ボカロ/ボイロ

昔の寂れた村人ってどう友達作ってたんだろ?それでも私より多そう――東北ずん子小説魔法少女編:第33話

「友達」って単語、「達」の部分に複数形的なニュアンスがあるので、二人以上いるのが当たり前という感じなんですよね……。
――と思って語源を調べたら、「達」には尊敬を表す意味もあるようで、一人しかいない場合でも当時から「友達」と呼べたそうです!ゼロ?うーん……。

タグ:東北ずん子 SS アイノベ ボカロ ボイロ 連載

なれーたーずん子
【前回のあらすじ】
・ベイビーずんだもん、合体して女将軍ずんだもんに進化
・弓子、やっぱり「ずんだアロー」の使い手の資格があった
・弓子、「ずんだアロー」を射てみることに
・射れなかった
なれーたーずん子
(――400年前・山の麓――)
なれーたーずん子
ぽてん、と、矢が弓子の足下に落ちます。
気まずい沈黙が流れるなか、真っ先に動いて矢を拾い上げたのは、弓子本人でした。
弓子
ごめんね、ずん子ちゃん。ずんだペーストに砂が……。
本文画像
東北ずん子
えっ……?
あ、ううん! 気にしないで!(;∀;)(ガクガクガク
本文画像
東北きりたん
(――めっちゃ気にしてますね……)
ずんだもん
……なぜだぞよ!?ヽ(`Д´)ノ

弓子の素質はこの私があどけないベイビーのふりをしt……ずっと見守りつつ確実に見定めてきたというのに……!?
東北イタコ
イタコeye!!(゚∀゚)(ピカー!!
本文画像
ずんだもん
ぎゃー! すまないぞよ! すまないぞよ!
みなさんの胸のお餅を堪能させていただきましたぞよ!
九州そら
『……女将軍の風上にも置けないずんだもんですね~(泣)
つるぎさまがいたら斬られていてもおかしくないですよぉ……』
ずんだもん
はっはっは!
その点ずん子のずんだもんは青少年にもお出しできる健全さで鳴らしていますなのだ!

おう、ずん子! ちょっと弓子に「ずんだアロー」の実演を見せてやるのだー!
本文画像
東北きりたん
――ずんだもん、調子に乗らないでください!!(きりたん砲)
本文画像
ずんだもん
ぐえー!

はい……。ずんだもん調子に乗りましたなのだ……。
中国うさぎ
……………………り、理不尽……。
普段きりたんぽの人も同じことやってるのに……。
東北きりたん
――ずんねえさまのことで調子に乗っていいのはわたしと、百万歩譲ってタコねえさまくらいですからね!
漆黒のめたん(四国めたん)
……。

ま、まあ、でも、手本を見せろっていうずんだもんの『闇の手招き―提案―』はまっとうじゃないかしら。
ずん子、やってみたら?
本文画像
弓子
……お願いします。
ずんだもん
はい……。ずんだもんずんだアロー形態に変身しますのだ……。
東北ずん子
えー……。えーっと、お手本と言われてそんな大したものでは……( ゚∀゚; )

ただこうやって、矢尻にずんだペーストをつけて、構えて、弦を引いて――。
本文画像
なれーたーずん子
――と、その瞬間でした。
ト書き
カー!(ヒューン
東北ずん子
きゃっ!?(´;ω;`)

な……なに!?
中国うさぎ
……………………カラス?
光り物じゃなくて矢を持っていくなんて。珍しい。
本文画像
東北イタコ
これで一気に二つもペーストが台無しに……(´;ω;`)

でも、心配ありませんわ(≧∀≦)ノ
ずんちゃんはいつも大量にずんだペーストを持ち歩いていますから、替えはいくらでも……。
東北ずん子
……ふ、二つも…………_(:3」∠)_
九州そら
『だ、ダメです~!(泣)
確かに替えはバッグの中にいくらでもありますがぁ、かといってずんだペーストを奪われたショックが癒えるわけではないみたいです~!!』
本文画像
東北きりたん
――で、であえであえー!!
皆の衆、あの不届き者のカラスから矢を取り戻しましょう!!
なれーたーずん子
どうにもこうにも、ずん子の身の回りというのはトラブルが絶えないもののようです。

真っ白に燃え尽きかけているずん子の手にずんだペーストを取り戻そうと、一同がやにわに騒がしくなりました。
九州そら
『チェーンジ、まーくつー♪
空中の相手ならぁ、まーくつーに任せてください~♪
本文画像

まずはですねぇ、カラスさまの周りを無重力状態にしてぇ……』
ト書き
カー!(ヒョイッ
ずんだもん
!?

