ギャグ

アカネ「脱出するぞ!」

前作 http://inove.jp/ivsid1636
そろそろ終わりたいよね~

タグ:ディバゲ

ト書き
前回までのあらすじ。
ト書き
面倒なのでカットする。
ト書き
アカネとアオトは闇堕ち…ならぬシャブ堕ちしてしまったミドリをどうにかしようとしていた。
捕まえたっ!
それは残像じゃぞ♥♥♥♥
ぬううう、すばしっこい奴だ…!
アブソリュート・ゼロ!
ト書き
地を氷が走る。
ふわ~~っ!
ト書き
ミドリは巻き起こした風に乗り、これを回避する。
空中に逃げられたらどうしようもねえよ…!
くそっ…手ごわいな…
ふわ~~~っ!ふわ~~~っ!ふッッッッ!?
ト書き
風に乗って飛んでいたミドリは天井に頭をぶつけ、落下した。
いっっっっっった~~~~…!!!
ト書き
頭を抱えてのたうち回るミドリを、アオトの水が包む。
アブソリュート・シン!
うわああああ~~~っ!!!
…はっ!?私いったい何してたの…!?
おお!!元に戻ったか!?
元に…?何の話…?
薬を盛られてちょっとおかしくなっていたんだぞ。
え………?……あっ!そういえば、何か飲まされて…!
気分はどうだ?
すごくサッパリしてる。助けてくれてありがとう…!
難航しそうだと思ったけど、…案外あっさり終わったな。
ここどこ?
知らん。俺たちが閉じ込められてるっていうのだけは確かだ。
…もしかして、二人とも悪戯王に捕まった感じ?
………………。
………………。
…………捕まったんだ…
悪ぃ!!お前を助けに来たんだけど騙まし討ちされて!!
油断していた…すまない…
い、いや、謝らなくてもいいよ…!っていうか謝るのは私の方だって!
ごめんね、私なんかのために…
お前も謝らなくていいって!友達のピンチを助けにいくのは当たり前のことだしな!
それに一番悪いのは、俺たちを捕らえた悪戯王だ。そうだろう?
そうだね。
……つうか、さっきからあいつ、無言じゃねえか。こんな和気藹々としてたらすかさずツッコミかましそうなのに。
さ、三人とも、無事?
ヴィヴィアンさん!?
今ね、悪戯王いないの!
何だと?どこに行ったんだ?
分からない…いきなり消えたの。テレポートっていうのかな…?そういう感じで。とにかくいきなり消えたの。
いきなり消えた…?何があったんだ?
よく分からないけど、脱出するなら今のうちだと思う!
って言ったって、周りはシェルターみたいに固いし、出口なんて無いし…どうしたらいいんだ?
ところでヴィヴィアンさんは今どんな状態なの?
なんとかエロ同人触手から逃れられたよ…!
マジか!?どうやって!?
(え、エロ同人触手……?)
ほら、ああいうのってよく、服を溶かす粘液とか出してるでしょ。あれをうまいこと、こう、縄に当たるように、なんやかんやしたんだよ。
おお…考えたな。
私のほうでも、出口開きそうなボタンとか探してみるね!待ってて!
頼む!
出口かあ~~…
…そういや、俺の着替えって、天井から落ちてきたよな。
…そうだな。
ていうかアカネ、なにその格好…ダボダボのシャツにパンツって…そういう趣味?なの?
こ、これはいろいろあってだな…!
…天井に、切れ目がある。
あっほっほんとだ!!天井に切れ目のようなものがー!
あそこなら、アカネのゴリラパンチで壊せそうかも!
そうだな。ミドリ、手伝ってくれ!
あいあいさー!
ト書き
ミドリは棍を構え、風を巻き起こした。
風に乗って!
行くぜ!イグナイトオオオオオオ!!!!
ト書き
ミドリの巻き起こした風にのり、宙へと舞い上がったアカネは、天井の切れ目に炎の拳をぶつけた。
うおおおお!なんか、こう、排気口みてえになってる!
