ボカロ/ボイロ

Call to Call Ep1-2

この作品に出てくるボイスロイドは特殊な訓練を受けております。

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結月ゆかり
「もしもし、ゆかりです。今日はちょっと運動してから帰ります。えぇ、遅くなりそうだったら連絡します。はい、では」
結月ゆかり
携帯を切り、ため息をつく。
マキさんへの協力連絡後、続いて家に、誘拐されそうとは連絡は入れたものの、日付を超えるなら連絡しなさいと、相変わらずのそっけなさだった。
結月ゆかり
”結月の名を冠する者、赤子まで一兵たれ”

歌舞伎町の名代たる結月組のありがたい家訓のせいで
かよわい女子大生であっても誘拐位自力で何とかしろという事、非常に男女平等な事で。あぁ、今は女子高生でした。
結月ゆかり
歩きながら、携帯のカメラを自撮りモードにして、後ろを覗く。

色違いのシャツを着て、談笑しながら歩く男性2人組

一見すると尾行者に見えませんが、流石に女子トイレで10分ほど時間をつぶした後にも居て、今も後ろにいる時点で、ほぼ黒とみていいでしょう。
結月ゆかり
後ろへ注意を払いながら歩いていたら、ぐいっと急に横から腕をつかまれ、路地へと引っ張られた。

態勢が崩れ体が傾くのを、受け止められたので、こけるのは回避できたが、視線を上げると、知らない男の顔だ。

そして、視線をさらに回すと、路地の入口側に先ほどの2人がニヤニヤしながら立っている。
結月ゆかり
とりあえず2人じゃなくて3人だったということが分かった。

出来る事ならもっと早くわかっておきたかったかな。
結月ゆかり
「ひっ、な、なんですか。あなたたち、私に何の用ですか。」
モブ1
「あれあれ?もしかして怖がらせちゃった?ごめんねぇ。ちょーっと、お兄さんたちに付き合ってくれたら帰してあげるからさ。」
モブ4
「そーそー、ちょーっと俺たちと気持ちいことして、写真2~3枚も撮ったら帰してあげるからさー、俺たちピースだから。怖い事しないって。」
結月ゆかり
後ろから腰を抱きかかえられ、持ち上げられた。足が地面から浮く。
「やだっ!離して!!」
と涙声で叫ぼうとすると、腕をつかんでいた男が口を両手で押さえた。

おかげで、やっと両腕が、フリーになった。
結月ゆかり
素早く、右手で左の肘のあたりを強く叩く。

ポンと音がして、左腕の袖から飛び出したのを確認。

その音に反応し、男たちが視線を向けている間に、目を閉じ、両手で耳を強く塞ぐ。
結月ゆかり
悲鳴、轟音、そして目を閉じているから分からないけど、恐らく閃光。目をきつく閉じ、耳で塞いでいても、頭がくらっとした感じがする。

5秒待って目を開く、先ほどの男たちが地面に倒れ悶えている。
それは期待通りだった。

しかし、路地の入口の方から、ざわめきと、こちらへ駆け寄ってくる足音が聞こえる。
そりゃちょっと路地に入ったところでは、スタングレネードの範囲を考えたら、通りも範囲になるわけで…
結月ゆかり
とりあえず、路地の奥へと走り、別の通りに飛び出す。

そういえば、相手の身元確認忘れてしまいました。街中でスタングレネード撃った事と合わせて、これは説教確定コースです。

…言い訳を考えておきましょう。