ボカロ/ボイロ

どんなタイトルにも(※ポロリもあるよ!)と付け足すと何となく気になる件について ※ポロリもあるよ!

「最近のラノベはタイトルが長い!」という意見がありますが、じゃあかつては高尚なタイトルばかりだったかというと、別にそんなことはありません。新聞紙のみがTV番組情報を知る唯一の時代だったころは、逆にあのキツキツの番組欄の特性を逆手にとって、「Hの真実」とだけ書いて僕たちを深夜にこっそり突き動かしたあげく、その実は「ホルストの真実」だったりしてクラシックに目覚めさせられたものです(遠い目)。その時代から考えれば、名は体を表す現在のライトノベルって、なかなか親切なものに見えてきませんか?

タグ:東北ずん子 SS アイノベ アニメ

なれーたーずん子
どんなタイトルにも(※ポロリもあるよ!)と付け足すと何となく気になる件について ※ポロリもあるよ!     東北ずん子小説
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なれーたーずん子
(――春分の日・東北家――)
東北ずん子
あ、いらっしゃーい!(。・∀・)ノ ごめんね、わざわざ呼び出しちゃって。 
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中部つるぎ
いや、本日はお招きいただき、感謝する。すまないな、急に伝えることになってしまったせいで、慌ただしくさせて。 
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なれーたーずん子
東北家。手作りの飾り付けが廊下や室内を彩っています。無事にホワイトデーのお返しも済み、「大都会」本部への帰還期限となってしまったつるぎに対して、今日は、ずん子たちがお別れパーティを開催することになっていました。
九州そら
『まだ一ヶ月しかいないのにぃ、もう帰られるんですね~……。津々浦々にいるまーくシリーズたちとはどこかで会うことになるかもしれませんけどぉ、まーくつー個体としては、ちょっと寂しいですねぇ……』 
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中部つるぎ
ああ。こちらに来た目的も、一応は達成したからな。とはいえ、ずん子くんとの契約関係はまだまだこれからだ。「本部」とこちらとを何度も往復することになる。今生の別れじゃないさ。 
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関西しのび
ま、大将は「本部」で面倒をみないとアカン人がおるんや。ずっとその人の右腕を務めてきたから、一ヶ月も離れとるのなんて初めてのことやしな。 
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東北イタコ
その歳で立派ですわね……(o'∀'人) あたしより若いのに。 
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中部つるぎ
あなたほどではないよ。それに、これからはずん子くんにも働いてもらうことになるかもしれない。まあ、今日は年齢など関係なく、無礼講で楽しもう。 
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東北ずん子
はい!ヽ(≧▽≦)ノ ずんだ餅もいーっぱい作りましたから、ぜひ食べてくださいね! 
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なれーたーずん子
――ピンポーン。
なれーたーずん子
つるぎを招き入れようとしたずん子の耳に、「た、宅急便でーす」という声が聞こえてきました。妙にくぐもっているその声を不審に思いながら、彼女が扉を開けると――。
東北きりたん
――……でかっ!? なんでしょう、これ。 
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なれーたーずん子
傾けないと東北家に入ってこられないほどの巨大な段ボールが、入り口を塞いでいました。
モブ1
配達のお兄ちゃん「はぁ……はぁ……。ちゅ、中部つるぎさんは……」
中部つるぎ
……自分だが。 
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モブ1
配達のお兄ちゃん「せ、せんべ……餞別……だ……そうです……」(ガクゥ
東北ずん子
は……配達のお兄さーん!?∑(゚ω゚ノ)ノ 
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なれーたーずん子
あまりの重量に――配達のお兄さんは、まるでマラトンからアテネまで勝利の報告をしたギリシア軍兵士のように、その場に倒れました。
なれーたーずん子
(――15分後――)
東北ずん子
とりあえずお兄さんにはずんだ餅を振る舞ったら元気になってくれました!!(`・ω・´) 
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関西しのび
怪しい通販番組か! せめて「※効果には個人差があります」って言えや! 
