AIに「ギャップ萌え」は作り出せるのか――東北ずん子小説日常編14
先日のAlphaGOの対局を見るにつけ、もしかしたらAIには我々人類には見えないモノが見えているのではないかという思いを強くさせられます。
それに、AIは星新一に近いショートストーリーも書けるようになってきているとか。
膨大なデータを活用した自己学習によって人間の固定観念を打ち破るような一手を生み出せるのだとしたら、それはまさしく「ギャップ萌え」!
「私はこういうキャラだからこういう髪型で行こう」という思い込みにAIが一言!
『お嬢さま、機は熟しました。まわりの皆様のお嬢さまに対するイメージはお堅い女として定まりつつあります。
いまこそ! いまこそこのゆるふわウェーブを選びイメチェンするのです!!
きっと今までのイメージとの落差で、皆様はお嬢さまにメロメロになることでしょう!!!』
それに、AIは星新一に近いショートストーリーも書けるようになってきているとか。
膨大なデータを活用した自己学習によって人間の固定観念を打ち破るような一手を生み出せるのだとしたら、それはまさしく「ギャップ萌え」!
「私はこういうキャラだからこういう髪型で行こう」という思い込みにAIが一言!
『お嬢さま、機は熟しました。まわりの皆様のお嬢さまに対するイメージはお堅い女として定まりつつあります。
いまこそ! いまこそこのゆるふわウェーブを選びイメチェンするのです!!
きっと今までのイメージとの落差で、皆様はお嬢さまにメロメロになることでしょう!!!』
(――山道――)
うん……。もう三日も(´・ω・`)
こんなこと初めてだから、どうしたのかなーって思って、姉さまの同僚さんに聞いたらね、
こんなこと初めてだから、どうしたのかなーって思って、姉さまの同僚さんに聞いたらね、
格が高そうなイタコ「ヒェッヒェッヒェッ!! ――あの子なら、山頂におるよ」
って言われて。
様子を見に行こうと思ったんだけど、この時期の登山は怖いなーって(ノ∀〃)
様子を見に行こうと思ったんだけど、この時期の登山は怖いなーって(ノ∀〃)
それで、わたくしの『出番―ターン―』ってわけね。
めたんは熱エネルギーの使い手。しかも、植物にエネルギーを与えて、動物のように動かすこともできます。
熱エネルギーを帯びた「使い魔」たちが先導して残雪や凍結を溶かすことで、ずん子たちは比較的安全に山登りができていました。
熱エネルギーを帯びた「使い魔」たちが先導して残雪や凍結を溶かすことで、ずん子たちは比較的安全に山登りができていました。
それにしても、『そんなところ―山頂―』で何やってるのかしら、イタコさん。
修行かなあ……( ;´∀`)
――あ、いた。
――あ、いた。
おーい! 姉さま……のほかに、もう一人いる!∑(゚Д゚)
あら。そらじゃない。
イタコと向かい合って座っていたのは、意外な人間。
宇宙開発用アンドロイドの、九州そらでした。
宇宙開発用アンドロイドの、九州そらでした。
そして、ふたりが行っているのは――、
『……………………』(パチッ
え……?
い、囲碁?( ゚∀゚; )
――東北ずん子小説・日常編 14話――
……姉さまとそらちゃん、囲碁やってたの!? 三日も!? こんなところで!?((((( ;゚Д゚)))))
にゃっ……!?∑(`Д´)
……あれ?(´・ω・`)
あのー、姉さま? そらちゃん?
あのー、姉さま? そらちゃん?
イタコとそらは、ずん子が来たことにすら気付かないほど盤面に集中しているようです。
しかも、イタコはネコ口調になっています。「口寄せモード」のようです。
あのー、ふたりとも。
囲碁はいいけど、せめてふもとで……( ;^ω^)
囲碁はいいけど、せめてふもとで……( ;^ω^)
え?(´・_・`)
あの二人がいま行っているのは――人類の存亡をかけた『戦い―囲碁―』なのよ!
じ、人類の存亡!?∑(゚Д゚; )
そう。だから、できるだけ誰にも邪魔されない場所で、他人の声に気付かないほど真剣に戦っているの。
――わたくしたちはいま、歴史の目撃者になっているのよ!
――わたくしたちはいま、歴史の目撃者になっているのよ!
――そう、『最終戦争―アポカリプス―』の――!!
『……!?!?(汗)』
!
か、返した……!?
か、返した……!?
え!? めたんちゃん、囲碁分かるの!?∑(´゚Д゚`)
だから、ただの囲碁じゃないの! 『アポカリプス』なの!
いまの一手がなければ、人類は――そらたち『人工知能―アンドロイド―』に支配されていたのよ!!
見なさい、そらの目を!
『……………………』(パチッ
いつもの優しいそらの目ではない……。
――きっと、地球上の人工知能が彼女に力を貸しているのよ!!
――きっと、地球上の人工知能が彼女に力を貸しているのよ!!
そ、そんな……!(´;ω;`) そらちゃん、元に戻って!
無駄よ。あのふたりに、わたくしたちの声は届かない……。
人類の未来は、イタコさんに託されたの!!
人類の未来は、イタコさんに託されたの!!
……っ!