中に入ってみよう。
でもこれ梯子とかついてねえぞ!?
私の風の力で後押しすれば、いけると思うよ!
お、おうそうか?じゃあ、俺が先に行って様子見てくるわ。ミドリ!
はいはーい。それーっ!
ト書き
巻き起こした風は、アカネへの追い風となる。
よいしょっと…狭いな~…!
どう?どんな感じ?
今んとこ何もねえ!
…いや、あった!壁だ!壁がある!
床からアカネくんの声がする…!
この部屋と、悪戯王のいた部屋が繋がっていたみたいだな。
おーいヴィヴィアン、聞こえてるんだろ!この壁…いや、床か?何とかしてくれ!
俺の拳で何とかしたいが、狭くて身動きがとれねえ…!
分かった。今、床壊すからね!
ト書き
ヴィヴィアンはアカネの声が聞こえてくる床のそばに近づき、拳を振り上げた。
チェストーーーーッッッッッッッッッ!!!!!!
ト書き
ヴィヴィアンの拳は床板を突き破り、アカネの顔面にクリーンヒットした。
ホブゥアッ…!!
ギャーーッ!ごめん!!まさかそんなに近くにいるとは思わなくて…!!
ト書き
鼻から血を垂れ流し、フラフラとするアカネの手を掴み、引き上げるヴィヴィアン。
レイク・ヒール!
ト書き
柔らかな光がアカネの顔全体を包み、傷を癒した。
…いい拳だったぜ…!
ごめんね?ごめんね?
いや、構わねえよ、離れなかった俺も悪いし…
どう~~~???アカネ~~~???
お前らも登ってきていいぞ~!
うおおっ!?
床からアオトくんが生えてきた!
よっこいせ…!
ト書き
登ってきたアオトの手を取り、引き上げるアカネ。
ト書き
続いてミドリが登ってくる。
ほい、お待たせ!
これで全員揃ったね!外に出よう!
待って!全員じゃないよ…!
え?
オズさんも捕らわれてるんだよ!
あっ…
そういやそうだったな。
…ヤシロの行方もわからない。もしかしたら彼も捕らえられているかもしれない…
じゃあ、他の人の救出活動に移ろう!…それと、アカネくんの服も取り戻さなきゃいけないしね!
そうだ、俺、このまま外に出たら公然わいせつじゃねえか!
罪がまた一つ増えるな。
またってなんだよ!俺たちに前科はねえだろ!
濡れ衣だもんね~。迷惑しちゃうよ!
おしゃべりはそこまで!ほら、行くよ!
おう!
ト書き
四人は部屋を飛び出し、駆けた。
ドタバタ走り回ってもいいのかな?こういうのってコソコソしない?
今の俺たちには武器があるからな!邪魔する奴はぶん殴りゃいいだろ!
あ、私、聖剣持ってない…!
…ここは二手に分かれよう。武器とアカネの服を探す班、残りの人を救出する班だ。
そうだね。そのほうが効率いいよね。
俺とミドリ、アカネとヴィヴィアンでどうだ?
オッケー。
了解。
じゃあ、私とアカネくんは武器探し班で!
…念のために、持っておいてくれ。
ト書き
アオトはワダツミの片方を抜き、ヴィヴィアンに差し出した。
…ありがと。必ず返すからね!
こっちから俺の服の匂いがする!
ええっ?匂いわかるの?
いや、勘だ!
ええ~……?…二人とも、また捕まらないようにね!
ああ!
ヴィヴィアンさんたちもね!
ト書き
四人は二手に分かれた。
ト書き
一方悪戯王は…
戻ってきたよ~。
……明らかに様子がおかしいね。
何が?…………あ!
ト書き
破られた床板を発見。
………いなくなったようだねえ、彼ら。
脱出されちゃったっぽいね。
あー………目を離したスキに………
……ごめんね?私が勝手にロキ召喚しちゃったから…
君が謝る必要は無いさ。悪いのは逃げ出した彼らだもんね。
…さて、回収しに行くとしますか。
私も手伝うよ!
