばあちゃん!無事で!
迎えに来てくれたのかカナウオアアアアアアアーーーーーなんだその格好は!!!!!!!!!!!!!!!!!
?……あ、服着るの忘れた。
服着るの忘れた。じゃないぞ!!!!は、破廉恥にもほどがありすぎるぞあわわわわ何か着ろ!何か!
水浴びしてる途中に飛んでいくのが見えたから……
服を着てから来い!!!
わかったよおばあちゃん……
あと少しは恥じらえ!
別に見られても減るものじゃないから……
そういうことは言ってはいけないぞカナン!!!!!おばあちゃんすっぽんぽんのまま公道を闊歩する孫娘は嫌だぞ!
ご、ごめん、今度から気をつける。
とりあえず服のある場所まで戻ろう、それまではテラアークで大事なところだけでも隠そう……
……ん?あそこにいるのは……
やあ、扉の君だよ。
水浴びしてたら話しかけてきて……
……何だと?
さて、これからどうしようか、竜王。
これからどうするかだと?……決まっているだろう!
竜王、渾身の右ストレート!!
グハァッ!!
貴様を殺す!!!!!!!
竜王、倒れている扉の君に馬乗り!!
貴様ッッッッッッッッッ!!!!!!!!
私の!!!!!!!!愛する!!!!!!!!孫娘の!!!!!!!!
裸を見たな!!!!!!!!この!!!!!!!!変態が!!!!!!!!!
アフゥッ!?ガハッ!?グアッ!?
許さん!!!!!!!!許さんぞ!!!!!!!!泣いて詫びても許さん!!!!!!!!
お、おばあちゃん、別に私は構わないのに……
私が構うんだ!!
え、そ、そうなの?
もうこのついでに倒してしまえばいいんだ!そうだろう!
そ、そうだね。やっちゃえ。
あと早く服を着てこい!
わかったよ……
このあとめちゃくちゃボコボコにした。
死んだか……
死んでるだろうね。
ふう、竜王としての責務は果たした!これで黄昏の審判も終了というところだ。
おばあちゃん、ヴィヴィアンさんとか他の人はどこに?
……あー、そうだな……みんな吹き飛んでしまったからな……探さなければならないだろうな……
みんな吹き飛んだ!?
まずヴィヴィアンを探そう。吹き飛び具合からしてあいつが一番遠くに行っただろうから。
おばあちゃん、塔で何があったの!?
一時間後。
いたぞ!ヴィヴィアンだ!
あー!ノア!探してたんだよ!
海まで飛んでいったとはな!
……私を探していたと言う割には、ずいぶん楽しそうだが?
えっ、あ、いや、これは、その、別に泳いでたわけじゃないからね?
水着だぞ。
海水浴してましたごめんなさい……
水属性は水があるとつい入っちゃうんだよね……
動物の習性のように語るな!
ほ、ほら!普段ノアが湖に遊びに来るときだって、私いつも湖から出てくるでしょ!?
……確かに、そうだな。
水に入ってないと落ち着かないというか、ね?
河童……?
河童じゃないよ!
って、カナンちゃんも一緒だったんだ!
湖で水浴びしていたら、おばあちゃんが飛んできて……
あー、なるほど。
そして、扉の君を倒してきた。
倒した!?
おばあちゃんが殺した。
ノアが!?
あいつは死ぬべきだったのだ。
う、うん、確かにそうだけど、ええー……ノア一人でも大丈夫だったんだ……
というわけで、世界の平和は守られたのだ!もう安心していいぞ!
……だが、問題はヤシロだ。彼はどこに吹き飛んでいったか見えなかったから、どこにいるのか皆目検討もつかない。
確か、あっちのほうだと思ったんだけど……チラッとしか見えなかったから、正確ではないけど。
東のほうか。探してみよう。
竜王たちは神主狐の捜索を開始した。
一方その頃。
はぁ……ウサミミが……私のウサミミが……
うわああああああああああああああああああああああ!!!!!!
ぐえっ!
ひゃあ!?天井に穴が!!!
……やあ。どうも。
……誰かと思えば、いつぞやのいたずらキング様でしたか。
ごめんねーダイナミックご来店しちゃって……後で修理代払うから許して?
