露出してるとついつい目が行ってしまう身体の部位4パターン
「最小限の露出で最大限の効果を――」。すっかり冷え込んできて、つい厚着してしまうことが多い昨今。こんな時期こそ、一発逆転のプチ露出を狙っていきましょう!誰もが知ってる有名なポイントや、マニアックだけど破壊力の高いポイントを完全網羅!珠玉の一冊です!
頬を真っ赤に染めためたんが、小さな口を開きます。なんとか目を逸らさないようにと震える肩は、普段の彼女からは考えられないほど健気でした。
わたくしたちが出会ったのは『運命』なのかもしれない。幾百の同じ顔が並ぶ無機質な空間で、ただ、貴方の姿だけが輝いて見えたのよ。
その思いは、時間を重ねるごとに、ますます強くなっていったわ。本当に――あなたを選んで、良かった。心からそう思う。――だから、ね?
――――好きです。わたくしと、付き合ってください。
めたんは顔中を上気させながらも、絞り出すような声でそう言い切ると、彼女が『貴方』と呼ぶ影に、ゆっくりと両手を伸ばします。そして、少し赤茶けた『貴方』にその手を添えると、一気に自分の方へと引き寄せて――。
――ちゅっ。
そっと、口付けたのでした。
……………………///
バード・キスでしたが、たっぷり三秒は唇を寄せていたようです。彼女は緊張と興奮で潤んだ瞳を名残惜しげに離しながら、『貴方』のことをじいっと見上げ――。
びしゃっと、頭から魔法の生卵をひっかぶりました。
ずん子の言うとおり、めたんの両手には粉々に爆散した生卵のかけらが残っています。どうやら、彼女のセリフのなかの『貴方』とは、現在彼女がひっかぶることになってしまった生卵のことだったようです。
んもう! 今回は『成功――イン・ザ・ホール――』したと思ったのに! あーもうずん子、タオルちょうだい!
『ねばねばですね~♪ キス以外でもエネルギーの受け渡しができれば、わざわざ顔に近づけて「訓練」しなくても良かったんですけどね~♪』
めたんに濡れタオルを渡しながら、ずん子は上級生の授業の見学に来ているきりたんを心配そうな目で見ていました。
そう。これはずん子たちの小中高一貫女子校、『ふるさと女学院』の授業風景です。なかなか難しいタスクに挑戦しているようですが、生徒たちは皆、和気あいあいと授業を受けています。もっとも、あちこちで実験用に加工された生卵が爆ぜる光景は、普通の高校ではなかなか見られませんが。
そんな授業風景を、こっそりとのぞき見る目が、一対。
(……………………これは、能力制御の授業? わたしが神社で練習してるのと、ほとんど同じ内容。)
(……………………意図的に感情を昂揚させ、その状況下でも能力を暴走させないための訓練。どう思う? いなば。)
掃除ロッカーの上に身を潜めながら、巫女服の少女――中国うさぎは、驚くほど正確に授業のねらいを汲み取っていました。よく見れば、彼女がそこにいることは一目瞭然なのですが、生来の影の薄さか、誰も彼女に気付く様子はありません。
彼女が、いつも連れ歩いているぬいぐるみと会話ができるのかは分かりません。ですが、ぬいぐるみ「いなば」について、彼女が何らかの異変を感じたのは確かのようで、恐る恐る、といった様子でそちらの方を向くと――。
(……………………!!??)
――「いなば」は、まさに今、ネコによってかっさらわれる瞬間でした。
……………………ちょ、待って……!! それがないと……!!
慌てて声を出しますが、時既に遅し。ネコは人間にはおよそできないような跳躍で掃除ロッカーを飛び降りると、そのまま、教室の外へと飛び出して行ってしまいました。
(――変わって、再び教室内の風景――)
ずん子たちは、めたんの顔にかかった生卵の後処理をしていました。
うるさいわね! 『純情家――ロマンチスト――』って言いなさいよ!