いや、ようじょは危ないから隠れてて。また変な大人にさらわれちゃうかもしれないでしょ?
ロキが守ってくれるから安心♥♥
…んもうこのようじょってばあ!もう!!
しょうがないなあ。じゃあ、僕の後ろから離れないようにしてね?
はーい!
ト書き
シェイクスピアはロキのズボンの裾をそっと握った。
(かわいい)
(ヨッシャ)
ト書き
ようじょかわいい。
アカネくん、服あった?
…いや、ここじゃないみたいだ。
そっか…どこにあるんだろうね?
…そんなことよりさ。この部屋、何なんだろうな。
え?…ただの…寝室っぽいけど?
ト書き
アカネはベッドの横にある、机の引き出しに手をかけた。
ト書き
引き出しを開くと、中には手帳が。
そ、それ、絶対読んじゃいけないやつでしょ…!?
こういうのすげえ気にならねえか!?
だ、だめだって!
悪戯王の私物だったりするかもしれないだろ!
例え悪戯王の私物でも、そういうのって読んじゃダメだってば!人として!
っていうか、そんなの読んでる暇ないじゃん!服と聖剣探さなきゃ!
でも、すげえ気になるじゃんか!!
確かにすごく気になるけど!!元の場所に戻そう!?
1ページだけ!1ページだけでいいから!
ダメだって!!!
うおおおお………綺麗な字………?
なになに?どんな感じ?
ト書き
「来る五度目の聖戦へ向けて」
五度目の聖戦……?
何のことだろう……
ト書き
もうすぐ五度目の聖戦が始まろうとしている。
ト書き
ガラスを越えた先の、我々を見下ろす上位の存在が、我々の行く末を決めていく。
???
ト書き
彼らの支持を得れば、我々の未来を操ることも可能だ。彼らにはその力がある。
ト書き
彼らの注目を一身に浴び、より高みへと昇れば、その力は増幅する。
……?
ト書き
しかし。頂点へ立ってしまえば、その力の強大さに耐えられず、身を滅ぼしかねない。
ト書き
ほどほどにしておこう…………せいぜい、2番目か3番目くらいに押さえておかなければ。
二番目?三番目?
…ここで文章は終わってるみたいだぜ。
何のことかさっぱりわからないね…
ト書き
アカネは文章の書いてある数ページを破り取った。
ちょっ…!?
あいつの新しい計画かもしれないぜ。帰ってゆっくり解読したほうがいいって、これ。
で、でも、こんなことしていいのかな…!?
いいか、ヴィヴィアン。相手は悪戯王だ。何やっても大丈夫!
そ、…そう…だね…?
次の部屋行こうぜ!
う…うん…(本当にいいのかな~…)
ト書き
一方救出チームは…
オズさあああああああああん!!!!!!
見つけたか!?
お、お、オズさんが、死んでる!
何だと…!?
ト書き
ミドリの腕の中には、精も根も搾り取られたオズがいた。
これはひどい…
しかも、全裸だ…なぜ全裸なんだ…
エロ同人触手の魔の手にかかったんだよ…
何!?エロ同人触手に!?オズが!?
相当な辱めを受けたんだろうな…クソッ…悪戯王め…!
あのぉ いきて ますよ ぼく
ああ!オズさん喋った!生きてるよ!
かろうじて いきて ますよ ぼく
メメント・ブルー!
ト書き
全裸のオズを、アオトの水が優しく包み込んだ。
ああああ~~~…生き返る~~~~…!!
よかった…生きてて本当によかった…!
…………どの口が言いますか…でも、助けにきてくれたことには感謝しないといけませんね。ありがとう。
問題は全裸なことだ…俺は傷を癒せても服まではどうにもできない…
このまま外に出たら公然わいせつですよ!
と、とりあえず、アオトの上着だけでも着せてあげるとかは?
…いや、優先して隠すべきなのは下のほうじゃないのか。
…そうですよ。ていうかミドリさん、あんまり股間を凝視しないでもらえます?普通嫌がりますよ??