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東北イタコ
そんなことより、この段ボールの方が問題ですわ……。怪しい商品だったら、即刻クーリングオフしないと、あたしみたいなことに……(。´・_・`。) 
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中国うさぎ
……………………経験者は語る。 
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なれーたーずん子
ずん子たち全員の協力によって、巨大な宅配便はリビングの室内へと運び込まれていました。事前に用意してあった色んなお菓子などをどけて床の上に置かれた「それ」は、圧倒的な存在感で部屋の空気を支配しています。
中部つるぎ
では、開封するぞ。 
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九州そら
『……ごくり♪』 
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なれーたーずん子
ビッ、ビッと、愛剣の「信長」でテープに切れ目を入れながら、つるぎが段ボールを解体していきます。
なれーたーずん子
見ているだけでうっとりしてしまいそうな剣捌きです。段ボールに包まれていた「それ」は、みるみるうちに、その鋼鉄のボディを空気に晒し――。
なれーたーずん子
――デン。 
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中部つるぎ
ぶーーーーーーーーーーっ!!?? 
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なれーたーずん子
――正体を明らかにした「巨大な力士」の人形に見下ろされ、つるぎは、肺の中の空気を全部吐き出すことになりました。
中部つるぎ
おい! しのび! 
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関西しのび
…………な、なんや? 
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中部つるぎ
ちょっと来い!!(グイッ 
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東北ずん子
?(。´・_・`。) どうしたんだろ、二人とも? 
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なれーたーずん子
ずん子が戸惑うのも無理はありません。しのびの裾をひっぱってリビングを飛び出すつるぎの姿は、「いついかなる時でも凛々しくあれ、大都会!」とはとても呼べないものでした。
なれーたーずん子
(――廊下――)
中部つるぎ
おい!! 何だアレは!? 何で「アレ」がここにある!? 
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関西しのび
う、うちも知らんわー!! そもそもうちと大将じゃ「アレ」は動かせんやろ!! 
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中部つるぎ
あ、ああ……。そうだった。では、「アレ」は動かないということで、ひとまず…………。 
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東北ずん子
\きゃあああああぁぁぁぁっ!!??/
なれーたーずん子
しのびとともに脂汗を浮かべ、目を泳がせて戸惑うつるぎの耳に、リビングにいたずん子たちの悲鳴が響きます。そして――それと同時に、\ずしーん/という、何か巨大な鉄塊が床を踏み砕く音も聞こえてきて、つるぎとしのびの顔から、血の気が失せました。
関西しのび
な、なんや!? ひょ……ひょっとして……! 
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なれーたーずん子
めりめり、と。不器用そうな手を張り手に使って扉をぶち抜き、きなこ棒のような腕が現れます。身長のせいで頭がぶつかるのか、壁を破壊しながら現れた「それ」は、幼児のように素朴に、全てのものをなぎ払って真っ直ぐに前進する、からくり人形の相撲力士です。
関西しのび
動いてるー!? なんでや!? 
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中部つるぎ
……ま、まさか……ッ!! ああくそっ! もう一度来い!(グイッ 
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なれーたーずん子
――おもちゃめいたその力士の無骨な笑顔に見据えられたつるぎは、全身に鳥肌が立つのを感じながら、しのびの裾を引っ張って東北家から飛び出しました。
なれーたーずん子
(――玄関――)
中部つるぎ
おい!! 何だアレは!? 何で動く!? 
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関西しのび
う、うちも知らんわ……。そもそも「あのお方」以外にはあの「人形」は動かせへんやろ……。 
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中部つるぎ
し、しかし「アレ」、まさか喋ったりはせんだろうな……? 
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東北ずん子
\きゃあああああぁぁぁぁっ!!////
なれーたーずん子
脂汗の量をますます増しながら、先ほどと似たようなやり取りを繰り返すつるぎとしのびの耳に、ずん子たちの黄色い悲鳴が響きました。
中部つるぎ
くっ……! 今度は何だ!? 何があった!? 
