初心者向けの小説の書き方教室!
エンタメ系小説を書く時の基本的な考え方を書いてます。
「3つの設定」を作ればもう小説は書けちゃいます!
「3つの設定」を作ればもう小説は書けちゃいます!
なあなあ、小説の書き方教えてくれ!
ネットで書いてるんだろ?
ネットで書いてるんだろ?
なんだいきなり。
確かに書いてるケド。
確かに書いてるケド。
いいアイデア思いついたんだ!
ならイケる、って思って。
ならイケる、って思って。
なら書けばいいじゃないか。
それがどう形にすればいいのかわかんなくてさ。
どんなアイデアなんだ?
秘密だ!
アイデア盗まれたくないからな!
アイデア盗まれたくないからな!
(まあ、大抵既出だろうけど)
それでどう教えろっていうんだよ?
それでどう教えろっていうんだよ?
とりあえず書き出しの仕方教えてくれよ。
出だしからいきなり筆が止まっちゃって・・・。
出だしからいきなり筆が止まっちゃって・・・。
そこからか!
出だしさえ上手くいけばあとはパーッといくと思うんだ。
(冒頭の良し悪しで作品の評価の八割は決まる、というくらい重要なんだが)
しょうがない、教えられるだけは教えるよ。
しょうがない、教えられるだけは教えるよ。
頼むぜ、本を読んだりするのめんどいし!
小説指南本くらい読めよ・・・。
いやあ、他人から変に影響受けたりしたらイヤじゃん?
オリジナリティがなくなるし。
オリジナリティがなくなるし。
(初心者の常套句だな・・・)
僕ならいいのか?
僕ならいいのか?
アマチュアのお前なら影響受けても大したことないと思って。
・・・まあ、小説を書くことを楽しむひとが増えるのは喜ばしいから教えるけど。
おう! よろしく頼む。
じゃ、とりあえず短編100本書いてこい。
ふぁっ?! できるわけねーだろ、そんなん!
僕はやったぞ?
どんな技能でも、数をこなすことが上達の早道だ。
どんな技能でも、数をこなすことが上達の早道だ。
待て待て!
そもそも最初の一本が書けないんだってば!
そもそも最初の一本が書けないんだってば!
なんで?
思いついたことをそのまま文章にするだけだろ?
思いついたことをそのまま文章にするだけだろ?
思いつかないから困ってるんだって言ってるだろ!
軟弱モノめ。
なら、「3つの設定」から始めてみろ。
なら、「3つの設定」から始めてみろ。
「3つの設定」?
そう。
このアイノベなどを利用するとやりやすいだろう。
このアイノベなどを利用するとやりやすいだろう。
会話がメインってことか?
あとアイコンもな。
これならお手軽そうだろ?
これならお手軽そうだろ?
まあ、基本会話を書くだけなら簡単だろうな。
(それはどうかな?)
この発想法は、世界トップクラスのホラー作家、S・キングの執筆法を応用したものだ。
「初めに状況ありき」だ。
この発想法は、世界トップクラスのホラー作家、S・キングの執筆法を応用したものだ。
「初めに状況ありき」だ。
「状況」?
まずキャラクターをふたり登場させる。
それぞれのキャラがどんな設定なのかをざっくりでいいから決める。
これで設定が2つになる。
それぞれのキャラがどんな設定なのかをざっくりでいいから決める。
これで設定が2つになる。
キャラなら考えてあるぜ!
平凡な高校生だが実は古の超文明の遺産を次ぐことになる主人公で襲い来る謎の敵と戦ううちに可愛くてエロいヒロインたちとイチャイチャするんだが、本当は前世から決められた許嫁がいて・・・
平凡な高校生だが実は古の超文明の遺産を次ぐことになる主人公で襲い来る謎の敵と戦ううちに可愛くてエロいヒロインたちとイチャイチャするんだが、本当は前世から決められた許嫁がいて・・・
(無視しよう)
さっき考えたふたりのキャラをある状況に置いてみる。
この状況が3つめの「設定」だ。
さっき考えたふたりのキャラをある状況に置いてみる。
この状況が3つめの「設定」だ。
え? そんだけ?
そうだ。
ふたりのキャラと状況。
これが「3つの設定」だ。
ふたりのキャラと状況。
これが「3つの設定」だ。
キャラはともかく、状況ってどんなだ?
とにかく凄ければいいのか?
とにかく凄ければいいのか?
いや。なんてもいい。
ぜんぜん平凡なもので構わない。
ぜんぜん平凡なもので構わない。
なんでもいいと言われるとな・・・。
なら、お前さんが書こうとしている主人公とヒロインでやってみよう。
そうだな・・・ふたりの間にケーキがひとつあるって状況にしよう。
そうだな・・・ふたりの間にケーキがひとつあるって状況にしよう。
おやつの取り合いかよ!
それはどうかな?
お前のキャラはそんな行動するキャラなのか?
お前のキャラはそんな行動するキャラなのか?
うーん、どうだろう?
主人公は当然ケーキを譲るよな、ヒロインに。
主人公は当然ケーキを譲るよな、ヒロインに。
譲られたヒロインはそのまま食べるのか?