別に私は恥ずかしくないよ?
僕が恥ずかしいんですよッ!!
あー、あー、服ならここにあるよ!
それは…
エビルアーサーの上着、ですね…
…だから!上じゃなくて!下ですよ!
ついでに本人も転がってる。
ああ…彼も搾り取られたのか…
ズボンだけ溶かされてしまったようですね。
やっぱ、下を優先的に狙うんだろうね~…
…下がないのは残念ですが…何も無いよりはマシですね。
おお、丈が長いから下まで隠れた。
身長が低いのが幸いしましたね…
でも袖とかダボダボだね。彼シャツとか言うんだよねこういうの。
黙らっしゃい!
う う うう…
エビルアーサー、生きてるみたいだぞ。
彼は捕縛しておいたほうがいいと思います。
彼の戦闘力はぶっちゃけ悪戯王10人分ぐらいありますからね。追いかけられたりしたら困りますよ。
うーん…そうだね。特に恨みはないけど、そうしとく?
エビルカリバーも転がっているぞ。
没収しときましょう。
お おまえら おれに なにを…
はいはーい。すいませんねー。ちょっと縛るだけですからー。
…慣れてるね、オズさん。
僕も元悪役でしたし。
(悪役は緊縛の資格か何かを持たないとできないのだろうか)
エビルカリバーはオズが持っておいたほうがいい。
僕だけ戦闘手段がありませんしね。護身用に持っておきます。
…重いッ…
がんばれおじいちゃん…!
おじいちゃんではありません!!「初老」です!!初老は40歳ですよ!!!!!
なんか、イライラしてるね?
誰のせいで全裸になったと思ってるんですかッ!!
喧嘩はあとだ。次はヤシロを探すぞ!
はーい。
わかりました。
ト書き
部屋に残されたのは、下半身裸で亀甲縛りにされた堕王のみ。
あったぁ!俺の服!
よかったねアカネくん…!
聖剣もあったぜ。
あ~~よかった!壊されてたりしてたらどうしようかと!
ところでその聖剣、アーサーに渡すつもりだったんだっけ。
うん。でも、闇堕ちしちゃってたから、渡せなかったよ…
…ここって、悪戯王のアジトだろ。もしかしたらいるかもしれないぜ、アーサー。
闇堕ち解除さえできればいいんだけどなあ~…
!!
? どうしたのアカネくん?
誰か、今、通らなかったか?
敵…?
…いや、誰もいないみたいだ。俺の勘違いかも。
気をつけたほうがいいよ。いつ襲われるかわからないし。
…あ、そうだ!また騙し討ちに遭わないように、何か対策しておこうよ!
対策はしなくてもいいぜ。弱点知ってるからな!
ほんと!?
あの変身は、パンツまでは再現できねえんだ。だから、困ったらパンツを見ればいい。
……ハァ…そうなの…?
…ってことは、確認の為に私のパンツが見られるってこともあるんでしょ?
……そのときは…協力してくれよな…
渾身のイケメン顔で言われても困るよ!
ごめんな!!その時は俺の顔思いっきりぶん殴っていいからな!!
いや、殴りはしないよ…モヤモヤはするけど許すよ…
そこにいるのはアカネ達か?
おお、アオトか!オズいたか?
この通り、いますよ。
…なんでエビルアーサーの上着を…?
服を溶かされましたので…
ああ~…なるほど…
ヤシロはまだ見つかっていないが…
どこにいるんだろうね?
もしかしたら捕えられずに、うまいこと逃げたのかもしれないが…眼鏡がないからそれも無理だろうな。
眼鏡が弱点だもんねヤシロさん。
コンタクトに変えろよな~…
また二班に分かれて、探してみよう!
その必要はないよ。
誰だ!?暁美ほむらか!?
ト書き
次の瞬間、一行は白い部屋へテレポートしていた。
うおお!?なんだこれ!?
また元の場所に戻ってきちゃったよ!
暁美ほむらの仕業か!?