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東北イタコ
シャベッタアアアアアアアアアア!!(σ゚∀゚)σ!!!! ですわ!! 
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謎の人形レスラーC
『ドーモ、ワタシハ、カワイイ、オモチャ=デス』
中部つるぎ
……………………なんで!? 
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漆黒のめたん(四国めたん)
これ、AIで動いてるのかしら……。でも、アンドロイドにしては動きやイントネーションが人間的だし……ね、あなた? あなた、ひょっとして『中の人――パペットマスター――』が入ってるんじゃ……。 
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謎の人形レスラーC
『ヘイヘーイ。ソンナコト、アリマセーンヨー!! ナカノ=ヒトナンテー、イマセンヨー?』
関西しのび
(ざ、雑や! キャラ設定が雑すぎ……、ハッ!? まさかうちも似たようなことしてたんか!? うわ恥ずかし!!) 
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なれーたーずん子
ガッションガッションと首や両肩の関節のモーターを回転させる「力士」は、巨大ではありますが、よく見れば愛嬌があって、なかなかに愛おしく見えてきます。やがて、規則正しい「力士」の動きを温かく見守っていたずん子たちのうち背中側にいたきりたんが、「あること」に気付きました。
東北きりたん
――……あの、ちょっと失礼。 
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なれーたーずん子
そして、髪の毛についたゴミを払うかのような気軽さで、「力士」のマゲに手を伸ばします。
なれーたーずん子
――が。
謎の人形レスラーC
シェイハァッ!!!(ビシィ!!
なれーたーずん子
――ドゴォッ!!
なれーたーずん子
その巨体に似合わぬ敏捷さで旋回した「力士」のごんぶとな腕が唸るようにきりたんの腹にねじ込まれ、彼女は、目にも留まらぬ速さで廊下の突き当たりまで吹っ飛ばされてしまいました。
東北きりたん
――ぐえー! 
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東北ずん子
き、きりたーん!。・ ゚・。* 。 +゚。・。* ゚ + 。・゚・(ノД`) ど、どうして……? 
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謎の人形レスラーC
『オスモ=サン、マゲ、サワル、ダメ、ゼッタイ!』
漆黒のめたん(四国めたん)
た、確かにそれは『禁則事項――タブー――』に違いないわ……!! きりたんさん、なんでこんな無謀なことを……! 
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東北きりたん
――だ、だって……。り、力士さんの後頭部に……!! 
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中国うさぎ
……………………あ、あれは……! 「彼」の髷に矢印が伸びている…………。 
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東北イタコ
そ、そんな……( ゚д゚ ) そんなことが、ですわ……!! 
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東北ずん子
「押すなよ!? 絶対に押すなよ!?」って書いてある……!?(´゚д゚`) 
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中国うさぎ
……………………こ、これは……、確かに……。 
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九州そら
『「押す」しかありませんね~♪ 九州そら・まーくつー♪ まずは脚を止めます~♪』 
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なれーたーずん子
そらさんが頭部の地球儀を発光させながら回転し、「力士」の周囲に無重力空間を作り出します。床と天井に付着していた微かな埃が柱状になって舞い上がり、当然、その中心にいる「力士」の身体も浮かぶかと思いきや――、
謎の人形レスラーC
『……ノコッタ、ノコッタ!!』
九州そら
『……!? あ、あら~?』 
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東北イタコ
む、無重力空間が勝手に移動して、そらさん自身に――!?∑(゚ω゚ノ)ノ 
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九州そら
『どっ、どういうことでしょう~?(泣) ま、まーくつーの言うことを聞いてください~(汗)』 
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なれーたーずん子
装置を発動したそらさん自身にも、何が起こっているのか分からないようです。「力士」によって「反射」、あるいは「コピー」された無重力空間は、油断していたそらさんのチューブトップにも作用し、彼女がもがくにつれ、上へとずらしていきます。そして、ついに……。
なれーたーずん子
――ぽろん。
九州そら
『いや~ん♪』 
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東北ずん子
まろび出たアアアア!?┣¨━━━━(*゚Д゚*)━━━━ン どことは言わないけど!! 
