ふとももに挟まれて窒息したいと思えるふとももはどんなふともも?
春はふともも。やうやう暖かくなりゆく外気温、少し大胆になりて、赤みがかった肌の多く露出してみせたる。夏もふともも。水着はさらなり。ホットパンツもなほ、日焼け女子のおほく飛びちがひたる。秋もふともも。寒気のさしてニーソの端いと高うなりたるに、○校生の、そろそろ学校に慣れてきたとて、三つ四つ、二つ三つなどスカートを折るのさへあはれなり。冬もふともも。黒タイツは言ふべきにもあらず。
\前回のラブずんだ!/ ちゃんこに操られ、学院の屋上へと連れ去られてしまったずん子! 彼女の力を悪用されると、日本全土がちゃんこたちのものとなってしまいます! イタコ、めたん、きりたん、そらの四人は激闘の末、力を合わせてつるぎ・しのびを撃破し、屋上へと駆けつけますが――?
(――「ふるさと女学院」・屋上――)
……………………(キリキリ http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-41.html
ふんふーん♪ よい……しょっと!(ドンッ http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-49.html
上機嫌に鼻歌を口ずさんで、ちゃんこが「力士ロボ」の腹部から巨大なツボを取り出します。その中には、日本中にバラまいてもまだ余るかといった量の、「清めの塩」が詰められていました。
……………………はい(キリキリ
ずん子の弓から放たれた一撃は、「魔滅」の金色の光をまとって、空気を切り裂きながらツボに炸裂し――白煙を上げて、その効果を発揮し始めます。「絶対服従の塩」の精製が、始まったのです。
(――同校舎・テラス――)
うう……。メシ……メシを……。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-47.html
その頃、分身のしすぎで致命的なカロリー不足に陥ったしのびは、テラスの床に倒れこんでいました。
――ほら。「魔滅」のリンゴだ。あいにく、手持ちがそれしかなくてな。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
差し出された金色のリンゴをあっという間に食べ終えたしのびが、つるぎの姿を見て絶句します。ボロボロになった甲冑と、煤けたその頬が――激しい戦闘を、物語っていました。
心底ホッとしたように、しのびがつるぎをど突きます。そんな彼女も、まだ顔色が優れません。
乱れたポニーテールをまとめ直すため、髪ゴムを口にくわえながら――しのびは、白い歯を見せました。その表情は、どこか吹っ切れたように見えます。
そんなしのびから目を逸らして、つるぎは屋上方面を見上げます。
(――再び、屋上――)
「ずんだアロー」が炸裂したことによる白煙が、晴れていきます。すっかりツボに当たったものだと思い込んでいたちゃんこは、すでに、小さな両手を掲げてバンザイをしていました。
快哉をあげかけたちゃんこが、不思議そうに眉根を寄せます。先の場合と違って、「清めの塩」が金色に発光しておらず――代わりに、一つの、華奢な人影が見えてきたのです。
……………………ぐっ。ま、まにあった……。さすがわたし。これぞ、ヒロイン。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-46.html
「ずんだアロー」の吸盤状の矢尻をその薄っぺらい胸板で受けとめ、ツボの前に立ちふさがっていたのは――なんと、妖力を使い果たしたはずの、うさぎでした。
うさぎの目は真剣です。長い髪の下から覗く決意の光は、ちゃんこに有無を言わせない迫力がありました。
うさぎの反論を面白くなさそうに聞き流して、ちゃんこは余裕たっぷりの表情で彼女を挑発します。自分の力に絶対の自信があるのか、それともうさぎに残った力が僅かであることを見越しているのか――その口元には、笑みさえ浮かんでいました。
ちょーっと待ったー!! ですわ!!ヽ(`Д´)ノ http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-42.html
――うさぎが詠唱を始めた、その時でした。
