ずん子ちゃん、ハイパーずん子ちゃんキックを開発する。
ずん子ちゃんの住む部屋。
はいーっ!
はいーっ!
はいーっ!
私が部屋に入るなり見た光景はっ!
あ、きりたんちゃん、いらっしゃい。
ずん子ちゃん、さっきの光景、質問してもよろしいですか?
ずんだアローに続く必殺技を開発しようと思って。
それでジャンプを何度も……。
何回も聞きますが、ずん子ちゃんはなんと戦ってるんですか……。
何回も聞きますが、ずん子ちゃんはなんと戦ってるんですか……。
ジャンプ&キックは必須だと思うの。
ほら、仮面ラ●ダーみたく。
ほら、仮面ラ●ダーみたく。
だからなんの必要性があるのかと聞いているんです。
ほらアニメ化も近いし?
フライング過ぎですよ。
それにそんな方向性にはいかないと思いますよ。
それにそんな方向性にはいかないと思いますよ。
艦娘さんたちだって戦ってるじゃない。
艦娘はキックしないと思いますが。
でもやっぱ流行りはバトルだと思うの。
きりたんちゃんの死を乗り越え、ラストバトルに挑む! とか?
きりたんちゃんの死を乗り越え、ラストバトルに挑む! とか?
また私が死ぬ前提じゃないですか。
ずん子ちゃんだって萌えキャラなんだから、
普通に考えれば日常系の萌えアニメだと思いますよ?
ずん子ちゃんだって萌えキャラなんだから、
普通に考えれば日常系の萌えアニメだと思いますよ?
いやあ、最近は仲間死んじゃう系多いらしいよ?
ほらまど●ギとかあるし。
ほらまど●ギとかあるし。
そんなん虚●玄脚本くらいですよ!
そんなダーク方向そうそういかないし!
そんなダーク方向そうそういかないし!
でもそっちの方が売れそうじゃない?
いくら売れてもそんな作品に登場なんてゴメンですよ!
鬱になっちゃいますよ!
鬱になっちゃいますよ!
よぉー。
どうしたンだい?
どうしたンだい?
今、新しい必殺技を開発しようとしてて。
ずんだアローがあるじゃないか。
アニメ化に当たり、新境地を開きたいのです!
だから誰も求めていませんって。
まあ、新必殺技を開発するのもいいかもな。
でしょう?!
え?!
なんでまた?!
なんでまた?!
だってずんだアローって
どンな敵でもずんだ餅に変えちゃうんだぞ?
えぐすぎンだろ?
どンな敵でもずんだ餅に変えちゃうんだぞ?
えぐすぎンだろ?
そ、そういう観点はなかったですが……。
確かに凶悪といえば凶悪な技ですねえ……。
しかもずんだ餅に変えた敵を食べるンだぞ?
非道に過ぎる。
非道に過ぎる。
あわわわわ。
大変なことに!
大変なことに!
しませんからね?!
そんな人倫にもとるような行為は?!
そんな人倫にもとるような行為は?!
原作でも何度かひとに矢を向けていたじゃねえか。
う、うう……それは、それですよ。
ラ●ダーキックの方がマシかもしれない。
意図したものと違いますが、
とにかく新必殺技の開発に協力してくれるんですね。
とにかく新必殺技の開発に協力してくれるんですね。
応。
合点ですよ。
とりあえず、どうやったら高く跳べるですかね?
ちょっと跳んでみろ。
やあっ!
(ぴょん)
(ぴょん)
がっかりですよ。
甘えに評価しても女子高校生の平均値程度じゃねえか。
そこが問題なんですよね。
そもそもジャンプ系の技をしようとしたのが間違いでは……。
うーん、カッコいいのだとどうしてもジャンプ系になっちゃうから。
その発想は今どき偏ってる気がするが……。
身体能力の強化って誰か出来ないのかな?
身体能力の強化って誰か出来ないのかな?
呼びました?
うわっ! いつの間に?