甘いモノが大好きだから当然食べる・・・いやいや、待てよ。
甘いモノが大好きなだけにダイエットとか気にしてそうだな。
でも食べたいし・・・。
甘いモノが大好きなだけにダイエットとか気にしてそうだな。
でも食べたいし・・・。
ほら、そこだ。
え?
そうやって状況に反応して、どんな風に行動するか。
その行動を書くことを「描写」と呼ぶ。
小説を書く時にすごく大事なものなんだ。
その行動を書くことを「描写」と呼ぶ。
小説を書く時にすごく大事なものなんだ。
描写?
説明と違うのか?
説明と違うのか?
説明というのは、さっきお前さんが長々としゃべってた主人公の設定のようなものだ。
無機的な単なる情報だ。
いくら書き連ねても退屈なだけだ。家電の説明書みたいなものだからな。
無機的な単なる情報だ。
いくら書き連ねても退屈なだけだ。家電の説明書みたいなものだからな。
退屈?
ちゃんとどうすごいのか伝えてるじゃないか!
ちゃんとどうすごいのか伝えてるじゃないか!
おいおい、小説は単なる文章なんだぜ?
どんなスゴいことでも言葉で書けばあっさりと可能になる。
その程度の「スゴいこと」をいくら書いても驚くヤツなんていないよ。
どんなスゴいことでも言葉で書けばあっさりと可能になる。
その程度の「スゴいこと」をいくら書いても驚くヤツなんていないよ。
そうかもだが、ならどうすりゃスゴさが伝わるんだ?
スゴいと説明するからダメなんだ。
読者に「スゴい」と感じさせる必要がある。
論理ではなくて感情に訴えるんだ。
読者に「スゴい」と感じさせる必要がある。
論理ではなくて感情に訴えるんだ。
ええ~どうやって?
そのための武器がさっき言った「描写」だ。
ケーキをどうするって話か?
そうそう。
状況に対する行動を通して、キャラの性格などが「描写」されるんだ。
状況に対する行動を通して、キャラの性格などが「描写」されるんだ。
まあ・・・確かにキャラの設定に基づいた行動だからそうだろうけど。
でもそれで読者にわかってもらえるかな?
でもそれで読者にわかってもらえるかな?
がんばれば読者はちゃんとわかってくれるよ。
としか言い様がないな。
としか言い様がないな。
説明した方が正確でいいと思うけど。
正確だけど退屈させるぞ。
その上読みにくくなる。
その上読みにくくなる。
描写ねえ・・・。ぶつぶつ。
さ、続きをやろうじゃないか。
え? ああ、「3つの設定」のか?
話をどんどん転がしていけ。
ヒロインがケーキを受けるかどうかか?
うーん、どうなるんだ?
うーん、どうなるんだ?
こういう風にどんどん話を転がしていけば、
今までハッキリしてなかったキャラの性格などが浮かび上がって来るんだ。
「どう行動すればそのキャラらしいか」を常に念頭に置いておけ。
今までハッキリしてなかったキャラの性格などが浮かび上がって来るんだ。
「どう行動すればそのキャラらしいか」を常に念頭に置いておけ。
「らしさ」か・・・。
このヒロインは・・・誘惑に負けちゃいそうだなあ。
なら食べてしまうか。
このヒロインは・・・誘惑に負けちゃいそうだなあ。
なら食べてしまうか。
なぜ誘惑に負けてしまうんだ?
へ?
キャラが行動をしたとき、その動機づけも考えなくてはだよ。
表面上は同じ行動でも、その動機が違えばまったく別の意味を持つからな。
表面上は同じ行動でも、その動機が違えばまったく別の意味を持つからな。
ううーん。
ヒロインはお姫さまだから、食べ物には困ってないよな。
それなのに食いしん坊ってのは・・・・?
どんな理由が?
ヒロインはお姫さまだから、食べ物には困ってないよな。
それなのに食いしん坊ってのは・・・・?
どんな理由が?
そうそう。いいぞ。
そうやってどんどんキャラを掘り下げて行くんだ。
そうやっていくうちにキャラがどんどん活き活きとして感じられるようになるぞ。
そうやってどんどんキャラを掘り下げて行くんだ。
そうやっていくうちにキャラがどんどん活き活きとして感じられるようになるぞ。
ううーん、確かにそうだが。
けど、これシンドいなあ・・・。
けど、これシンドいなあ・・・。
慣れてないからだよ。
慣れれば書く時に自然とこう考えていくようになっていくから大丈夫。
慣れれば書く時に自然とこう考えていくようになっていくから大丈夫。
それはいいんだけど、俺の小説が書き出せないって問題どうなったんだ?
これだとキャラが深まるけど話は始まらないんじゃないか?
これだとキャラが深まるけど話は始まらないんじゃないか?
やることは同じだよ。
え?
思い切りスゴい状況を作って、そこに適当なキャラたちを放り込ませる。
それでキャラたちがどんな行動をするかを観察すればいい。
それでキャラたちがどんな行動をするかを観察すればいい。
け、結局これなのかあ。
今は不慣れだからしんどく思うだろうが、慣れればすこぶる面白く感じるぜ!
うう~脳みそが、沸騰しそう。
平気平気。
短編100本も書けばすぐ慣れる!
短編100本も書けばすぐ慣れる!
だからそんなん無理だって・・・・!