ずん子ちゃん歌手デビューおめでとう!記念小説
VOICEROIDに続き、本日6月5日、VOCALOIDデビューおめでとうございます。
お祝い代わりにヤマ無しオチ無しSSをば一つ。
それにしても、歌って踊って喋れるアイドルとなったずんちゃんが、きらめく舞台でずんだカフェを開くという夢を実現するのもそう遠くないですね!
お祝い代わりにヤマ無しオチ無しSSをば一つ。
それにしても、歌って踊って喋れるアイドルとなったずんちゃんが、きらめく舞台でずんだカフェを開くという夢を実現するのもそう遠くないですね!
(――東北家・居間――)
ドタドタバタバタ……
ずんねえさまぁ!(ガララッ
…………( ゚д゚ )
――じんわりと照りつける日射しが春の終わりを告げる、そんなある日の昼下がり。
居間で一人ずんだ餅をつまみつつ何の気なしに呆けていた少女が驚く間もなく、勢い良く開け放たれたふすまの角からなだれ込むような勢いで見慣れた幼女が飛び込んできました。
居間で一人ずんだ餅をつまみつつ何の気なしに呆けていた少女が驚く間もなく、勢い良く開け放たれたふすまの角からなだれ込むような勢いで見慣れた幼女が飛び込んできました。
きりたん……今日は起きてたんだね(´ω`;)
はぁ、はぁ……。
――乱れた息と和服を整えながらずん子の様子をひとしきり眺め終え安心したのか、きりたんはゆっくりと一呼吸入れた後にいつもの調子で答えました。
――……どうやらご無事なようですね。
良かった良かった。
良かった良かった。
うん?
――いえ、こっちの話です。
――ふぅ。寝起きだというのに何となくお腹が空いてきました……。
激しく動いたからでしょうか。
激しく動いたからでしょうか。
(あ、やっぱり寝てたんだ……(;´Д`))
そ、そうなんだ。えっと……おはよう。
とりあえず、しばらくは祝日も無いし出席日数も危ないんだから、マジメに学校いこ?
そ、そうなんだ。えっと……おはよう。
とりあえず、しばらくは祝日も無いし出席日数も危ないんだから、マジメに学校いこ?
――艶やかな黒髪を手櫛で軽く整え終えたきりたんが、ずん子からの催促に曖昧な返事を返しながらおずおずと居間に入って行きます。
そしてそのままずん子の真向かいら辺にちょこん、と座りました。
そしてそのままずん子の真向かいら辺にちょこん、と座りました。
――そうですね……考えておきます。
行こうよ!。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
――うーん……あっ、ずんだ餅ですね。
おひとつ頂いても?
おひとつ頂いても?
え? あ、うん、どうぞ。
――大皿の上でこれ見よがしにいくつも並べられたずんだ餅たち。
その内の手頃な一つが、きりたんの小さな手によってつままれ、これまた小さな口にゆっくりと運ばれていきます。
その内の手頃な一つが、きりたんの小さな手によってつままれ、これまた小さな口にゆっくりと運ばれていきます。
――モグモグ……。
なんだか懐かしい感じのする味ですね……。不思議と、いつものずんだ餅よりもわたしの口にあう気がします。
なんだか懐かしい感じのする味ですね……。不思議と、いつものずんだ餅よりもわたしの口にあう気がします。
ホント?(* '∀'人)
今日のずんだ創作料理はねっ、お味噌とみりんを少し混ぜたずんだでシンプルにずんだ餅にしてみたんだよ!ヽ(*^ω^*)ノ
今日のずんだ創作料理はねっ、お味噌とみりんを少し混ぜたずんだでシンプルにずんだ餅にしてみたんだよ!ヽ(*^ω^*)ノ
――あぁ、なるほど。
少なくともわたしはこれ、美味しいと思いますよ。
少なくともわたしはこれ、美味しいと思いますよ。
えへへ……(*´∀`*)
どんどん食べてね! まだまだいっぱいあるから!
あ、お紅茶淹れてくるね!ヽ(≧▽≦)ノ
どんどん食べてね! まだまだいっぱいあるから!
あ、お紅茶淹れてくるね!ヽ(≧▽≦)ノ
(――味噌ずんだ餅に紅茶……、なかなかハイセンスな組み合わせですね……。)
(――それにしても、すぐに満面の笑みになるずんねえさまマジ天使かわいいです。)
…………。
――上機嫌なずん子の口ずさむ透き通ったハミングが、紅茶の芳しい香りと共にそよそよと奥の方から漂ってきます。
心地の良い静寂が、時間の流れを少しだけゆったりに感じさせる、そんな午後のひととき。
心地の良い静寂が、時間の流れを少しだけゆったりに感じさせる、そんな午後のひととき。
(――たまにはこんなあどけのない一日も良いものですね。
最近は色々と、騒がしいことが多かったですから……。)
最近は色々と、騒がしいことが多かったですから……。)
おまたせー。はいっどうぞ。
――ありがとうございます。 ……これは、アイスティーですか?