(私なんだけどなあ~…)
ト書き
悪戯王とようじょは白い部屋の上にある部屋にいた。
ハサウェイって、私が目視してるものにしか効かないんだよね~。
便利アイテムだから、そのくらいの縛りはないとね。
さっき通ったのは、もしかしてお前らだったのか!?
せいかーい!
おっとまずいまずい、マイクのスイッチ入りっぱなしだったよ。
作戦会議が漏れるところだったね。
危ない危ない。
シェイクスピアはここにいて。僕のサポートをしてくれるかい?
任せて!
ト書き
ハサウェイは書き綴る。
ト書き
「悪戯王と筆者の心が通じ合う。」
(ファミチキください)
(こ、こいつ、僕の脳内に直接…!?)
(何か指示があったら念じてね。)
(わかった。しかしお利口だなあ~シェイクスピアは!)
(頭撫でるのもいいけど、ご褒美にカウボーイビバップのブルーr)
それじゃあ僕は行ってくるよ。じゃあね!
最後まで聞いてよお!!
ト書き
悪戯王は穴に飛び込み、白い部屋へ。
上から来るぞ!気をつけろ!
上から悪戯王、参上!
ト書き
下からは水やら風やら炎やらが飛んできた。
出オチはやめなよお!
くそー!避けんなよ!
ふわふわ浮いてんじゃねえよ悪戯王!
降りてこい悪戯王!
いやだねー。地上に降りたらフルボッコするつもりでしょ?
だったら叩き落してあげるよ!
ト書き
風の力で飛び上がったミドリは、棍で悪戯王を殴打した。
ぐえっ…!
撃墜!
おっしゃー!俺たちに任せろー!
いくよーみんな!
総攻撃だ!
ト書き
アカネとアオトとヴィヴィアンは、落ちてきた悪戯王をボコスカせんと、駆け寄る。
ト書き
オズはエビルカリバーを持つのが精いっぱいなので遠巻きに眺めている。
がんばれーがんばれー。
おらああああ!!
おりゃーー!!
はああああっ!!
ト書き
悪戯王は、各々の武器を振り上げた三人の足元を掬うように、足払いをした。
ト書き
素っ頓狂な声をあげ、転ぶ三人。
三人の仇ーッ!アチョーッ!
ト書き
上からミドリ!
それっ!
ト書き
悪戯王はミドリの棍を掴み、ミドリごと放り投げる。
うわーっ!あぶなーっ!
ト書き
悲鳴をあげながらも、風の力を集め、空中で受け身を取った。
うわあ、格ゲーみたい。
僕もお忘れなくッ!
ト書き
遠巻きに眺めていたはずのオズは、40代の足腰の本気を見せつけた!
ト書き
しかし、渾身の一撃はあっさり躱される。
何で君がそれを持っているのかが疑問なんだけどねえ…
拾っただけですが何か?
上着も拾ったのかい?
拾いましたよ。たまたま。
追剥の間違いじゃないのかい?犯罪だよ?
存在自体が犯罪の塊のあなたに言われたくないですね!
イグナイト・リート!!
ワダツミ・ディーネ!!
ト書き
炎を纏った拳と、水の双刃が両脇から襲い掛かる!
不意打ちは禁止だってば!
ト書き
宙へ飛んで避ける悪戯王。どの口が言うか。
オズさんが引きつけてくれたおかげで、借りてたワダツミ返せたよ。ありがとう。
僕にできるのはこのぐらいですからね。
(足腰が痛い…エビルカリバー重すぎませんか…ッ!)
私も二刀流、やってみようかな!
ト書き
ヴィヴィアンは地に突き刺さったエビルカリバーを片手で引き抜いた。
ト書き
右手に聖なる剣、左手に堕ちた剣を、構える。
ヴィヴィアンさんかっこいい~!
重いね…これ…
でも片手で持ってますよね…?
ト書き
言うまでもないが、ヴィヴィアンはゴリラ妖精でもある。
食らえ~!堕聖の剣!
