とある世界のエピローグ
世界の深層に触れる
ようこそわが城へ
勇者達よ
勇者達よ
魔王よ!
国王の命により、キサマを成敗する!覚悟せよ!
国王の命により、キサマを成敗する!覚悟せよ!
ふむふむ。
この時を待っていた、むしろ待ちわびたよ勇者くん。
今回は少々手間取ったようだね。
流石にヤキモキしたよ。
この時を待っていた、むしろ待ちわびたよ勇者くん。
今回は少々手間取ったようだね。
流石にヤキモキしたよ。
今回は、だと⁉︎
どう言うことだ!
どう言うことだ!
まあまあ、落ち着け。
少し、話をしようか。
我々魔族が、なぜ人々を襲うか?わかるかね?
少し、話をしようか。
我々魔族が、なぜ人々を襲うか?わかるかね?
何を言っている⁈
お前達は世界を滅ぼそうとしているのだろう?
お前達は世界を滅ぼそうとしているのだろう?
質問の仕方を変えよう。
人々を襲い、世界を滅ぼす事で、我々に何かメリットはあるのかな?
人々を襲い、世界を滅ぼす事で、我々に何かメリットはあるのかな?
何をトボけた事を⁉︎
お前達の理想郷を造るのだろう?
お前達の理想郷を造るのだろう?
何の為に?
お前らが生き残るためだろう?
君たち以外に、我々を脅かす者がどこにいると言うのだい?
街の人々は我々を恐れはしても攻撃などしないだろう?
街の人々は我々を恐れはしても攻撃などしないだろう?
ど、どういう事だ⁉︎
我々は元より生き残る為に人々を襲う理由はないと言うことだよ。この世界は今でも十分理想郷と言うわけだ。
で、では何故人々を襲う?
そういう契約なのだよ。
やはり君たちは世界の仕組みをわかっていないようだね。
やはり君たちは世界の仕組みをわかっていないようだね。
⁈
我々は、人々を襲い、そして対価を得る契約を君たちの王と結んでいる。
対価とは、土地や資源だ。この城も君たちの王が用意した。
対価とは、土地や資源だ。この城も君たちの王が用意した。
そんな馬鹿な⁉︎
その様な戯言に惑わされると思っているのか!
その様な戯言に惑わされると思っているのか!
戯言だと思うか?
では、何故我々は街や村の中まで入って人を襲わないのだ?
では、何故我々は街や村の中まで入って人を襲わないのだ?
そ、それは、結界が張られているのだろう!
結界など、実際に目にしたことなど無いだろう?
そんなものこそ戯言だ。
そんなものこそ戯言だ。
そ、そんな…。
でも何の為に…王はその様なこと…⁈
でも何の為に…王はその様なこと…⁈
必要悪と言う奴さ。
マッチポンプと言った方が分かり易いかな?
増えすぎた人口を調整する側面もある
マッチポンプと言った方が分かり易いかな?
増えすぎた人口を調整する側面もある
なに…⁈
人々や人々の生活、日々の平穏は、王よって護られている と言うことを人々に刷り込む為の演出なのだよ。
え…演出…だとっ⁉︎
君たち勇者は王の権威を守るため、我々に戦いを挑み、そして敗れる。
その悲劇の死により君たちは英雄となり、人々は美談に酔いしれ、王を支持する。
今度こそ、魔王を倒せる真の勇者を!と。
その悲劇の死により君たちは英雄となり、人々は美談に酔いしれ、王を支持する。
今度こそ、魔王を倒せる真の勇者を!と。
し、しかし、た…たとえそうだったとしても、私がキサマを倒せば済む話だろう!
王家の神殿で神秘の種を飲んで、進化したこの力があれば、キサマには負けん!
王家の神殿で神秘の種を飲んで、進化したこの力があれば、キサマには負けん!
クククッ…
あははははは!
あははははは!
な、何がおかしい‼︎
その神秘の種こそが、君たちの命を奪うカラクリなのだよ。
フフフ…。
この世界には、成就してはいけない願いがある。
人々は未来永劫、平和を願い続けなければいけないのだよ。
フフフ…。
この世界には、成就してはいけない願いがある。
人々は未来永劫、平和を願い続けなければいけないのだよ。
なにっ⁉︎
この言葉を唱えると、神秘の種の力により、君たちのカラダは砕け散る。
それではさようなら、勇者よ。
『物語は終わらない』
それではさようなら、勇者よ。
『物語は終わらない』
「」
数日後…
我らが希望であった勇者は、惜しくも魔王の前に敗れ去ってしまった…。
しかし、皆の者よ!
我々は決して諦めない!
民の願い、平和な日々が訪れるまで、我々は戦い続けよう!
そして、いつの日かこの国に平和を!
しかし、皆の者よ!
我々は決して諦めない!
民の願い、平和な日々が訪れるまで、我々は戦い続けよう!
そして、いつの日かこの国に平和を!
王様バンザーイ!
そうだそうだー
諦めないぞー
諦めないぞー
(…フフフ、これで良い…)