修理代を支払うのなら構いませんが……
ちょっと塔から吹き飛んできたんだよね。
は、はあ、塔から……?
……何だか今日、変だよ?
も、申し訳ありません、先程からトラブルが続いてまして。
僕もトラブルだらけだよ。お互い様だね。
で、君のその猫耳もトラブルとしてカウントしていいのかい?
トラブルでございますね。
イメチェンかと思ったけど。
実はトレードマークのウサミミを盗まれまして。
盗まれたのかい!?
……翼をもいで質屋に売り飛ばそうとしたバチが当たってしまったのかもしれませんが。
翼?質屋?話がよくわからないな!?
実はこのプラネタラウンジ、追い剥ぎやカツアゲが売り上げの9割でございまして。
ちょっ、さらっと言ったけど、犯罪じゃないかそれ!
あ、ご安心を。お客様は神様でございますので。神様には基本的に手を出さないことになっております。
な、なるほどね。
まあ、種族の判断がつかないことがほとんどですので、とりあえず平等にかっぱらっております。
お客様は神様でも容赦しないのか、恐ろしいな……
本日は左右に異なる翼を持ったお客様がお休みになられてまして。
左右に異なる翼を持った……?
機械のような翼でございました。着脱可能と判断しまして、翼をもいでみたところ絶叫いたしまして。
……それで?
翼を直ちにはめ直したところ、ご褒美だよ。などとおっしゃられ、この猫耳を頂戴したのです。
……ほう。
そこで私が猫耳を試着し、ウサミミを外した後に、お客様がウサミミをつけてみたいなどとおっしゃられまして、ウサミミを貸したのです。
で、ウサミミをつけたまま逃げられた、とか?
その通りでございます。
……たぶん僕の知り合いかもしれない。
なんと!そうでございましたか!?
その知り合い、僕も今探してるから、よかったら一緒に来る?
では、お言葉に甘えさせていただきます。ウサミミはどうしても取り返さないといけないのです……
他のウサミミ買うのはだめなの?
あれでないとダメなのです。
なるほど、代わりはないってやつか。
そう、例えるなら、とある怪盗の相方の凄腕ガンマンの帽子のような……
あれ、同じデザインの帽子を何個も用意してあるらしいけど、君はそうじゃないの?
……そのような手もありましたね。
ところで、今ブラブラと散策しておりますが……
あー、適当に歩いてるみたいに思うけど今はこう……あれだ、あいつの放つオーラを追いながら歩いてるんだよね。
オーラがわかるのでございますか?
だいたい。なんとなく。それっぽい感じで。
流石、神でございますね。
うーん、こっちかなぁ……
ダウジングでございますね。
!ここか!?
見つけましたか?
この中にいるかもしれない!
公衆トイレでございますね。
君は外で待ってて。
……確かに、男子トイレは女子禁制でございますね。
扉の君、そこにいらっしゃるのですか?
(急に敬語を……上司か何かなのでしょうか……)
はい?
……………………君を探してたんじゃないんだけどねえ。
こんなところでバッタリ会うとはね……
見当違いだったみたいだ。まあでもせっかく見つけたんだしサクッと始末しておこうかなぁ……
いや、まず、用を足させてくれないか?
……どうぞ。
ちょっと待ってて。
……うーわ、大のほうかよ。
ち、違う!洋式じゃないと落ち着かないタイプなんだ!
女々しいな~……
家のトイレもみんな洋式だし……
楼閣なのに?
改築したんだ。
ついでに本殿もね。
トイレのついでとか言うなよ、神様に失礼だろ?
まあ、確かに失礼だね。
でも君みたいな神は、神とは思ってないけど。
みんなーーーーー!!!!神主狐がトイレの大に入ったぞーーーーーー!!!!!
ギャッ!?ちょっ、やめてよそんなこと!!小学生か!!
あらまあ……
違うから!洋式のほうが好きなだけだから!
手洗った?
…………ちょっと待ってて。
(洗ってなかったのですね……)
ところで、ウサミミ泥棒はいらっしゃったのですか?