か、かわしたのだー!? なんなのだあのカラス!?
中国うさぎ
……………………あのカラスから、かすかな妖力を感じる。
それも、よく知った……。
東北イタコ
……ちゅっ!? 変身したとたん、誰かからイタコ通信が……!!∑(´゚Д゚`)(ガガーン
本文画像
東北イタコ
『ほっほっほ。あれ、わしの使い魔じゃよにゃ』
九州そら
『なっ……!!(驚)』
東北きりたん
――ぐえー!? 暗黒大将軍!
暗黒大将軍
『各地の餡を集めさせてたんじゃが――まあ、しょせんは使い魔。今のおぬしたちの妖力ならわけもない相手じゃろうにゃ。

わしも、ずん子ちゃんの中が望外に居心地いいんで、もう少し眠ってたいしのう』
本文画像
中国うさぎ
……………………は?
もう少しって、あなたのもう少しは何十年単位の可能性が……。
暗黒大将軍
『じゃ、お身体をイタコちゃんに返すぞ。

おやすみじゃよ~にゃ』
東北イタコ
……はっ!?∑(´゚Д゚`)
漆黒のめたん(四国めたん)
……まったく。
人の器という禁断の筺の中に眠らせたのに、厄介ごとを持ってきてくれるわね……!
本文画像
九州そら
『ご主ずんさまが弱ってるからぁ、イタコさまに憑依できたんでしょうか~?(汗)

とにかくぅ、この距離じゃダメですね~。接近戦で勝負しないと……』
東北きりたん
――なら、わたしとそらさんで飛びましょう。

めたんさんたちは背中に乗ってくれれば……まあ、ちょっときりたんぽ鍋の香りが身体に染みつきますが、あっという間に追いついてみせますよ。
本文画像
漆黒のめたん(四国めたん)
き、きりたんぽ鍋の香り……。
夜におなかが鳴って眠れなくなりそうなのだけれど……。
東北イタコ
背に腹はかえられませんわ!!ヽ(`Д´)ノ
ずんちゃんのため、なんとしてもあの使い魔を引っ捕らえます!!
中国うさぎ
……………………いなば。大きいけど、乗る?
本文画像
東北きりたん
――乗ります!

では、魔法少女きりたん、行きまーす!(チュドオォォン
なれーたーずん子
骨まで揺さぶられる音がして、めたんたちを乗せたきりたんが自らを射出します。
自信があるだけあって、かなりの速度が出ているようでした。

――代償として、お味噌の香りが辺りを支配します。
NHKinイタコ
おおう、あっという間に見えなくなっちまった……。
すげえなあ「きりたん砲」……おまけに腹まで空かせてくるなんてなァ……。
たんちゃん
砲が四門ですから、出力も香ばしさも単純に倍ですよ。

わたしが力を貸せばもう2倍にまで届くんですが――まあ、今のあの子には、必要ないでしょう。
弓子
……ふふっ。あはは。
モブ2
少女「おねーちゃん?」
弓子
……拝啓、枝豆の女騎士様。

私、分かりました。
ずんだもん
……お?
それ、私のことかぞよ?
なれーたーずん子
総出でカラスを追いかける「魔法少女」たちを微笑ましそうに見つめながら、弓子は何かに気付いたようでした。
弓子
そして、ずん子ちゃん。

私、決めました。
東北ずん子
……あ、はい(´;ω;`)
本文画像
ずんだもん
(ずん子、完全に燃え尽きかけて話聞いてないのだー……)
弓子
……私、この場所に――学校を建てたいと思います。
東北ずん子
へー、学校を……(・∀・)ノ
東北ずん子
……えっ!?∑(゚Д゚ノ)ノ
本文画像
なれーたーずん子
――つづく――
東北ずん子小説新編はSS執筆支援サイト『アイノベ』(http://inove.jp/)を中心に更新しております
なれーたーずん子
「東北ずん子」は東北とずんだを応援する版権フリーのキャラクターです!
詳しくは(http://zunko.jp/)までどうぞ
この記事へのコメントもお待ちしています!
なれーたーずん子
第1話はこちら!→ http://inove.jp/ivsid1320
前回:第110話はこちら!→ http://inove.jp/ivsid1647
次回:第112話はこちら!→ http://inove.jp/ivsid1737
魔法少女編記事一覧はこちら! http://inove.jp/ivsid59