LOVE魔王 第3話
第1話http://inove.jp/ivsid1120第2話http://inove.jp/ivsid1121第3話http://inove.jp/ivsid1131
第4話http://inove.jp/ivsid1137第5話http://inove.jp/ivsid1144第6話http://inove.jp/ivsid1145
第7話http://inove.jp/ivsid1160第8話http://inove.jp/ivsid1161第9話http://inove.jp/ivsid1162
第10話http://inove.jp/ivsid1163第11話http://inove.jp/ivsid1166第12話http://inove.jp/ivsid1169
第13話http://inove.jp/ivsid1184第14話http://inove.jp/ivsid1188第15話http://inove.jp/ivsid1189
第16話http://inove.jp/ivsid1190第17話http://inove.jp/ivsid1196第18話http://inove.jp/ivsid1204
第19話http://inove.jp/ivsid1209第20話http://inove.jp/ivsid1211第21話http://inove.jp/ivsid1218
第22話http://inove.jp/ivsid1220第23話http://inove.jp/ivsid1229第24話http://inove.jp/ivsid1235
第25話http://inove.jp/ivsid1237第26話http://inove.jp/ivsid1239第27話http://inove.jp/ivsid1240
最終話 第28話http://inove.jp/ivsid1241
姉妹作:魔王ふたり→http://inove.jp/ivsid958
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海はいい。
魔王さま、お忍びで来ているのですからそのような過激な水着はちょっと……。
私とお揃いの水着を着たいのなら遠慮はいらん。
変態ご一行になってしまいますよ。
魔王の存在意義である破壊と混沌をイメージした水着なのだが、不評だな。
イメージを表現し過ぎですよ、そのデザインは。
我が強大なる魔力をもって、毛の処理も万全なのだが。
他の魔王もこうなんでしょうかねえ?
四天王やめたくなりますよ、まったく。
四天王やめたくなりますよ、まったく。
ねえねえ、お姉さん。
魔法使えるひとなの?
魔法使えるひとなの?
そうだが。なぜそのことを見破った? 子供よ。
なんか魔法とか使えそうな格好してるから~。
魔法使いイコール変態ってことじゃないよ、子供ちゃん?
幼さに似合わぬ慧眼だな。よし特別に話を聞いてやろうではないか。
わあい。ありがとう。
魔王さま、ついにこんな子供にまで手を出すようになるなんて……。
違う。純粋なる厚意だ。ロリに興味はない。
私、生まれつき魔法を使えるの。
それでそれがどんな魔法なのか教えてもらいたくて。
それでそれがどんな魔法なのか教えてもらいたくて。
生まれつき魔法が?
そのようなこと初耳だな。
でも使えるの。
小さい子特有の空想ってところじゃないですか?
で、どのようなものなのだ?
じゃあ、やってみるから少し離れるね。危険かもだから。
危ないものなんですかね?
始まったようだな。
うーん!
……別になにも起きませんね?
(あの子供の周囲だけ空間が濁っているだと?)
どうだった?
うーん、どういやいいんでしょう?
子供よ、それは魔法というより呪いみたいなものだ。
だからむやみに使うでないぞ。
だからむやみに使うでないぞ。
呪いなの?
また魔王さま、適当なこといっておどかして。
前に見てもらったひとには、無害だから無視しておけっていわれたけど。
確かにそれは無害だが、本質的に邪悪なものなのだ。
だから触ないようにしておくのが良い、というのは正しい答えだ。
だから触ないようにしておくのが良い、というのは正しい答えだ。
うわあ、なんだか怖いなあ。
放置すれば別に問題はない。
安心しろ。
安心しろ。
うん、わかった。
さすが魔王さま。
言葉巧みに子供を言いくるめ、追い返しましたな。
言葉巧みに子供を言いくるめ、追い返しましたな。
うーむ、何者なのだ、あの子供は?
あれ? もしかして魔王さま、ロリに目覚めたのですか?!
いけませんよ、さすがに!
いけませんよ、さすがに!
違うといっただろう。
またそんなすぐバレる嘘を。
バカな。私が己の性癖のことで嘘をつくわけがなかろう!
それもそうですね。
あの子供、監視下に置く方が良いかもしれん。
へ? 別になにもなかったじゃないですか。
お前がわからぬのも無理はない。
私のような「超越者」でないと感知することもできないシロモノだったからな。
私のような「超越者」でないと感知することもできないシロモノだったからな。
「超越者」?
なんです、ソレ? 魔王さまの異名のひとつですか?
なんです、ソレ? 魔王さまの異名のひとつですか?
我らの属性を示す言葉だ。
魔王の中では私のみが持つ。
魔王の中では私のみが持つ。
また例の厨二病的思いつきじゃないんですか?
そっちの設定の話ではないわ。
とにかく、あの子供見過ごせぬ。
とにかく、あの子供見過ごせぬ。
ではいかがします?