生卵はめたんの大事な服にも、容赦なくかかっています。不思議な学院で使われる不思議なアイテムですから、不快なのは粘り気がだけで、シミになったり、匂いが移ったりしないのが救いでしょうが――めたんは、それでも不満なようでした。
さらっ。
めたんが不快そうに首元のリボンを解いた瞬間でした。ふっ、と突然、服についた粘り気がなくなったのです。そして、それに代わってスースーした爽快感が襲ってきたかと思うと――なんと。
きっ……きゃああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?/// わ……わたくしの服が!? え!?
――案外着やせするその身体を隠していた衣装の上半分が、一瞬で消えてなくなっていたのでした。
『わぁ~♪ 女子力限界突破です~♪ めたんさま(400)、スレンダーで素敵なお身体ですよ~♪』
――ブラまで白なんて、徹底してますねめたんさん(ドクドクドクドク
かろうじて残った下着の上から手を這わせ、1センチでも多くの肌を隠そうと努力するめたんを、そらさんときりたんが至福の目で観察します。
うっ、うるさいわね! あなたたちも『道連れ――ヘル・トゥゲザー――』してやろうかし……ら!?
さらっ。さらっ。
――今度は、その二人の番でした。
……めたんちゃん、道連れなんて能力、使えたっけ……?( ゚д゚ )
わたくしじゃないわよ!?
言葉尻を捉えられためたんが慌てて両手を横に振ります。それに合わせるようにして、意外と着やせする彼女の、形のいいとある箇所が柔らかそうに揺れますが、今はそれどころではありません。
――これ、砂混じりの砂鉄です。と、いうことは……。
うさぎちゃん!? どうしてここに∑(゚◇゚ノ)ノ ……ってうおあ!?( ゚∀゚)・;'.、グハッ!!
――さらっ。
取り乱してロッカーの上から飛び出してきたうさぎの『視線』が、容赦なくずん子の服を溶かします。もちろん、うさぎ自身はわざとやっているのではなく、必死に視線を逸らそうと、クラス中のあちこちを向いてみたりしているのですが――。
さらっ。さらっ。さらっ。さらっ。さらっ。さらっ。さらっ。さらっ。さらっ。さらっ。さらっ。さらっ。
嬉しそうに解説してる場合じゃないよね!?(;゚∀゚) うさぎちゃん、あなたの能力を止めてくれるあのぬいぐるみさんは!?
……………………そ、それが……。
さらっ。という音が響いて、とうとう、ずん子のクラスメイト全員の服の一部が、砂混じりの砂鉄へと姿を変えてしまいました。改めて解説すると、ずん子は自慢のミニスカが更にきわどく、きりたんはぷにぷにした両脇が露出し、そらさんは下乳部分が削り取られています。
ようやく、うさぎは視線を落ち着かせることができる場所――掃除ロッカーを見つけました。どうやら、この学院の施設は予め、ちょっとやそっとの能力では壊れないように設計されているようですが、今はそれどころではありません。
……………………ネコの侵入を許した。くわえて持っていった。ついさっき。
へくちっ!∑(゚ω゚ノ) さ……寒い……。それで、そのネコはどこに行ったか分かる?
……………………廊下を出て、右。
声が小さいのではっきりとは聞き取れませんが、うさぎの声は涙混じりです。ずん子たちと同じように、彼女は強すぎる人外の力を持て余しているのでしょう。この学院にいるのなら、誰でも一度は、経験のある状態です。
ずん子がそう叫ぶと、彼女たちのやり取りを見守っていた、ほとんど裸のクラスメイトたちから一斉に「了解!」という声が響きます。どこを向いてもピチピチお肌な教室内は、諦めと自棄、そして戸惑ううさぎへの庇護欲のような愛情が渦巻く、混沌の様相を呈していました。
事情は今聞いたとおりである!(`・ω・´) 幸い、諸君らはすでに、野を駆け山を駆けていたころの人類の気持ちが味わえる格好に相成っており、状況を打破するために必要なのはあと、ただ一つ! 勇気だけだ!(。・w・。)ゝ
……………………ま、まさか。
作戦目的も同様、ただ一つ!(`・ω・´) ネコに奪われたうさぎちゃんのぬいぐるみを奪い返す! ここは女子校、何を隠すことがあろうか! 諸君! 私とともに校内を駆けるのだ!
――サー、イエッサー!