ごめん、いなかった。神主狐ならいた。
お待たせ。(フキフキ)
あら、かわいらしいハンカチでございますね。
娘が買ってくれたんだ。あの子は優しいよ、僕のことをちゃんとお父さんって呼んでくれるんだ……
神主狐様……ああ、そういえば、ご結婚おめでとうございます。
いやあ、どうも。幸せな毎日だよ。
羨ましい限りだよ。
君には分からないだろうね、家族のいる幸せなんて。一生味わえなさそうだからなおさらだ。
……ふうん、そんなこと言うんだ。
おーーーーーーい!!!!!!!!神主狐がトイレの大に入ったぞーーーーーー!!!!!
やめろォ!!!!!!!
神主狐様、お取り込み中申し訳ありませんが、眼鏡の弦に……
?どうかした?
虫が止まっております。
え、ほ、ほんと?どこどこ?なに?何がいるの?眼鏡?うわっなんかいる!!!!でかい!!!!!
蜂でございますね。
は、蜂!?
私が追い払って差し上げましょう。
眼鏡を取ってもよろしいでしょうか?
い、いいよ。そっと外してね?刺されたくないから……!
ビビりか。
……はい。いなくなりました。
はーーーーーよかった…………虫は苦手なんだよ……
……(眼鏡をかける)
お、似合う似合う。
……?あの……?眼鏡は……
トンズラをこきましょう。
よし分かった!逃げよう!
ちょっとーーー!?眼鏡返してよ!?!?
な、なにもみえないぃ……!
独身の細やかな嫌がらせでございます。
やるねえ、君。僕の助手にならない?
……そうですね。検討しておきます。
狐を撒いたようだし、扉の君の捜索を再開しようか。
扉の君、というお名前なのですね?あの方は。
呼びにくいよね~。
そうでございますね。「とびらのくん」と読みそうになります。
もういっそのこと「扉」でいいんじゃないかなあって思うんだけどさ。…こっちかな。
そちらにいらっしゃるのですね。
…おー、ここは、湖かな?
美しい湖でございますね。
おや、あそこに人が倒れておられるようですが…
あーーーーー!!!いた!!!扉だ!!!
なんと!
わ、私のウサミミ…!やっと見つけた…!
よかったね。
おーい、起きてくださ~い、扉の君~。
こんなところで寝ていたら風邪引きますよ~。
…………………
し、死んでるッ…!
事件でございますね!
体中に痣があるね…これは、撲殺か?
鈍器などで数十回ほど殴られたのでしょうか。
見て、翼も両方もがれている。
この方は翼がないと夜も眠れないほど不安になるそうです。
痛みはないとのことでしたが。
殴られたことよりも、翼がなくなったショックで死んだのかもね。
翼の折れたエンジェル…
犯人は誰なのでしょう…
周りに何か落ちてない?手がかりになるかもしれない。
…警部、こちらを。
(け、警部?まあ今はどうでもいいか)その布きれは…?
女性の装備品…ブラジャーでございます。
どこにあったんだい?
湖のすぐそばにある林の木の枝に引っかかっておりました。
かすかに温もりが残っています。脱いでから時間はそれほど経っていないでしょう。
…あ、やば。ブラジャー忘れた。
えっカナンちゃんノーブラ!?!?
なぜブラジャーを忘れたんだカナン!!たゆんたゆんしてしまうではないか!!
そのブラジャーの主が犯人なのかな。
そう考えてもよいでしょう。何せ、こんなところにブラジャーを放置するという、異常な行動をしているのですから…
犯人はどうしてブラジャーを放置したんだろう。
我々に対する挑発でしょうか。捕まえられるなら捕まえてみろ、と…
!警部!名前が書いてあります!
「カナン」…竜王の孫娘の名前だね。
犯人は竜王の孫娘、カナン様であると…!
たぶんそうだろうね。
犯人を捕まえて制裁を加えないとね。
行きましょう、警部。
行こうかワトソン君。
…ところでそのブラ、何カップ?
セクハラでございますよ。(ゴンッ)
痛っ!?君、ドライバ持ってたんだ…
世にも珍しい杵型ドライバでございます。ウサミミと共に私のアイデンティティーでして。
猫耳に杵は似合わないね。ウサミミ取り戻せてよかったじゃないか。
メガネを探す神主狐、神主狐を探すノーブラ達、ノーブラ達を探す探偵たち。
息絶えた扉の君、いまだ見つからない堕王。
彼らが出会ったとき、物語はまた加速する―――――
後編へ続く。