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漆黒のめたん(四国めたん)
……くっ。クラスメイト、そして友人の羞恥の『仇――リベンジ――』はわたくしが取るわ! 「ハイド」! わたくしの熱量で暴れなさい!! ――イタコさん! うさぎ! 三人で『連係攻撃――ジェットストリームアタック――』をかけるわよ! 
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東北イタコ
おう、ですわ!(≧▽≦)ゞ 
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中国うさぎ
……………………わたしはいい。 
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東北イタコ
……七尾召喚!! 『妖狐召霊拳――マントラ・フォクストロット――』!! 
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漆黒のめたん(四国めたん)
回転数MAXっ!! 「天恵の」ハイド、『断罪モード――フル・ブースト――』!! 
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なれーたーずん子
にべもなく断ったうさぎはともかく、いつの間にかめたんの技名を採用したイタコ姉さまと、めたん本人はノリノリで構えを取ります。
漆黒のめたん(四国めたん)
『十字攻撃――グランド・クロス――』ならッ! 
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東北イタコ
かわしきれまいッ!! ですわ!!(#゚皿゚) 
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なれーたーずん子
「「はああああああああああッ!!」」と声をシンクロさせて飛びかかる二人の実体のない刃(というか親指)がマゲボタンを襲います。絶妙の間合いで放たれたその連係攻撃を前にしては、いかに反射神経のいい「力士」であろうと、とても対処しきれないように見えましたが――。
なれーたーずん子
――彼女らが、「マゲ」に触れる直前のことでした。
謎の人形レスラーC
『ハッケヨォイ!!』
漆黒のめたん(四国めたん)
なっ……!? あっ……、う、うあああっ!?///(ポタポタ 
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東北ずん子
あ、ああっ……!?∑(゚д゚;) め、めたんちゃんが”汗”をかいてる……!? なんか色っぽくなってるけど!(´゚д゚`) まさか攻撃を反射されて、身体の中からぽかぽかに…………!? 
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東北イタコ
あ、あーれー!! ですわ!!(*ノェノ) 
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東北ずん子
い、イタコ姉さまは自分の放った妖気が自分の方に戻ってきて絡みついて……これは……(;゚∀゚) 
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中国うさぎ
……………………まるで、触手。 
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東北ずん子
う、うん……(ノ∀`;) すごい食い込んでるね…………/// じゃなくて! は、早く助けないと! うさぎちゃん、協力して!(`・ω・´) 
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中国うさぎ
……………………わたしではムリ。わたしの推測では、あの「力士」は自身に対して向けられた「攻撃」を全て無力化し、反射・コピーする能力を持っている。恐らく、わたしの「浄化」の力もコピーされてしまう…………、でも、あなたなら。 
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なれーたーずん子
ずん子の目を真っ直ぐ見てそう言うと、うさぎはそっと、「ずんだアロー」を差し出しました。
中部つるぎ
(……そ、そうか。「ずんだアロー」は攻撃性の能力ではない……) 
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中国うさぎ
……………………わたしが「力士」を引きつける。あなたに、賭ける。 
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東北ずん子
……分かった!(o´∀`o)ノ 絶対にボタンを押そうね! 
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なれーたーずん子
ずん子の表情が引き締まります。ポケットから常備用のずんだを取り出して手早く矢尻に塗りつけた彼女は、流れるように弓を構え、「力士」の後頭部へと狙いを定めました。
東北ずん子
行くよ!(`・ω・´) 
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中国うさぎ
……………………おすもうさーん、こっちこっち。 
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謎の人形レスラーC
シェイハアッ!?
東北ずん子
よっしゃ!(。・∀・)ノ 押すよ! 絶対に押すよっ! 当たれー!! 