そうだよー。
ティースカッシュっていう炭酸で割ったアイスティーだよっ。d(゚∀゚d)
ティースカッシュっていう炭酸で割ったアイスティーだよっ。d(゚∀゚d)
――背の高いグラスがオシャレですね。では一口。
――……ゆずの香りがふわっと広がって、爽やかで美味しいです。
これはやみつきですね。
これはやみつきですね。
でしょ? はちみつもすこ~しだけ入れてるから飲みやすくて美味しいね。
甘さ控えめだからずんだ餅にもよく合うと思うの!d(゚∀゚d)
甘さ控えめだからずんだ餅にもよく合うと思うの!d(゚∀゚d)
――そうですね。それにしても、今日はどうしてまたこんな物を?
――きりたんが不思議そうに尋ねます。無理もありません。
着物の纏った少女たち住まう家の、茶筒と湯のみの並ぶ棚の中にティーセットやトールグラスがひっそり混じって収められていたなど思いもよらないでしょう。
着物の纏った少女たち住まう家の、茶筒と湯のみの並ぶ棚の中にティーセットやトールグラスがひっそり混じって収められていたなど思いもよらないでしょう。
なんかね、今日は "トクベツ" な日のような気がして。
―― "トクベツ" な日?
うん。いつもの普通の日なんだけど、いつもとちょっとだけ違う、そんな "トクベツ" な……。
何かがあったらいいなーって。だから、気分を変えていつもと違うことをしてみようかなって思って。
イタコ姉さまは今日遅くまで帰れないから、きりたんを待ってたんだよ。(*´∀`*)
イタコ姉さまは今日遅くまで帰れないから、きりたんを待ってたんだよ。(*´∀`*)
――ずんねえさま……。(だからわざわざわたしの口に合いそうなものを……)
――ありがとうございます。素敵なずんねえさまと素敵な一日を過ごせるのはとても嬉しくて幸せで "トクベツ" な事ですね。
えへへ(〃ω〃)
――陽光のもたらす暖かささえも遮るように、差し込んできたすきま風が二人の髪をふわふわと揺らします。
その度に、空間の一部だけが不意に切り取られたかのような、外の時間との厳かな隔たりを感じることを禁じずにはいられません。
その度に、空間の一部だけが不意に切り取られたかのような、外の時間との厳かな隔たりを感じることを禁じずにはいられません。
そういえば――。
さっききりたん、なんであんなに慌ててたの?(。・Д・。)
――はい。あー……何でしたっけ。
何かとても恐い、いや、酷い夢を見たような……。
何かとても恐い、いや、酷い夢を見たような……。
夢?
――夢です。……そうです、思い出しました。
ずんねえさまの、わたしの麗しきずんねえさまの声を盗んでいった不届き者の夢です。
ずんねえさまの、わたしの麗しきずんねえさまの声を盗んでいった不届き者の夢です。
わたしのって……(´ω`;)
それで夢の中の犯人は誰だったの?
それで夢の中の犯人は誰だったの?
――カムイさんです。
――カムイちゃん? (´・_・`)
――北乃カムイ。北海道を中心として活動するご当地アイドルです。
過去に会って以来、度々交流を重ねているようです。
過去に会って以来、度々交流を重ねているようです。
――はい。契約を結び魔法少女になったカムイさんがク○ウカードを使ってずんねえさまの声を盗み……。
「ク○プトンに持って行けば高く売れるにゃ!」などとほざきながら飛び回るカムイさんを追いかけ回す夢です。
「ク○プトンに持って行けば高く売れるにゃ!」などとほざきながら飛び回るカムイさんを追いかけ回す夢です。
…………(ノ∀`;)
――でもすごくリアリティがあって、実際カムイさんなら本当にやりかn (ムグッ
――それ以上いけない、と言わんばかりにずん子は無言できりたんの口にずんだ餅を押し込みます。
――オイシイナー
オイシイネー
おわり。
(この作品は二次創作であり、 実際の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。)
(この作品は二次創作であり、 実際の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。)
(――おまけ・異なる別の世界線、某電気街――)
VOCALOID™3 東北ずん子、本日発売でーす!
私の声(Cv.佐藤聡美)が元になってるんですー!ぜひ買ってくださーい!
私の声(Cv.佐藤聡美)が元になってるんですー!ぜひ買ってくださーい!
皆さん買ってくださーい! よろしくお願いしまーす!
はぁ……。
どうした、ずん子くん。覇気がないな。
我が「大都会」プロ代表取締役社長であるちゃんこ様直々に契約をお取り頂いたこの街頭イベントの仕事、逃すわけには行かないぞ。
我が「大都会」プロ代表取締役社長であるちゃんこ様直々に契約をお取り頂いたこの街頭イベントの仕事、逃すわけには行かないぞ。
はい、プロデューサー。
でも……みんな中々立ち止まってもらえなくて……(´;ω;`)
でも……みんな中々立ち止まってもらえなくて……(´;ω;`)
くぅっ……、一体どうすれば我が所属アイドルの魅力を皆に伝えられるというのだ……。
やはり今の流行に合わせてViをもっと上げたほうが……衣装のDLCが……思い出が……(ブツブツ
やはり今の流行に合わせてViをもっと上げたほうが……衣装のDLCが……思い出が……(ブツブツ
ひゅーんバリバリドカーン
今の音は一体!?