私の遠見の水晶球で監視しておくとしよう。
魔王さま自らですか?
私以外のものでは異変に気づきもしない可能性があるからな。
……本当に新しい性癖に目覚めたわけじゃないんでしょうね?
もしそうならこの場で家臣一同に、美幼女狩りを実行させておるわ。
さすが魔王さまは生き方に揺るぎないですな。
というわけで海で遊ぶとしようではないか。
はい。
はい。
急に人数が増えた!
さっきからそばにいたじゃないッスか……。
我ら四天王は常に魔王さまのそばに控えておるものだ。
不本意ながらな。
不本意ながらな。
ふふん、四天王が3人もそろうとは壮観だな。
控室でいつも揃ってますけどね。
3人でも四天王とはこれいかに……ッス。
四天王といえば聞こえはいいが、貧乏くじを引かされた面子というのが実態だがな。
私は楽でいいですけどね、心労以外はですけど。
さあ! 南の魔王軍上層部が打ち揃ったところで海遊びを行なう!
甲羅干しですか?
砂のお城を作るッスかね?
魔王さまを砂に埋めるというのはどうだろう?
否。否。否。
「魔王割り」を行なうのだ!
「魔王割り」を行なうのだ!
なんですソレ?
スイカ割りの魔王版だ。
どういうことッスか?
スイカの代わりに魔王を使うのだ。
魔王さまを……割る?
私のこの丸い尻をスイカに見立て、貴様らが目隠しをして狙って打ち割るのだ!
ひどい絵面ですな。
そんなことするのは変態か芸人かのどっちかッス。
魔王さまを打ち据えられるのならやろうではないか!
もちろんスイカも反撃するがな。
へ?
私に充分な快感を与えられない一撃を放った場合、
不敬罪を即座に適応する。
不敬罪を即座に適応する。
なんという暴君なMッスか!
くっくっく、ヒイヒイいわせてやるわ。
四天王壊滅のピンチ!
盛り上がってきたようだな。
あの、辞退した場合どうなるのですか?
別の形で性的快感を与えることを命じる。
そっちも勘弁願いたいッス。
とにかくぶっ叩ければそれで良かろうなのだ!
こんなしょうもないことで四天王が全滅したらたまらないよ!
お前たちの実力見せてみるがいい。
そういいつつ尻をこっちに向けないでくださいッス!
ああああああ、周囲の観光客らがドン引きの目で離れていってるぅ……。
もはや事態はやるかやられるか!
両方の意味でな!
両方の意味でな!
タイミングよく勇者とか現れないッスかね?
勇者にメリットはゼロだけどね。
待ちなさい! そこの変態集団!
む! 勇者か!
南の勇者が来た! 助かった!
あれ? 変態かと思いきや南の魔王!
なにしてんの?
なにしてんの?
ふふん、私だけでなく四天王もいるぞ?
げげっ! この戦力差じゃ勝てるはずがないわ!
うわわ、ここで勇者に逃げられたら私たちが大変だ。
待て、勇者! 今の魔王さまは丸腰だぞ! 戦力が落ちているのだ!
待て、勇者! 今の魔王さまは丸腰だぞ! 戦力が落ちているのだ!
今こそ長きに渡る戦いにピリオドを打つ時ッス!
なぜか我ら四天王は戦闘に参加出来ないという状態異常にかかっているしな!
へ? そ、そうなの?
魔王を討つなら今をおいて他にない!
世界が待ってるッス!
見せろ! 勇者の力を!
なんだかわからんが、その通り! かかってこい、勇者よ。
な、なんかよくわかんないけど……たああ! 覚悟! 魔王め!
愚かな。「原子融解」。
っ!
あちゃ~……一瞬で原子ごと消滅しちゃった。
「原子」を操る力を持つ私に歯向かうとは愚かなり勇者。
教会で復活してやり直すがいい。
教会で復活してやり直すがいい。
お見事ッス、魔王さま。
相変わらずのアホみたいな強さですな。
さあ、これで「海辺で勇者を誘い出し倒す作戦」は成功ですね!
ん? そうだったか?
そうッス! さすが魔王さまの作戦は一分の狂いもないッスね!
まあな。私はすべてを見通す南の魔王だからな!
ではいよいよ魔王さまの尻を……。
わー!わー! わー!
さあ、作戦も終わったことだし城に帰りましょう!
さあ、作戦も終わったことだし城に帰りましょう!
そうッス!
海辺の紫外線はお肌の大敵ッスからね!
海辺の紫外線はお肌の大敵ッスからね!
うむ、魔王城に帰るとしようか。
(いやーこのときほど、魔王さまがアホで良かったと思ったことはないよ)
ちっ! せっかくのチャンスが。
お前も自重しろッス。
続く。