何かっこよく命名してるのさ、ドブ妖精!
ト書き
双剣を振り回す湖妖精の攻撃を、ひらりひらりと躱す悪戯王。
動きに無駄が多いが、やるな!
本職に褒められた!嬉しい!
援護するよー!それそれ!
えいやえいや!
ト書き
地上から風と炎の球が飛びかかる。
弾幕シューティングはよそでやっ…
ト書き
頬を聖剣が掠める。
(シェイクスピア!援護してよ!)
(ごめんね~、つい見入っちゃってた~。)
ト書き
ハサウェイは書き綴る。
ト書き
「堕王、全快で見参!」
うおおおっ!?
ト書き
白い部屋に、下半身裸で亀甲縛りにされた堕王が召喚された。
うわああ!堕王が来た!
なにこれ…
ト書き
流石の悪戯王も本気で引いた。
(あれ~?おかしいなあ…なんで縛られてるんだろう…?)
(君がやったんじゃないのかい…?)
(ちがうよ!縛ってはないよ!)
くそ!なんだこれは!縄をほどけ!
ト書き
ハサウェイは書き綴る。
ト書き
「堕王の縄は解かれ、服も元通りに。」
おおっ!?縄が解けた!服も直った!
す、すごい、魔法みたい!
悪戯王の魔法だよ~。
す、すげえ、こんなこともできるのか…!
(僕の魔法じゃないんだけどね)
(私なんだけどね)
エビル。加勢してくれないかな?
ト書き
堕王は辺りを見回し、状況を把握した。
…4対1は、流石にきついもんな。
僕をナチュラルに戦力外にするの、やめてもらえます?
加勢するのはいいが、武器は…
わ、渡さないからね!
ト書き
ヴィヴィアンはエビルカリバーを強く握りしめた。
あなた強いもん!
(シェイクスピア)
(任せて!)
ト書き
「湖妖精はうっかり手を滑らせた。」
うわっ!?ちょちょちょっ…!?あっ!
ト書き
エビルカリバーが手から滑り落ちる。
何やってんだよ!
ご、ごめん、急に手が滑って…!
ト書き
堕王はエビルカリバーを取った。
エビルカリバー・バースト!
ト書き
闇の一閃が、駆ける。
キャーーーッ!!
ヴィヴィアン!
大丈夫か!?
なんてね、平気平気!
ト書き
ヴィヴィアンの周りには、二層のバリアが張られていた。
防がれたか…
便利だよなあ…バリア…
欲しいなあ…
うらやましいな…
僕にも実装してもらいたいものだよ。
あんたは別にいらないだろ。滅多な事じゃ死なないんだし。
でも痛いものは痛いんだよね~。
スキあり!
ト書き
余所見をする堕王の懐に、誰よりも速く、目にも留まらぬ速さで飛び込むミドリ。
ト書き
ミドリの声に気づき、振り向く堕王。だが、遅い!
(仕留めた!)
ト書き
棍で突く!…が、返ってきたのは、硬い感触。
(防がれた…!?)
ト書き
ミドリが理解するより早く、剣は振り上げられ…
危ないミドリちゃん!
ト書き
二人の間に割って入るヴィヴィアン。
ト書き
バリアが一層、砕けた。
こっち!
ト書き
ヴィヴィアンはミドリの手を引き、退く。
ト書き
それを追いかけるように、闇の一閃が閃く。
ト書き
バリアがまた一層砕けた。
あ、ありがと、ヴィヴィアンさん…!
怪我はない?
全然。ていうか、何なのあいつの反射神経…!?
何なんだ俺の反射神経…!?
何で本人までびっくりしてるのさ!?
(素早さを強化しておいたよ~)
(ああ、それで…)
何だか今の俺はやれそうな気がする…!
やっちゃってやっちゃって。僕は後ろで応援してるよ。
手伝えよポンコツ!
今日一日走り回って疲れたんだよ~、もう休んでいいよね?
働けッ!
