冬にアイスを食べるのは分かるけど夏に鍋ってどうなの?《実食編》
いくら夏に熱いものを食べるのが良いからってこんなくそ暑い時期に食べたくはないですよね。皆さん熱中症にはお気をつけて。水分補給は大切に。
参考レシピ:http://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1100005386/
参考本(はじめての漢方手帖): http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4896102932?pc_redir=1405478821&robot_redir=1
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近所のスーパーにて
(ねぇ…ゆかりさん…)
(なによ。)
(このまま別の鍋の材料を各自買って大丈夫なんでしょうか?)
(…私たち二人の出した案はキムチ鍋ときりたんぽ鍋。この組み合わせはまだ大丈夫なはず。単純にきりたんぽ鍋が辛くなるだけだと思うわ。)
(…)
(ただ、マキさんの用意する材料が解らないのが問題なのよね。)
(そうですね…まぁマキさんですから、流石にとんでもない食材は入れない、と信じることにします…)
(えぇ、そうね。)
「二人とも!何こそこそ話してるの?」
「い、いえ別に。」
「そう?いやー楽しみだねーグレー鍋!」
「そ、そうですね…」
(怖いなぁ…)
(私、胃薬追加で買っておきますね。)
(ええ、よろしく頼むわ。)
3人はそれぞれ買い物をすまし東北家へ戻ってきて鍋の準備を始めた。
そして…
さぁ電気消すよー
パチッ
「さぁ…皆箸をとって。」
「あの、マキさん…」
「ん?どうしたのゆかりん?」
「これ、暗くする必要あります?」
「イヤイヤ!暗くしなきゃグレー鍋にならないじゃん!」
「…。」
「ゆかりさん、覚悟を決めましょう…とりあえずヤバくなったときにはすぐに胃薬飲めるように横に用意してありますので。」
「ハァ…もう冷や汗ダラダラだから当初の目的果たしてる気がするわ。」
「さぁ、食べよう食べよう!」
カチャカチャ…
「うわ…これ、自分の皿に取ってもいまいちなんの具材か解らないわね。」
「とりあえずお汁を…ズズッ
あ!これ結構辛いですね!?」
あ!これ結構辛いですね!?」
「え?そんなに?
ズズッ…んっ、いや、辛さはいつもこんなもんよ?でもなんか出汁が違う?マキさん何か入れました?」
ズズッ…んっ、いや、辛さはいつもこんなもんよ?でもなんか出汁が違う?マキさん何か入れました?」
「あぁ、うん。ちょっと発汗作用良くするために八角、クコの実、紅ナツメ、松の実、クローブをだしパックに入れて煮込んでみたよー」
「へぇ…あぁ、食べれなくはないですけど結構辛いです!汗も出てきましたし…ゆかりさん辛党なんですか?」
「ゆかりんは基本的になんでも食べれるんだよねー」
「なんでマキさんが答えるんですか…まぁ、そうね。というよりどの味覚にも強いというかなんというか。甘い物も食べるし。」
「結構食べるよねーゆかりん。
モグモグ…あ、きりたんぽ美味しいね!」
モグモグ…あ、きりたんぽ美味しいね!」
「そうですか?良かったです。まぁきりたんぽなら基本どれにも合いますからね!」
「…モグモグ。!?なんかこの肉固いわね。私は豚肉入れたんだけど、これ違うわね。マキさん?」
「あぁ、ゆかりんそれ食べちゃった?」
「え?」
「なんとなく嫌な雰囲気が…」
「え?何々!怖い怖い!!マキさんこれ何の肉なんですか!?」
「さぁ?なんだろうねぇ…?
( ´艸`)」
( ´艸`)」
「…モグモグ。あ!?しまった!私にも固いお肉が来てしまいました!この味は…あぁ、もしかして羊肉ですか?」
「ちょっとずん子ちゃんー!ばらしちゃ駄目だよー」
「羊の肉だったんですね…もう!怖がらせないでください!ちょっと生臭いから何かと思いましたよ!!」
「いやーめんごめんご!(≧▽≦)」
「暗いけど腹立つ顔してるのが伝わってくる…」
「何で羊肉入れたんですか?」
「食材には四気っていうのがあってね。寒性、涼性、温性、熱性で分けられるんだけど、羊肉は熱性で身体を温めて冷えを取ってくれるんだよー。」
「へぇー!」
「因みに豚肉は平性で、作用は特にないね。」
「はぁ、なんかすみません。」
「まぁキムチ鍋には豚肉なんだけどね。あと、一応言っておくと鮭とかアサリとかトマトは寒性なんだよねー。」
「え?そうなんですか?鮭とか良く鍋に入ってないかしら?」
「そうですね。へぇ…鮭は冷やす作用があるんですね。なんか意外ですね。」
「そうだよねー私も調べててびっくりしたよ。」
「ま、まあ案外普通のものが入ってて安心しましたよ。」
「そうですね!いやー良かったです。
…モグモグ。ん?!」
…モグモグ。ん?!」
「?どうしたの。ずん子。」
「…その反応は、当たったかな?w」
「え?何これ?噛めない?また違う肉?!マキさん!」
「マキさん今度は何の肉ですか。」
「いや、今度は肉じゃないよ。」
「え?」
「…ガリッ?!んんんんんん!!!」
「え?ずん子!!?大丈夫?」
「な、なんかよく分からない味が!!辛いし甘いし苦いです!!!」
「ちょっとマキさん!これは駄目でしょ!!」
「大丈夫、大丈夫。まぁ、でもそろそろネタばらししようかな。」
パチッ
「う、眩しい…」
「なんなんですか、これぇ…」
「はい、正解はだしパックでしたー!」
「何で入れっぱなしにしてるんですか!!」
「そりゃぁ紙じゃあなかなか噛み切れませんよね…うわぁ、口の中気持ち悪いです…ちょっとお手洗いに…」
「あぁ、うん。いってらっしゃーい。」
「いやぁ、当たったのはずん子ちゃんだったかぁ…残念。」
「私を狙ってたんですね。」
「昼の仕返しにね。まぁ、どっちでも良かったんだけど。」
「案外過去のこと引きずる性格なんですね、マキさん。」
「いやいや、流石にあそこまでされたら誰でも仕返し考えると思うよ?」
「あーあ、一応2つだしパックいれといたんだけどなぁ…」
「…すみませんでした。もうしませんよ。」
「そうしてね?ホントに。」
「それにしても結構汗かいたね。」
「まあ、わざわざ汗かくためにエアコン消してましたからね。もう付けて良いですか?」
「うーん…汗ひいちゃうから止めとこうか。近くに銭湯あったよね?そこ行こうか?」
「銭湯…ですか?あぁ、ありますね。汗でベタベタして気持ち悪いんで行くなら早く行きましょう。」
「そうだね。着替えは…ずん子ちゃんの借りればいいか。」
「そうですね。ではずん子と一通り準備してくるのでマキさんは玄関で待ってて下さい。」
「そう?じゃあよろしくー」
「はぁ…酷い目にあいました…ん?どうしました?」
「あぁ、ずん子。今から銭湯行くから着替えかしてくれない?」
「あぁ、はい。良いですよ?」
「はぁ、今日は色々あって疲れました…」
「そうね…今回の件でマキさんを敵に回すのは非常に危険だというのが良く分かったわ。」
「でもゆかりさん、止める気ないでしょ?」
「…あんな弄り甲斐のある先輩は他に居ないからね。」
「あはは…。そうですね。」
(この人も大概性格悪いなぁ…w)