貧乏王とメイド騎士は今日も爪に火を灯す 「貧乏王よ登城せよ!」
・なんだか面白そうなサービスだったので使ってみました。
・作者のついったー 【https://twitter.com/heitanzaka】
・アイコンはDragonicsさんのフリーアイコンを使わせていただきました。 【http://seiga.nicovideo.jp/user/illust/33233200】
・作者のついったー 【https://twitter.com/heitanzaka】
・アイコンはDragonicsさんのフリーアイコンを使わせていただきました。 【http://seiga.nicovideo.jp/user/illust/33233200】
この国はもう滅びた方が良いんじゃないかな。
はぁ?
ただいま。
そんな訳で一緒にこの国を滅ぼそうよ近衛騎士ちゃん。
そんな訳で一緒にこの国を滅ぼそうよ近衛騎士ちゃん。
おかえりなさい。
寝言は寝ている時に夢の中だけで呟いてください王様。
寝言は寝ている時に夢の中だけで呟いてください王様。
意識ない時に寝言る権利すら剥奪とかどこの独裁者だよ。魔王も真っ青の圧制だっての。
魔王とか何夢見がちなこと言ってんですか。
ちょっと!
一応、ウチのご先祖様は魔王倒した功績で王様になったんだからね!
仮にも君、僕に仕える近衛騎士でしょ!
一応、ウチのご先祖様は魔王倒した功績で王様になったんだからね!
仮にも君、僕に仕える近衛騎士でしょ!
いやー、確かに形式上は王様の部下ですけど……お給料払ってくれてるのは国ですよね?
僕、王様!
その国で一番偉い人!
その国で一番偉い人!
そんなこと言って、何の実権もないじゃないですか。
政治動かしてるのは貴族院だし、軍隊は騎士の一族に牛耳られてるし。
完全、お飾りですね王様。
政治動かしてるのは貴族院だし、軍隊は騎士の一族に牛耳られてるし。
完全、お飾りですね王様。
ぐぬぬ。
むしろお飾りの方がまだマシかもしれないですね。
だってなぜか王様じゃなくて公爵がお城に住んでますもんね。
だってなぜか王様じゃなくて公爵がお城に住んでますもんね。
おかしいよな。なんで王様である僕が郊外のボロ屋敷なのに、あの禿狸が王城住んでんだよ。
しかも年々、国から支給される金額は削られる一方。一体、どこに生活費稼ぐために内職する王様がいるんですかって話だよ。
しかも年々、国から支給される金額は削られる一方。一体、どこに生活費稼ぐために内職する王様がいるんですかって話だよ。
私も近衛騎士とか名乗らされてるけどただのメイドですし。
バイトの。
バイトの。
……騎士家の人間の忠誠心の無さにはびっくりだよ。
まさか募集かけて一件も応募がないとか。
まさか募集かけて一件も応募がないとか。
私も求人情報誌に『求む近衛騎士。家事が出来る人間(騎士の経験があれば尚良し)』とか載ってるのを見た時は何の冗談かと思いました。
……騎士とメイドを別々に雇う余裕なかったんだよ。
そもそも騎士って必要なんですか。
こんなボロ屋敷に忍び込むドロボウなんていませんよ。
こんなボロ屋敷に忍び込むドロボウなんていませんよ。
おまっ、仮にも王の居城に向かってボロ屋敷とか!
さっき自分でボロ屋敷って言ってた癖に……。
それならせめて雨漏りぐらい直して下さいよ。
それならせめて雨漏りぐらい直して下さいよ。
分かったよ……今度の休みにでも僕が直すよ。
……王様直々に治すんですね。
金がないからな!
自信満々に情けないこと言わないで下さい!
こちらとら生まれた時から貧乏暮らしだっての!
今時、そこらの一般市民の方が良い生活してるわ!
今時、そこらの一般市民の方が良い生活してるわ!
酷いですよねぇ、王様は勝手に就職もできないなんて。
今日、久し振りに呼び出されて城に行ったら普通に兵士に止められたわ。
徒歩で出掛けたんで、てっきり散歩かと思ってました。
だって辻馬車に乗る金もないしな。
呼び出すならせめて交通費ぐらい出して欲しい。
呼び出すならせめて交通費ぐらい出して欲しい。
しかも完全に普段着ですよね。その格好。
これが一張羅だっつーの。
一回ぐらい古着以外に袖通してみたいわ。
一回ぐらい古着以外に袖通してみたいわ。
……あれ? じゃあ、今私が着てるメイド服ってどうやって調達したんですか?
……。
ちょっと! なんで急に目を逸らすんですか!?
世の中、知らずにいた方が幸せなことってのもあるんだよ。
脱ぎたい。今すぐこの服脱ぎたい。
で、城に呼ばれた訳だが。
なんで城行ったんでしたっけ。
なんか憲法改正するから判子押してくれってさ。
で、問題だったのは城の兵士だったわけよ。
で、問題だったのは城の兵士だったわけよ。
まぁ、普通は王様が歩いてくるとは思いませんもんね。
僕だってまさか歩かされるとは思わなかったよ。
で、城門のとこで僕が王様だって言ったんだけど全然信じてくれないの。
で、城門のとこで僕が王様だって言ったんだけど全然信じてくれないの。
そりゃそうでしょう。
どう見ても王様には見えませんもん。
どう見ても王様には見えませんもん。
いや、そうじゃなくて。
『この国に王様がいる』ってことを信じてもらえなかった。
『この国に王様がいる』ってことを信じてもらえなかった。
……。
あんまりしつこく食い下がったもんだから最終的には留置所にぶち込まれたよ。
んで、今帰ってきたとこ。
んで、今帰ってきたとこ。
それは……そのお勤めご苦労様でした……。
しかも何が一番ショックだったかってさ。
……はい。
留置所の食事が我が家より豪華だったんだ……。
……うわぁ。