ファンタジー

日銭稼ぎに行く死地で 1

星宝転生ジュエルセイバーというソシャゲ?のフリー素材化したキャラ達を大胆に使いつぶす、オリジナル近未来能力もの小説。
キャラの平均生存時間とか強さとかはサイコロで決めています。

以下あらすじ
守護宝石教という怪しげな新興宗教が布教して100年。人類は滅亡の危機に瀕していた。
当然である。いつの間にか学生が亜空間から趣味の悪い武器を取り出し、女子高生が火炎を吐くようになってしまったのだから……。
当然である。その異能を使いこなすのが善人ばかりな訳がない。真っ先にテロに利用され、旧世界中の権力者や金持ちは大した理由もなく死んでいった……。
これは当然ではないが、更に世界中で人類に敵対的なモンスターまで現れたときては人類の歴史は終焉が必至。人類は減りに減ったのだ。
しかし、人類は何をどう間違えたのか、あるいは正しかったのか。なんと速攻で復興し、2060年には元通り。
ああ、恐ろしや・・・・・・。
そして今ではきっとどこかの馬鹿がたくらんだ、人類滅亡を実行に移すモンスターたちも、アルバイトが日銭稼ぎに倒す「益獣」と呼ばれる始末。ああ人類世何処へ行く・・・・・。

タグ:ファンタジー 能力もの オリジナル 連載

猫1
このお話は、「星宝転生ジュエルセイバー」というソシャゲ?のフリー素材化したキャラ達を大胆に使いつぶす、能力もの的なお話でございます。元キャラなんぞ知らぬため、元ネタを知る人は不自然に感じるやもしれません。