因果事象の果てにたどり着いただけ、と答えておこう……。
はぁ……?
くぅうう……!
で、毎度のように勝手に自分のセリフに照れる、と。
ホント、毎度めんどくさいひとですね。
私はこれでもメジャー観光地の萌えキャラだから。
すごい技を持っているのです。
すごい技を持っているのです。
そういえばそんな世界設定あったね~。
普通のご当地萌えキャラたちの
さらに上をいく超絶的な特殊能力の持ち主だったっけ。
そういえば。
さらに上をいく超絶的な特殊能力の持ち主だったっけ。
そういえば。
確かに北海道も国内ではメジャーな観光地。
そのご当地萌えキャラであるめろんさんにもあって当然ですか。
そのご当地萌えキャラであるめろんさんにもあって当然ですか。
そう! その名も!
「ハイパー・農村」!!
「ハイパー・農村」!!
はい?
くくく……!
照れてない! 照れてないからな!
照れてない! 照れてないからな!
まあ、これは誰でも恥ずかしい名称ですねえ……。
で、どんな技だ。
過酷な北海道の大地でも農作業を行なうため、
対象者の肉体能力を飛躍的に高める能力なのだ!
対象者の肉体能力を飛躍的に高める能力なのだ!
なんというご都合主義!
なるほど、それならスーパーなジャンプも可能だね!
ふむ、これはいけるかも。
近所の公園。
さあ、ここなら思い切り身体を動かせますよ。
幸い周囲に人影もなし。
安全ですね。
安全ですね。
ふむ、これなら大丈夫そうだ。
あ、これをいっておかなきゃ。
はい?
危ないから良い子は真似しないでね!
キラン✩
キラン✩
……まあ、いいや。
やるよ?
やるよ?
こーい!
秘技! ハイパー農村!
ち、力がみなぎる!
おお!
こりゃ、マジでいけそうだ!
いくよ~~~……。
とおっ!
とおっ!
跳んだぁ~~~っ!!
すげえジャンプだ!
やったね! ずん子ちゃん!
(どすん!)
う……。
う……。
おや? どうしました?
ものすごいジャンプだったのに。
ものすごいジャンプだったのに。
ビルだって軽々跳び越えられるぜ。
これなら必殺技に充分だね。
ダメ……。
今、重大な問題点に思い至ったの。
今、重大な問題点に思い至ったの。
はて? 特に不都合があったようには……?
忘れてたけど……。
私、高所恐怖症だったんだ。
私、高所恐怖症だったんだ。
ぎゃふん! ……とでもいえと?
ぎゃふん……。
そこは気を使うところじゃないです、めろんさん。
まさかあんな高く飛ぶなんて思ってなかった。
おいおいおいおい!
それで納得しろってか?!
それで納得しろってか?!
元々、私にはずんだアローがあるし、
別に新しい技も必要ってわけでもないし……。
別に新しい技も必要ってわけでもないし……。
テンション、だだ下がりですね!
私が来た意味は……?
いやー、なんかゴメンね。
どうすンだ、この空気。
春だというのに真冬に逆戻りですよ。
あうう……。
どうにかならないかな。
どうにかならないかな。
ええい!
オチだ! とにかくオチをつけろ!
ずん子ちゃん!
オチだ! とにかくオチをつけろ!
ずん子ちゃん!
え? え? えええ?
さ、責任とって、思い切り面白いオチを。
ハードル上げないで!
これはハイパー農村でも、どうしようもないですねえ。
超他人事!
さ!
どうするどうする?!
どうするどうする?!
も、モノマネします!
え?
きりたんちゃんの真似!
「でゅふふ。ふとももが! ふとももが!」
「でゅふふ。ふとももが! ふとももが!」
そんなじゃないでしょ、私!
ちょっと面白かった。
うん。
ええ~?!
変なとこで飛び火来たーっ!
変なとこで飛び火来たーっ!
とりあえず、ウケてよかった!
なにいってんですか!
って、これがオチ?!
って、これがオチ?!
終わり。