お願い、イタコ姉さま! そらちゃんを助けて!ヽ(゚`Д´゚)ノ
お願い、イタコ姉さま! そらちゃんを助けて!ヽ(゚`Д´゚)ノ
……………………(パチッ
大丈夫。今のところ、『戦況―みらい―』は互角……。
――っ!?
な、何があったの!?( ;゚─゚)
いまの一手で……。
人類のファッションが人工知能に支配される未来が確定したわ……。
人類のファッションが人工知能に支配される未来が確定したわ……。
ファッション?
ええ。人類は皆、そらみたいなファッションセンスになる――!
そ、そらちゃんみたいな服を……!?
(ずん子想像中)
そうね……。
わたくしも、この『白ロリ服―アイデンティティ―』を捨てるくらいなら、最後まで人工知能に抗ってみせるわ!
わたくしも、この『白ロリ服―アイデンティティ―』を捨てるくらいなら、最後まで人工知能に抗ってみせるわ!
え? あ、いや。
え?
いや、そこまで熱くなるほどじゃないんだけど……(ノω`*)
……。
まあ、貴女は普段から色んな格好させられてるものね……。
まあ、貴女は普段から色んな格好させられてるものね……。
……………………(パチッ
今度はなに!?(゚ω゚; )
い、イタコさんは、人類最後の『希望―使者―』として、ずん子を派遣する気だわ!!
わ、私を!?
ええ……。
人工知能軍の本拠地である月に向け、人類に残された最後のロケットで、たった一人……!!
人工知能軍の本拠地である月に向け、人類に残された最後のロケットで、たった一人……!!
『……………………』(パチッ
! 来たわ! AIの『迎撃システム―ミサイル―』!!
ち、違うよそらちゃん!ヽ(゚`Д´゚)ノ
私は……私は対話のために来たんだよ! お願い、話を聞いて!!
私は……私は対話のために来たんだよ! お願い、話を聞いて!!
無駄よずん子! いまのそらに、自我はもう……!
それでも! 私は語りかけ続けるんです! そらちゃんを信じて!!ヽ(`Д´)ノ
……………………にゃあっ!!(パチッ
!? 人工知能が――『動揺した―バグった―』!?
届いたの……?
『……………………ぐっ……』(パチッ
そらちゃん! そんな苦しそうな顔してまで戦うのはやめてーっ!!・゚・(゚`Д´゚)・゚・
――いまにゃ!!(パチッ
!? ずん子、戻りなさい!!
……えっ!?∑(゚Д゚; )
そ、そんな!? あと少し、もう少しなのに!!
『……………………!!』
ああっ、そら! そこに打ってはダメ!
その手は、人類も人工知能も滅ぼす、悪魔の一手よ!!
その手は、人類も人工知能も滅ぼす、悪魔の一手よ!!
そ、そらちゃーん!!(´;Д;`)
『――もう、この手しかぁ……!!』
う……。
え!? ちょ、ずん子!?
辛抱たまらなくなったずん子は懐からずんだ餅を取り出すと――対局しているそらのもとに駆け寄り、その口に、ずんだ餅を押し込みました!
『……むぐっ!?』
ダメだよそらちゃん! 考え直して!ヽ(*`皿´*)ノ
思い出して、そらちゃん。私たちと過ごした日のことを。みんなでバカばっかやった「ふるさと女学院」での日々を!
人類と人工知能はきっと手を取り合ってやっていける! その証拠が、まさにそらちゃん自身なんだよ!!(;∀;)
人類と人工知能はきっと手を取り合ってやっていける! その証拠が、まさにそらちゃん自身なんだよ!!(;∀;)
『もぐもぐもぐ……。ごくん』
『な、なんの話ですか~?(汗)』
……え?( ゚д゚ )
いまのところ、30戦29敗。
もう少しで念願の一勝できたところですのに……(´・ω・`)
もう少しで念願の一勝できたところですのに……(´・ω・`)
29敗!?
そんなに負けたら人類は……!?(´;Д;`)
そんなに負けたら人類は……!?(´;Д;`)
『……人類???』
ほ、ほら! そらちゃんの目が光って……!
え? あれ?
ほら、先日人類対AIの対局がありましたわよね?
あたし、あれを見て興奮しちゃって……イタコ対アンドロイドならどうなるかなーって、そらちゃんにお願いしたんですわ!ヽ(゚∀゚)ノ
あたし、あれを見て興奮しちゃって……イタコ対アンドロイドならどうなるかなーって、そらちゃんにお願いしたんですわ!ヽ(゚∀゚)ノ
え、ええええっ!?(゚ω゚; ) それだけ!?
……………………(クルッ
……(フイッ
ち、違うの。ずん子があまりに素直に信じるから、つい……。
悪ノリしすぎだよ!(`;ω;´)
そんなめたんちゃんには罰として、いまから私と買い物に行って――
そんなめたんちゃんには罰として、いまから私と買い物に行って――
――パンツルックになってもらいます!!
……えっ!?
よし行こう! 髪型も変えよう!(# ^ω^)(ズルズル
――その後、「白ロリ服を脱がされためたん」を見たきりたんたちが、
「これは世界滅亡の前触れ!」
と勘違いし、思い込みは連鎖していきますが――それはまた、別のお話。
「これは世界滅亡の前触れ!」
と勘違いし、思い込みは連鎖していきますが――それはまた、別のお話。
――おわり――
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