ファンタジー

マコトFullぱわー☆Lv0.5

2次元以上3次元未満の世界に迷い込んだ加茂川マコトとマネージャーのイシハラ。
どうにかなるとマコトに促され、ふたりは会場入りを目指すが…。

タグ:加茂川マコト イシハラ ことまきプロジェクト

加茂川マコト
あんな、イシハラさん……。
実は、気になってる事があんねん。
ト書き
躊躇気味に話し出すマコト。
会場までは車で10分もかからない所にまで来ている。
モブ2
何や、今更。
この状況で気にならん事の方が少ないわ。
加茂川マコト
それもそうなんやけど…。
あんな、イシハラさん。
加茂川マコト
何でそんな冷静なん?
モブ2
……いつも通りやろ。
加茂川マコト
そうやけど…。
ウチな。イシハラさんはウチを描いてる人やから、何が起こっても気にせぇへんのかなって思っててん。
加茂川マコト
でもそんな訳ないやんな。
そもそも自分の描いたキャラクターが、ある日いきなり目の前に現れて。
「今日から3次元でも頑張ります!」なんて変やんか。
モブ2
別にええやん。俺は納得したで。
知らん相手やないし。
加茂川マコト
確かに3次元に初めて来た時から、ウチはイシハラさん知っとったわ。
イラストとしてやけど、イシハラさんとは1年以上一緒にやってきた仲やねんから。
加茂川マコト
でも、イシハラさんは違う。3次元の人間や。
普通に考えて、すんなり受け入れられる訳ないやん。
加茂川マコト
今回のこれかて、普通やったらもっと、こう…。
「ああああぁぁぁぁ!!!」ってなる筈やん?!
……なぁ。もしかしてやけど、イシハラさんもウチと同じ…
モブ2
考えすぎや。
加茂川マコト
じゃあ何でそんな冷静なん?
ただの3次元の人やったら、こんな事になったらもっと取り乱してるで?!
モブ2
取り乱してるのは自分やろ。危ないし座っとけ。
ト書き
反論しようとしたマコトだが、イシハラ氏の二度目の「座っとけ」に、やむを得ず浮かせていた半身を戻す。
モブ2
…次元を超えるんは、マコトだけやないからや。
加茂川マコト
それってなに?!!やっぱりイシハラさんも――――?!
モブ2
やかましくするなら、もう話せぇへんで。
加茂川マコト
もうっ!!!ちょっと位は反応したってええやん!!!!!!
ト書き
シートにボフンと頭を付けたマコトを横目で確認してから、イシハラ氏は話を続ける。
モブ2
まぁマコトみたいに超えてくるんは聞いたことないけどな。
加茂川マコト
ウチみたいって、どういう事?
モブ2
よく「アイディアが降りてくる」って言うやろ。
加茂川マコト
うん。
モブ2
あれな、結局自分自身の中で作った世界に潜ってって、取材してきた結果やと思っとんねん。
加茂川マコト
???
え、つまりイシハラさんは前からウチの世界に来てたって事?
モブ2
来てたと言うより覗いてた、に近いけどな。
加茂川マコト
それ、めっちゃ凄いやん!!
幽体離脱って言うんやっけ?そんな感じ?!!!
モブ2
もっと漠然としたもんやって。
それこそ空想って言う方が正しいかも知れん。
加茂川マコト
まぁ結局あれやろ。
イシハラさんのウチのイメージは、ウチを見に来て決めてたって事やろ?
モブ2
まぁそういう事やな。
加茂川マコト
どっちにしろ凄いやん!
モブ2
だからな。
マコトが3次元に来る過程も、何となくイメージは持ってるんや。
加茂川マコト
ウチ自身がぼんやりとしか考えてなかったのに?
モブ2
せやな。
まぁ俺が3次元に来れるって考えてなかったら、マコトも来れてないやろし。
ト書き
イシハラ氏がそこまで話した時、車は会場の駐車場へと到着した。
モブ2
取り敢えず今は、自分が思うようにやってみ。
この事態は俺の想像を超えとるわ。
出来る事はマコトの手伝いだけや。
加茂川マコト
イシハラさん…ありがとう。
正直、何かよう分からんくなってきたけど…。
ウチの事を信じてくれてるんやな!ありがとう!
モブ2
おう。
ト書き
ふたりは車から降りると、会場の入っているビルへと向かって歩きだした。
モブ2
(「何かよう分からんくなってきた」って。もしかして何も分かってないんちゃうんかな…)
ト書き
今回の「ふるぱわー☆」は。


「「危ないし座っとけ。」」

イシハラさんだって実はふるぱわー☆
マコフルLv0.4⇒http://inove.jp/ivsid1990
マコフルLv0.6⇒???