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なれーたーずん子
抜群の精度で放たれた吸盤型の矢尻が空気を裂いて直進します。うさぎの妖力に気を取られていた「力士」は、背後から迫る矢に気付く様子はありませんでした。どうやら、うさぎの推測は当たっていたようです。
謎の人形レスラーC
……!!??(ビクゥン!!
なれーたーずん子
――ぽちり、と。
なれーたーずん子
ずん子の矢によって見事、彼のマゲは押し下げられました。それと同時に、床に投げ出された友人たちが、せっせと乱れた服を元に戻し始めます。
中部つるぎ
あ、当てたのか、あいつら……。だが、まだ終わりではないっ! 「中の人」の正体を見極めるまではっ! 
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関西しのび
あ! こら大将! 不用意に飛び出すなや! 
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なれーたーずん子
もくもくと、「力士」の身体中の隙間から蒸気が漏れ出しています。視界が曇って先が全く見通せない中、反射的に飛び出したつるぎの耳に聞こえてきたのは――、まだ第二次性徴も迎えていない、甲高い少女の声。
謎の人形レスラーC
……チッ。あー、もうやってらんない。ちゃんこのやる気、萎えちゃった!
中部つるぎ
こっ、この舌打ち、それにこの声は…………っ!? 
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東北ずん子
つ、つるぎちゃん?( ゚ω゚;) 
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なれーたーずん子
曇っていた視界が、徐々に晴れていきます。いつの間にか隣に飛び出してきていたつるぎが跪くのを見て、ずん子が戸惑った様子で語りかけました。
謎の人形レスラーC
ちょっと、つるぎ? アンタなんで帰ってこないのよ。遊び相手がいなくなっちゃったからー、わざわざこのアタシ――ちゃんこが、東北くんだりまで来てあげたんだからね!
中国うさぎ
……………………そうか。「動く巨体」、「妖力の無力化」。それに、能力者による日本の支配を目論む、秘密結社――。 
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東北ずん子
うさぎちゃんまで何を言い出すの!?∑(゚д゚*) 
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中国うさぎ
……………………「巫女みこ新聞」経由で、目にしたことがある。源氏の血を引く、わずか七歳の才媛の存在を。 
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なれーたーずん子
右手に幣を構え、左手を薄い胸板と巫女服の間に滑り込ませて、うさぎが浄化の構えを取ります。その瞳は普段の彼女からは考えもつかないほどに鋭く、まるで、目の前の存在を「敵」として認識しているかのようでした。
中部つるぎ
――ずん子くん、すまない。せっかく会を用意してもらって申し訳ないのだが、君たちとの別れの時に、少しばかり猶予ができたらしい。 
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東北ずん子
……はい?(;゚∀゚) 
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中部つるぎ
もっとも、猶予がどの程度のものになるかは、あの方次第だ――。 
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なれーたーずん子
東北家の廊下を覆っていた蒸気は、いつの間にか水滴へと変化していました。その結露に巨体を濡らしながら、ずん子たちの前に君臨する「力士」の顔の中に、少女はいました。
なれーたーずん子
高貴な存在だけが身につけることの出来る、紫紺の着物。あまりの妖力が溢れているのか、アメジストのように煌めく空色の髪。
中部つるぎ
総帥――大江戸ちゃんこ様の、お眼鏡にかなえば、の話だが。 
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大江戸ちゃんこ
――東北ずん子ちゃん、だっけ? アンタは、アタシを楽しませてくれるんでしょーねっ!! 
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なれーたーずん子
「大都会」の総帥が操る「力士」の腕が、まるで宣戦布告のように吼えました。
なれーたーずん子
――おわり―― (※今回もまとめのコメント欄にて感想をお待ちしています! また、まとめのコメント欄にずん子のイラストを投稿してくださる方も募集中です!)
なれーたーずん子
次回はこちら http://inove.jp/ivsid1432