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優しさの向こう側へ!

初対面の印象が良い人間ほど、後々のおつきあいで苦労するということはあるもんです。

タグ:ハーモニー ハーモニー(アニメ) アイドルマスター

p head (HAB edition)
みなさん! 初めまして!

ボクは新米プロデューサーです、よろしく!

ちなみに、嫌いな薬用石鹸はミューズです!
p head (HAB edition)
そんなわけで、ボクはニート生活を脱しようと、幾多の面接を受け続け、落ちることも数知れなかったのですが、このたびようやく正社員となりました!

まさにアベノミクス様々。こうして景気が良くなるまで雌伏していた甲斐があった!
p head (HAB edition)
しかし、仕事の内容は若干不安です。

なんと、ボクは仕事は、アイドルのプロデュースなんです。

そりゃ可愛い女の子は好きだけど、大変そうな業務ですよね。
p head (HAB edition)
でも、こんな弱音を吐いていてはいけない! 今日は、まさに初出社日なのだ!

この雑居ビルのボロッちいワンフロア。ここで""圧倒的成長""を成し遂げねば!

いま、愛する我が社『110プロ』のドアを開けることで、社会人人生の第一歩を、踏み出す!!
boss (HAB edition)
"雑居ビルのボロッちいワンフロア" とは失礼な。
p head (HAB edition)
しゃ、社長!

いつからココにいたんですか!?
boss (HAB edition)
"みなさん! 初めまして!" のあたりから。
p head (HAB edition)
最初からじゃないですかぁ〜〜。す、スミマセンスミマs
boss (HAB edition)
いや、いいよ。

むしろ、ボロッちいという発言より、""圧倒的成長""を望む熱い独り言の方に感心した。

私たち2人で、この110プロを大企業に""圧倒的成長""させて行こうじゃないか!
p head (HAB edition)
え、2人?
boss (HAB edition)
言ってなかったかな。社長の私と新米プロデューサーの君、以上二名がこの会社の全社員だ。
p head (HAB edition)
(言われてみれば、採用選考のときも、いきなり社長面接だったな)
boss (HAB edition)
だが、安心したまえ。所属アイドルの方は3名いるんだ。
p head (HAB edition)
(それ、スゴイの? ダメなの?)
boss (HAB edition)
早速紹介しよう。
boss (HAB edition)
御冷ミァハくんだ。
p head (HAB edition)
新米プロデューサーです! よろしくお願いします!
M (HAB edition)
……
p head (HAB edition)
(?)

110プロでは新入りですが、精一杯頑張りたいと思います!
M (HAB edition)
……
p head (HAB edition)
(??)

ボクは新米プロデューサーにゃー。これからヨロシクにゃー!
M (HAB edition)
……
p head (HAB edition)
(え、完全無視。というか、恍惚とした表情をしたまま、視線をさまよわせている)
p head (HAB edition)
御冷さん、なんというか、おクスリのようなものを、おキメになってるのですか?
boss (HAB edition)
いや、彼女は違法薬物をやったりしない。

御冷くんは、どうも生まれつき意識がないタイプらしくてな。
p head (HAB edition)
(ナニソレ、イミワカンナイ)
boss (HAB edition)
だが、安心しろ。

歌唱、ダンス、演技。その全てが、自明に選び取られる。握手会を開けばファンと会話することもできる。

ただ、それらは全て自明に選び取られた判断であって、意識を持った存在の選択ではないと言うことだ。

ファンも含め我々は、彼女の行動から意識を持っているか否かを区別することは出来ないんだ。
p head (HAB edition)
(じゃあ、さっきボクに反応しなかったのは、『いちいち挨拶する必要がない』ということが自明に選び取られたってことだし、意識ある普通の女の子が『コイツうざいから無視』と選択するのとなんら変わらないのでは???)
boss (HAB edition)
次は、霧慧トァンくんだ。
p head (HAB edition)
新米プロデューサーです! よろしくお願いします!
T (HAB edition)
チィーっす。
p head (HAB edition)
(粗雑な物言いだが、元気な良い子じゃないか……って、うわ臭っ、酒臭っ!)
boss (HAB edition)
コラ! 霧慧くん! また酒飲んでるな! 週刊誌沙汰になるから止めろと言っただろう!
T (HAB edition)
アハハ、社長ウケる。週刊誌載るほど注目されてないっしょー。
p head (HAB edition)
(うわあ、歯がヤニで真っ黄色。素材が良いのにもったいない……)
boss (HAB edition)
まあ、こういう子達の面倒を見るのも、君の仕事な訳だ。
C (HAB edition)
大丈夫。ミァハとトァンの面倒は私が見てるから!
boss (HAB edition)
……。この子が、零下堂キアンくんだ。
p head (HAB edition)
新米プロデューサーです! よろしくお願いします!
C (HAB edition)
まあまあ固くならなくて良いから。一緒に頑張ろうね!

あ、ミァハちゃん、ヨダレ垂れてる。ちょっとごめんね!(スタスタ)
p head (HAB edition)
彼女らには言えませんけど、キアンくんが一番扱いやすそうですね。
boss (HAB edition)
と、思うだろ? でもキアンくんにも気をつけた方がいいんだ。

まあ、ああやって他の2人の保護者を気取るのは有り難いが、どうも本人も無理しているようでな。
p head (HAB edition)
boss (HAB edition)
とにかく、キアンくんの周りに刃物を置くのは止めてくれ。たとえペーパーナイフであっても隠せ。
p head (HAB edition)
そんなこと言われても、外で洋食を食べたらテーブルナイフとか出てきますよ。
boss (HAB edition)
『テーブルナイフ』!!! それが一番危ないんだ!!! とにかく気をつけるんだぞ!
boss (HAB edition)
取りあえず顔見せはこれくらいにして、渡しておきたい資料がある。ちょっとここで待ってなさい。
p head (HAB edition)
(悪い意味で個性的な3人。一体ボクの社会人1年目はどうなっちゃうんだろう。。。)