猫1
それでも良いと言う人のみ、お読みくださいな。
ト書き
←以下これがナレーター。語り部
猫1
では、はじめて行きます。
ドンドンチャラチャラ、始まり始まり~・・・・・・
ト書き
・・・・・・・
・・・・・
・・・
ト書き
199x年。世界は核の炎に包まれはしなかった。しかし、悪徳宗教は存在しました。
ト書き
悪徳宗教は名を「守護石教団」と名乗り、所在怪しげな宝石やカラーストーンをねずみ講方式で売りさばいたり、どこがルーツ屋も解らぬ神々を崇めては、信者に多額の寄付を要求するなど、ごく普通の悪徳宗教でした。
ト書き
しかし、いつからでしょうか。彼らが異常に力を持ち、時に国家権力にも影響するようになったのは・・・・・・。
そう、それは、何の変哲もない男子学生が、亜空間から武器を取り出して、人殺しを始めたときからでしょうか。それとも、女子高生が火を噴いて、学校を丸焼けに嫉妬記でしょうか・・・・・・・。
ト書き
いつからでありましょうか。現代兵器の一切効かない、異能の化け物が無限に湧き出る泉が現れて、旧社会が崩壊したのは・・・・・・。
司馬青獅
あー、今日からこの部隊に入りました。司馬青獅(しばせいじ)です。よろしくお願いしま~す。
ト書き
彼は司馬青獅は20歳。独身。
何故彼が突然挨拶をしたのか。それは、彼がこれから初仕事に取り掛かるからです。
ト書き
そう、時は2060年。人類の復興スピードとは、いやはや素晴らしいもので、経済も人口も回復傾向にあり、人類の栄華は再び絶頂期へ。
司馬青獅
あれ?誰もいない・・・・・・。ここに居るはずなんだけどな~?
ト書き
一度はこの異能力者の大量発生から、人類の既存社会が崩壊しかけたのですが、偶然にも表れた化け物の山。アメリカン映画よろしく、人類は協力し、そして勝利したのです。
モブ4
あ!お兄さん初めての人?他の人はもうブリーフィング行っちゃったよ?
この廊下の突き当たりのエレベーターで5階ね。
ト書き
掃除担当のアルバイターが、驚いた顔で司馬を見ると、あっちあっちと指を指します。
残念なことに、彼の初仕事はもう始まっていたのでしょう。
司馬青獅
えー!?そんな~。5時からじゃないんですか!?
モブ4
仕事始まり30分前集合は、この業界では基本だよ。
速くいかないと減給されるかも・・・・・・。
司馬青獅
減給はやべぇ!!
ト書き
司馬は急いで仕事場へと向かいます。
彼は日雇いのフリーター。一日の儲けが減ることは、その日の生活レベルが左右されるのです。
司馬青獅
すいませ~ん!!遅れました!!
ト書き
最悪の気まずさの中、司馬はブリーフィングルームに入ります。彼は本当は逃げ出したい気分でいっぱいでしたが、前述のように貧乏暇なしなのでございます。
猫1
遅い!!減給レベル1が発生しています!!
速く席についてください。
ト書き
司馬は怖いロボットに怒られてしまいました。何十人もの人間の前に立ち、今日の作業内容を説明した居る彼女。アレは「リミテッド東亜重工業」発売の、戦闘指揮型汎用ロボットです。コードネームはミックシリーズというそうです……。
猫1
それでは、遅刻者もそろったことですので、只今より今日の業務内容を説明いたします。
今日の任務は敵、小型益獣の破壊と、マーカーの設置です。マーカーに自分の認証コードを付けてくだされば、後日ボーナス発生の可能性もありますので、間違えないでくださいね。
女1
あ、あど。ボーナスの利率はどうなってますが?
ト書き
田舎なまりのある女の子、おそらくは学生が、素朴な疑問を口にします。
恐らく彼女も初めてなのでしょう。
猫1
残念ながら企業秘密です。対象によりますが、ただ回収されれば5割以上は確実ですので。
ト書き
そう、司馬が今やろうとしているアルバイトは、希少金属や生活必需品を落とす、今や益獣と呼ばれる化け物モンスターを狩るという、野蛮ながらも利率のいい仕事なのです。
ト書き
すくなくとも、一日生きて帰れれば、それだけで1週間は暮らせうる量の金銭がもらえます。
勿論、その分他の仕事よりも危険で汚くてきつい仕事なのですが……。
女1
そうですか。(やったー!!いけるぞぉおお)
ト書き
女の子はよろこんでいますが、繰り返しますがこれは重労働なのです。
アルバイト史上最大の生存率、されども絶対必要なお仕事なため、国から税金免除等々の、優遇措置が取られるほどには……。
猫1
他に質問があれば今のうちに。仕事が始まれば通信規制がかかるかもしれませんので。
猫1
あの、今日の戦場予報はどんな感じなんですか?
猫1
戦場予報はB1です。恰好の仕事日和ですよ。
ト書き
何処に害獣ならぬ益獣が出没するかというと、当然郊外の不毛地帯や過去の遺物である旧ビル群が立ち並ぶ辺りに決まっています。街中で出れば大騒ぎですので。
ト書き
その為、益獣はその出現頻度がある程度予測出来るようになっており、A1~C4までの出没頻度のランク付けが行われ、テレビや新聞に載るのです。
そして、今日はB1でありますので、格好の仕事日和ということで御座います。
モブ1
(あ・・・こいつ新聞もテレビも持ってないのか。しかも初心者。最悪だな)
ト書き
そして、このようにさも当然の事実を聞きたがるのは初心者で、更に向上心のない馬鹿とする傾向がありまして、司馬と分隊を組みたくないという思いが、ブリーフィング内部を支配しましたとさ。
猫1
はい、では以上説明終了。各員死なない程度にお仕事しましょう。
死んだら、お給料出ても仕方ないですからね~
では、各自配られたIDごとに、ゲートに分かれてください。5010時よりヘリコプターが出ます。
ト書き
アルバイターはヘリ輸送されます。郊外は遠いのです。
当然、その間の時給も発生します。
猫1
(う・・・・。予報の事は聞かない方が良かったのか。やっぱりルールとかあるんだろうな~。)
猫1
それに減給か。今日は稼がないと・・・・。
ト書き
司馬は指定されたゲートへと向かいます。れと進行方向を同じくする他の作業者たちが、一人二人といなくなり、最後から3番目のゲートの扉を彼は重い足取りで開けました。
猫1
失礼しまーす。
女1
お、君はさっきの馬鹿な新人君か。これはハズレだね。
ト書き
部屋の中には3人の先客がいましたが、女子大生風の女性が、真っ先に彼に声をかけました。
内容は好ましくないですが、まあ無視されるよりはましというものです。
猫1
どもっす。やっぱりみなさん経験者ですか。
見ての通り初心者何でご迷惑おかけするかもしれませんが、よろしくお願いします。
ト書き
丁寧なものです。しかし、これから命を預ける相手とはなるべく仲良くしておきたいのが人の心情というもので。
男1
まあまあ。そう肩ひじ張らずに。俺は弦間ってモンだ。ひとつよろしくな兄ちゃん。
女1
私の名前は真波。苗字だから。
経験は15回目。中距離。
まあ、一応よろしく。
あと生き残りたいならあんまり前へ出ない事。
それと通信はしっかり聞きなさい。爆撃警報とかね。
猫1
はい、気を付けます。
さっそくなんですが、中距離ってなんですか?
ト書き
司馬がそういうと、真波が頭を抱えます。すると、黙っている弦間の代わりに第四の人物が声をあげました。
男1
そんなの中距離戦が得意にきまってるじゃない。お馬鹿さん。
猫1
すっすいません。
男1
いや~、それなら俺は近距離だな。お前さんはどうだ?
ト書き
年配者の余裕からか、弦間は司馬に話しかけます。
猫1
俺も近距離です。近距離多いっすね。
男1
お馬鹿さん。種類はある程度固められるのよ。
因みに私は真守、職業はキャバ嬢。
経験豊富な近距離よ。
女1
真守さんとは何回か同じチームになってるわよね。改めてよろしく。
あと司馬君。君がどう思ってるか知らないけど、弦間さんも初心者よ?
仕事場で彼に頼ったりしないでね。もしどうしても聞きたいことがあるなら、私か真守さんに聞いて。
男1
嬢ちゃんそれを言わないでくれよ。俺が言おうと思ってたのに
ト書き
弦間はそういってケタケタと笑います。
彼はその顔つきとは裏腹に、気のいい人物のようです。
男1
初心者二人込の分隊じゃ、あまり大仕事はできないわね。今日は適当にながしましょ。
女1
ですね。
初心者の二人は基本的に私たちの指示を聞いてください。
特に後退支持は絶対に。
男1
了解だ。この年になるがまだ死にたくはねえもんでな。
猫1
分かりました。
ト書き
こうして手早く自己紹介を始めていると、ゲートが開き、小型の自動操縦ヘリが着陸します。
それに乗り込み、彼らは仕事場へと向かうのです。ヘリは安物らしい簡素なデザインでしたが、落下率は低いそうなので、彼らは多少嫌そうな顔をした新人たちを除き、全員が乗り込みました。
ト書き
そして、ヘリに乗り込むと、彼らの体の中から、未知のエネルギーが溢れようとします。ヘリに乗り込んだことを察知して、彼らを抑制する体内ナノマシンが沈静化したのです。
そう、これこそが、彼らが死地においても武器一本渡されない理由。彼らは意思とは無関係な超能力を発現した者なのです。
で、あるからして、彼らは今日も今日とて日銭を稼ぎに戦場へ向かうのでした。