EXボイスを求めて。 #4
#4です。よろしくお願いします。なんかあまりの暑さに変な作品投稿してる人がいましたねーwいやーああはなりたくないなぁw
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私の眼の前に広がる設計資料。緑、赤、青…戦隊物のヒーローのカラーみたいだ。私紫だから出番ないなぁ…とかそんな考えが頭をよぎった。
「どうしました?ぼうっとして。」
「いや、別に…。それで?この資料の山をどうしろと?」
「はい。まずは私の資料…は、まぁちら見程度でいいです。」
「?なぜ。」
「いいんですっ!なんか恥ずかしいんですよ!」
「とりあえず、私、東北ずん子には元からEXボイスが付いている、ということだけ分かっていればいいので。」
そういってずん子は語気を強めて言い放ち、自分の設計資料を横に置いた。
「次にこの姉妹の資料を見て下さい。」
「これね?確かずん子の後から着た娘たちよね?」
「はい。琴葉茜と葵です。」
そういってずん子は姉妹の資料をペラペラめくり、あるページを開き私によこし
「ここのマーカーで引いてある所を読んで下さい。」
と言ってきた。そこにはこう書かれていた。
VOICEROID+琴葉茜・葵は、入力文字読み上げソフトである。関西弁で喋る琴葉茜、標準語で喋る琴葉葵、二種類のプログラムを収録。
「変だと思いませんか?」
「何が?別におかしいとは思わなかったけど。」
「ゆかりさん…
関西弁を喋るVOICEROID+と標準語を喋るVOICEROID+、分ける必要があると思いますか?」
関西弁を喋るVOICEROID+と標準語を喋るVOICEROID+、分ける必要があると思いますか?」
「…確かに。」
まあ、わざわざ分けずとも一人で二つ喋れるようにすれば良いとは思うが、ずん子の考えが全く読めない。何を伝えようとしてるんだ?
「ここからは私の推測です。」
ずん子は一つ息を吐き、呼吸を整えるとこう切り出した。
「琴葉葵には隠された能力がある。」
「…!」
「先程も言いましたが、私にはEXボイスというオプションが付いています。そして、琴葉茜には関西弁ツール。こうきているのに、琴葉葵にだけ何のオプションが付いていないのは明らかに不自然です。」
「そこで隠された特殊能力って訳ね。」
「はい。それともう一つ。私と琴葉姉妹にある共通点、そして私たちVOICEROID+と琴葉姉妹との相違点って何か解ります?」
「…共通点は“抑揚”でしょ?」
「はい。その通り、抑揚効果です。」
「相違点?琴葉姉妹にしか無い能力よね……ちょっと解らないわ。」
「答えはSAAです。」
「は?」
「SAAというのは、“Separate All Accent”の略です。これがあの姉妹にはプログラムされています。」
「separate all accent…全アクセント分割…、これって!?」
「えぇ…EXボイスの制作に役立ちそうじゃないですか?」
確かに…
この機能があるとないではかなりの差がある。というのもアクセントを一つ一つ分解できるというのは、それだけ自然なアクセントに近づける、つまりはその分流暢に喋れるというわけだ。
この機能があるとないではかなりの差がある。というのもアクセントを一つ一つ分解できるというのは、それだけ自然なアクセントに近づける、つまりはその分流暢に喋れるというわけだ。
「抑揚、関西弁ツール、そしてSAA…これだけの機能を集めることが出来たなら、確実に完成に近づくはずです。」
「…分かったわ。これでいきましょう。」
二つ返事で引き受けたのは理由があった。これでもし、全くEXボイスの役に立たなかったとしても私自身の性能が上がることには間違いからだった。
「方針はそれでいいとして。何から始めたらいいかしら。」
「すみません…私もそこまでしか考えが及ばなくて。」
そのときふとある場所を思い出した。私達の生まれたあの場所である。
「ずん子、研究所に一度行きましょう。もしかしたら何か分かるかも知れないわ。」
「…」
「ずん子?」
おお。珍しい。ずん子が物凄く嫌そうな顔をしている。
「本当に行くんですか?」
「何かマズいかしら?」
「あぁ…いえ、研究所はちょっと…」
「意外ね。あなたにも苦手なものがあるのね。」
「ありますよ。私別に神様や聖人じゃないんですから。」
そう言うずん子の表情は表面上は笑っているように見えたが、どこか辛そうにも見えた。
「…いいわ。私一人で行ってくるから。」
「あ、いえ!大丈夫です!!この作戦提案したの私ですし、ゆかりさんの手伝いをすると決めたので!!」
「ほんとに?無理してるんじゃないの?」
「大丈夫です!!大丈夫ですから!!」
「そう?まぁ無理そうなら途中で帰りなさいよ?」
「はい。お気遣い感謝します。」
そういって二人は身支度を始め、研究所へと向かった。
#4完 #5に続きます。
ここから補足やらなんやら。本編のストーリー無関係です。(興味ある方だけ。)
いつもご愛読いただきありがとうございます。とりあえずここで第一章終了です。お疲れ様でした。
見切り発車で始めたこの物語ですが、まぁギリギリどうにか週一更新できました。多分普通の小説だったら絶対無理ですね。
そもそもこのお話は自分の上げた動画の続きが一年空いてしまうということで、パソコン使えないなりになんかしたいなーという考えで生まれた物です。(動画の方から飛んできた人が何人いるやら…)
動画から飛んできてくれた方、もしくは動画に興味を持って見てくれた方へ動画について説明を。現在水面下で作業進行中です。結構色んな方に協力していただいてもらっていますので、その協力を反故にして続きを上げないということは絶対にないのでどうか安心して気長にお待ち下さい。
ここで唐突に質問なのですが、
ぶっちゃけ続き見たいですか?
個人的には待たせてる人に対し恩返し?謝罪?は出来たかなと思っております。(出来てないならすみません)
ぶっちゃけ続き見たいですか?
個人的には待たせてる人に対し恩返し?謝罪?は出来たかなと思っております。(出来てないならすみません)
それに関するコメントを何かしら残して頂けるとありがたいです。
いや!別に続きの話でなくても構いませんよ!今までの感想とか気軽にコメントしていってください。長文になってしまいすみませんでした。
いや!別に続きの話でなくても構いませんよ!今までの感想とか気軽にコメントしていってください。長文になってしまいすみませんでした。
もし続きを書くとしても、恐らく今までみたいな週一更新は厳しいかと思います。それだけはお許し下さい。それではー!!