……………………そ、そんな。そこまでする必要はない。これはわたしのミス。わたし自身で取り返す。
大丈夫よ。わたくしたちに任せなさい。わたくしなんて、常にネコとの『熾烈な争い――デッド・ヒート――』を繰り広げてるんだから。
『ええ~♪ それにぃ、こんな恥ずかしい格好で公共の施設の中を走り回るなんてぇ、こんな刺激的な体験、まーくつーは初めてですよ~♪ むしろぉ、機会を与えていただいてありがとうございます~♪』
――「走る」ということは「揺れる」ということと同義ですしね。わたしは何があってもずんねえさまを見届けるまでです。
うん、まあ色々ずれてるけど、そういうこと。(¬_,¬)b だから任せて! うさぎちゃんの大切なお友達、必ず取り戻してくるからね!(≧▽≦)ゞ
問答無用! カウント省略! 目標、うさぎさんのぬいぐるみ・通称、「いなば」!!ヽ(*`Д´*)ノ
――ルーブル美術館に収蔵されている『民衆を導く自由の女神』という絵をご存知でしょうか。まあ、彼女はしっかりとした服を身につけていますが。
「うおおおおおっ」という鬨の声と共に、各部のお肌を露出し、失うものがない状態と化した少女たちが雪崩のように教室を飛び出していきます。ある者は勇ましく、ある者は遠慮がちに。もちろん、きりたん、めたん、そらさんも例外ではありません。――そして、ずん子も。
半ばヤケクソになってぬいぐるみを探す彼女たちの姿に心を打たれたのか、何事かと思って注視していた他のクラスの面々も、次第にずん子たちに合流していきます。まあ、彼女たちは服を身につけていますが。
――その威風堂々たる行進は、まさに、『自由の女神』――
……ふ。長年の『山野疾走生活――サバイバル――』で鍛え、獣と堕しながらも泥水をすすって生きてきたわたくしにとってみれば、この程度の恥辱、なんとも……なんともないんだから……。ふふふふふふふふ……。(ダダダダダダダダ
――のちに、『聖者の行進――マーチ・ウィズ・ザ・ゴッデス――』として語り継がれることになるこの日の大行進に関して、現在、その詳細に関しては誰ひとり、黙して語ろうとしません。ただ、とある少女による「――ま、眼福以外の何物でもありませんでした」という証言が伝わるのみであります。
(――1時間後・教室――)
――そこには、やり遂げた顔の少女たち四人が、夕陽を浴びて立っていました。
……………………。
ちなみに、四人の服は学院の教師陣によって元通りに復元されています。(ならば最初から先生を呼べば良かったのでは)という選択肢は、四人一同、誰も考えないようにしていますが。
そして、巫女服の少女――うさぎの腕の中には、愛用のぬいぐるみ「いなば」が、大事そうに抱きかかえられています。
――いえむしろこちらこそありがとうございm……むぐぐ。
ふふっ。どういたしましてヽ(≧▽≦)ノ
……………………借りができた。いつか必ず返す。なんなら、今ここでわたしの裸を見ても――。(ヌギヌギ
唐突にその細い肩と美しい鎖骨を露わにしたうさぎを、ずん子が慌てて止めます。彼女の言葉に、めたんとそらさんが力強く頷きました。
……………………そう、か。
うさぎはそんなずん子たちの様子を呆然と眺めていましたが、しばらくすると、不意に、口元を緩め――、
……………………また、来る。次は――あの、イタコの人がいるときに。
そう告げて、逃げるように、教室から飛び出していったのでした。
――その後、そらさんが事態の一部始終を記録していたか否かという点について、ずん子ときりたんとの間にさまざまな権謀術数が渦巻く『第二次・星三号作戦』が勃発しましたが――それはまた、別のお話。
――おわり―― (※今回もまとめのコメント欄にて感想をお待ちしています! また、まとめのコメント欄にずん子のイラストを投稿してくださる方も募集中です! コメント欄に投稿していただいたイラストに限り、公式から転載させていただく可能性がありますので予めご了承くださいね。)
次回はこちら http://inove.jp/ivsid1418



