あぁっ!? 上! プロデューサー上見てください!
ラジ館の上の方!
ラジ館の上の方!
んん……? あれは……人工衛星、か?
でもっ、タラップが下りてきました!
中から人ができてますよ!?
中から人ができてますよ!?
町の人々「ざわ・・・ざわ・・・。あれはなんだ……鳥か? 飛行機か? いや、あれは…」
逃げないで、我々は友人だにゃ
宇宙人か? しかし名状しがたいビールのようなものを片手に持っているが……。
随分とおっさん臭い宇宙人だな……。
随分とおっさん臭い宇宙人だな……。
(ジロッ
カムイはおっさんじゃないにゃ! 喰らえダンゴムシバズーカ!
カムイはおっさんじゃないにゃ! 喰らえダンゴムシバズーカ!
ザンタレビーム! ジンギスカンのタレ(ベル○品)レーザー!
町の人々「ぐえー! ザンギの味が染み込むー!」
町の人々「きゃーっジンギスカンのタレがー! あ、酸味と野菜の旨味が利いてて美味しい!」
にゃーっはっはっはっ! 全てのドクペをカムイガラナとすり替えてやったにゃ!
マルセイバターサンドを道にばら撒いたり、標識を牛横断注意に変えたり、軒下にホタテやホッケの開きを釣り下げたりしてこの地を征服してやるにゃ―!
マルセイバターサンドを道にばら撒いたり、標識を牛横断注意に変えたり、軒下にホタテやホッケの開きを釣り下げたりしてこの地を征服してやるにゃ―!
征服した暁には、地名を北海道秋葉原カムイ市に変えてやるにゃ!
そんでもって全建物でカムラジを24時間流し続け、広告料ガッポガッポで左うちわだにゃー! グヘヘ
そんでもって全建物でカムラジを24時間流し続け、広告料ガッポガッポで左うちわだにゃー! グヘヘ
コレは、酷すぎる……!
このままではアイ○スモバイルで秋葉原エリアだけ営業がかけられず、コンプできずに積んでしまう人が続出する……! くそっ、何か方法は無いのか!
このままではアイ○スモバイルで秋葉原エリアだけ営業がかけられず、コンプできずに積んでしまう人が続出する……! くそっ、何か方法は無いのか!
精神攻撃をかけようにも奴の耳は猫耳から常時流れるカムラジによって塞がれているし……ん?
ラジオ……そうか! ずん子くん、出番だ!
ラジオ……そうか! ずん子くん、出番だ!
あ、はい! 何でしょうか?
ダンゴムシと戯れている場合ではないぞ!
手頃な店で、手頃なスピーカーを持ってくるんだ!
ここに都合よく落ちてる未来ガジェット、「都合よく電波ジャックしてくれそう(適当)」を使って奴に歌を聴かせてやれ!
手頃な店で、手頃なスピーカーを持ってくるんだ!
ここに都合よく落ちてる未来ガジェット、「都合よく電波ジャックしてくれそう(適当)」を使って奴に歌を聴かせてやれ!
了解でっす! (≧▽≦)ゞ
あーあーテステス、カムイちゃん聞こえてるー? 行くよー! (スゥッ
一つ山越え もーひとつこえて~♪
うたよひーびけよ てんまでとーどーけー♪♪ o(*>▽<*)o
うたよひーびけよ てんまでとーどーけー♪♪ o(*>▽<*)o
町の人々「らっせーらー らっせらー!」
なんだにゃ!? 歌が頭のなかに勝手に……流れてくるにゃ……!
これは……わたしが産まれた時によく流れてたような感じの曲……むぐぐにゃ―!
これは……わたしが産まれた時によく流れてたような感じの曲……むぐぐにゃ―!
ヤック・デカルにゃー! (ドカーン!
町の人々「きゃーずん子ちゃん素敵―!サインちょうだーい!」
町の人々「うぉーっ! こんな素晴らしい歌を作れるなら俺VOCALOID東北ずん子いっぱい買っちゃうぜ―!」
なんとすさまじい人気……プロデューサーをしていてこれほどうれしい日はない……!
ずん子くん、これからもトップアイドル目指して二人三脚で頑張っていこう!
ずん子くん、これからもトップアイドル目指して二人三脚で頑張っていこう!
はい! ヽ(≧▽≦)ノ
もにょ!
こうしてずん子ボカロはバカ売れ。
瞬く間にトップアイドルの道を駆け上がったずん子はPに車を買ってあげたりしますがそれはまた別のお話。
瞬く間にトップアイドルの道を駆け上がったずん子はPに車を買ってあげたりしますがそれはまた別のお話。
ちなみに現実逃避のためにもにょ化したカムイは羊蹄の湧き水を汲むために新幹線で北海道に戻り、途中の屋台で一杯引っ掛け帰って寝ましたとさ。
ほんとにおわり。(適当)