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結月ゆかりの華麗なる日常 第1話・ゆかりんは暗殺者

結月ゆかりは大学生になったばかりの18歳。
だが、授業にも出ないでアパートに引き籠もっているようで……。

タグ:結月ゆかり 弦巻マキ 東北ずん子 4行

ト書き
[1]ゆかりんは暗殺者
結月ゆかり
ふんっ! ふんっ!
ふふふ……あなたの攻撃は止まって見えますよ。
えいっ! てやっ! とどめですっ!
弦巻マキ
ゆっかり~ん! 部屋入るよ――って、何してるの!?

ナイフなんか振り回して危ないよぉ!
結月ゆかり
あぁ、マキさんですか……。

何しているって、近接戦闘の訓練に決まってるじゃないですか。
超一流の暗殺者(アサシン)は日々の訓練を欠かさないのです。
弦巻マキ
(あぁ、可哀想なゆかりん……。
 大学デビューに失敗したショックで中二病になっちゃったのか……)
ト書き
――――――――――――――――――――――――――――
ト書き
[2]過去回想
結月ゆかり
(大学に進学して初めての授業……。
 あぁ、なんだか緊張してきました……)
結月ゆかり
(中学・高校と友達はマキさんだけでしたからね……。
 ここで華麗に大学デビューして、
 私は友達一杯の『きゃんぱすらいふ』を送るんです!)
結月ゆかり
(自己紹介の順番が回ってきました……。
 でも、大丈夫!
 個性をアピールするため、オリジナル曲を作ってきましたから!)
弦巻マキ
(でも、ゆかりん……。
 突然オリジナル曲を歌うだけでも不穏なのにさ、
 それを3曲もフルで歌いきるってのはどうかと思うよ……)
ト書き
――――――――――――――――――――――――――――
ト書き
[3]ゆかりんの暗殺予告
結月ゆかり
自己紹介がスベッたのは、敵対組織の罠だったんです!
超一流の暗殺者である私を妨害しようと――
弦巻マキ
はいはい、そんなことよりさ。
ゆかりんがサボッた授業のノートを持ってきたよ。
結月ゆかり
ふっ……。
私は暗殺者ですから、授業のノートなんていりません。

いざとなったら課目の担当教師を暗殺して、
大学から単位だけ出してもらいますから。
弦巻マキ
ははは、単位取れるといいね……。

(大学で殺人事件が起こったら、真っ先に通報しよう……)
ト書き
――――――――――――――――――――――――――――
ト書き
[4]解読不能
弦巻マキ
ともかく、ノートはここに置いておくからね。
それじゃあ、私はバイトがあるから……。
結月ゆかり
(……おっ?
 マキさん、今日は大人しく帰りましたね……)
結月ゆかり
(あんなこと言ってしまいましたが、
 このノートは一応ありがたく見せてもらいましょうか……)

 !?
結月ゆかり
マキさん、これ……。
字が汚すぎて、全然読めないんですが……。
ト書き
――――――――――――――――――――――――――――
ト書き
[5]報酬はスイス銀行に
結月ゆかり
一応、目を通しておきますか……む? 携帯電話に着信ですね。

もしもし、超一流の暗殺者・結月ゆかりさんですが?
東北ずん子
『あなたが超一流なのは知ってますよ、ゆかりさん。

 そんなことより、お仕事の時間です。
 大学教授を1人、早速ですが消してもらいますよ?

 報酬はいつも通り、前金と成功報酬で半々ですからね』
結月ゆかり
……あの、ずん子さん。
大学の単位って、お金で買えませんかね?
東北ずん子
『……買えるわけないじゃないですか!』
ト書き
―――――――――第1話・おしまい――――――――
東北ずん子
次回予告です!

大学教授を暗殺することになったゆかりさん。
ですが、彼女を待っていたのは敵対組織の卑劣な罠でした。

果たしてゆかりさんはターゲットを暗殺することはできるのか?
授業の単位は取れるのでしょうか?
結月ゆかり
単位って本当にお金で買えないんですかね?
弦巻マキ
(ゆかりん、それも犯罪だよ……)