ト書き
堕王は悪戯王の襟首を掴み、さながらプロ野球のピッチャーのように、  投げた。
アアアーーーーーー!?!?!?!?
うおあっ!?なんか飛んできた!
ト書き
左右に散らばり、回避する主人公一行。
ト書き
壁に激突する直前に、空中で受け身を取る悪戯王。
人をボールみたいに扱わない!
いくらゴリラでもアーサーはこんなことしないよ…!
あのゴリラ強そうだぜ…!どうする!?
ゴリラを先に倒そう!
私が悪戯王を止めるから、みんなはアーサーをお願い!
わかった!
僕とのサシを選んだのかい?
ドブ妖精の恨みだよ!
……………あのー、えっと、僕は…
オズくんには、新しいお仕事をあげるね~。
ト書き
ハサウェイは書き綴る。
ト書き
「道化竜、全盛期へ戻る」
身体に、力が漲る…!?何ですか、この感覚は…!?
ト書き
オズの体が光に包まれる。
オズさん!?どうしたの!?
って、うわーーっ!?オズさんどんどん若返っていくよ!?
何ですって!?
何だって!?
どういうことだ!?
あ、あ、あれでしょうか!?再醒進化でしょうか!?ヤッホー!!ついに僕にもビッグウェーブが!!
嘘だ!!こんなの嘘だー!!
(嘘だから安心してね?)
(えっ?)
ト書き
ハサウェイは書き綴る。
ト書き
「道化竜、三度目の裏切り。」
ッ!!
オズさん?今度は何?
ト書き
俯く道化竜に歩み寄り、様子を伺おうとするミドリ。
ト書き
瞬間、ミドリは炎に包まれた!
イヤアアアアアアアアアーーーッッ!!!
み、ミドリ!?
水よッ…!!
ト書き
アオトは水を放ち、火を打ち消す。
ト書き
体中に火傷を負ったミドリが、倒れる。アカネはミドリを抱きかかえた。
ミドリ!!しっかりしろ、ミドリ!!
ト書き
返事は、ない。
今傷を癒す…!
ト書き
アオトがミドリの体に手を翳そうとするが…
ト書き
また、炎が閃いた。
うおっ!?何だ…!?どうしちまったんだよ、オズ!
………ります。
え…?
…裏切ります。僕は。
は…!?
…ええと、これは、どういう…ことなのかな?
悪戯王。あなたの味方に戻った、ということになりますね。
はあ~、なるほどね。ここで裏切っちゃうと。
嘘だろ!?お前、家族の為に、あいつを裏切ったんじゃ…
でもその家族ももういませんし、問題ないでしょう?
問題ないでしょう、だと…!?
長いものには巻かれろって言うじゃないですか。強いほうについただけですよ、僕は。
どうなってんだよ、これ…!?
(みんな戸惑ってる戸惑ってる~)
(ナイスだね、シェイクスピア)
(4対3なら流石に勝てるよね?)
(勝てる勝てる、余裕余裕)
(なんだ!?俺の脳内に直接ようじょとロキの会話が…!)
(僕の脳内にもきてますよ!)
(やっほー、シェイクスピアだよ~。テレパシー連携だよ~。)
(すげえ、こんなこともできるのか…)
(なんです、これ?新手の魔法ですか?)
(ハサウェイで書いたことが現実になってるだけだよ~)
(ああ、新手の魔法でしたね…)
(とりあえず、俺とロキであいつらを相手するから、オズはサポートよろしくな)
(ええ?僕がサポートですか?)
(魔法使いなんだろ?)
(確かにそうですけど、殴ったほうが早いですよ)
(魔法使いにあるまじき発言だね…)
(そろそろおしゃべりやめたほうがいいよ、敵が来てる!)
うおおおおお!!!許さねええええええ!!
許さなくても結構ッ!
ト書き
炎と炎がぶつかりあった。
ト書き
堕王の召喚、道化竜の三度目の裏切りで、一気に窮地に立たされた主人公一行。
ト書き
彼らは無事、脱出できるのか?
ト書き
つづくかもしれない。