そう言って手を差し出すのは、リンゴ色の瞳に銀髪のお姉さんです。大慌てで駆け込んできたせいで少し息が上がっているイタコ姉さまは――しかし、手のかかる娘を見るような面持ちで、うさぎの詠唱を制しました。
うさぎが、イタコ姉さまの手を取ります。骨ばった彼女の手に比べて、イタコ姉さまの手は大きく、ふっくらしていて暖かいのでした。
イタコ姉さまが八尾を解放し、うさぎは繋いだ手を通して、彼女のイタコ能力の成功を祈願します。二人の身体から立ち上った白銀のオーラは、脇目もふらずに――ずん子の体内へと、突き刺さりました。
「力士ロボ」からそんな三人を見下ろしながら、ちゃんこが問答無用に命令を下すと、ずん子もそれに反応して、矢を構えますが――イタコ姉さまとうさぎは、そんなことを気にする素振りも見せず、強く念じます。
イタコ姉さまが強く念じると、今にも撃ち抜きそうだったずん子の手元から、矢がこぼれ落ちます。そしずん子は、苦しそうに頭を抱えると――。
――普段の彼女からは想像も出来ないような絶叫を響かせて、ずん子は、操り人形の糸が切れたかのように、屋上の床に倒れ伏しました。
イタコ姉さまの顔に、してやったりの笑みが浮かびます。彼女の紅の瞳が見据える先、緑色の髪の毛の少女は、ぴくりとその身を震わせ――。
「いつもの」ずん子が、涙目で立ち上がりました。
ちゃんこの「支配」は、イタコ姉さまとうさぎが予想していた以上に強靭だったようで――この調子では、何度やっても同じ結果でしょう。相変わらず詰めが甘いイタコ姉さまをうさぎがなじった、その時でした。
――ふふ……お困りのようね!! http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-44.html
続いて屋上に飛び出してきた「純白の影」が、ずん子の首をがっしと掴み――自分の方へと、向けました。
ずん子の抗議を完全に無視し、ドヤ顔でそう宣言しためたんは、顔を、ずん子の方へと近づけていきます。そして、そのまま――。
――ちゅっ。と、キスしました。ずん子のおでこに。余裕ぶっているくせに、耳まで顔を真っ赤にしたまま。
ずん子の言うとおり、ところどころに金色の楔が打ち込まれたどす黒いオーラが、めたんへと流れ込んでいきます。それはまさに――彼女を操っていた、「支配」の光です。
さすがにあれだけの闇の波動を吸収しては、めたんの身体もただでは済みません。彼女は片膝をついて、何度か、荒い息を繰り返しています。
えー? 聞こえなぁーい☆
あまりにも事態が思い通りに進まなかったせいでしょう。ちゃんこはふて腐れて、「力士ロボ」の中に引っ込んでしまいました。こうなると、手のつけようがありません。
屋上の隅に立てこもっているせいで、ちゃんこのマゲを狙うにはかなりの精度が必要とされます。迂闊に正面から狙っては、ロボの「腕」によって弾かれて、塩の入ったツボの方へと矢が吹っ飛んでしまうかもしれません。
――空中から狙うしかありません。そして、ずん子は――それを可能にしてくれるペアの存在を、知っていました。
――ずんねえさまっ! お呼びですかー!(ゴオオォォォッ http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
ずん子の呼ぶ声が聞こえたのでしょうか。背中の「きりたん砲」をぶちかまし、跳ね上がるようにして屋上へと飛んできたのは、他でもない、きりたんです。
『……仰るとおりです~♪ 「九州そら部隊」、無重力装置起動します~!!』 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-45.html
無数のそらさんが、縦一列に並び――Z軸を除いた同一座標に、無重力装置を発動させます。無重力の「柱」と化したその中央を、きりたんとずん子は、一気に飛び上がりました。
そう言うと、そらさんは頭の輪っかを取り外して、ずん子の手首に巻きました。それだけで、ずん子の顔色が元に戻っていきます。さすが宇宙開拓用アンドロイドです。
――ズン、と。
重力を切られたずん子ときりたんの身体が、落下を始めます。きりたんのブーストも相まって、初めは場所さえ掴めなかったちゃんこのマゲが――みるみるうちに、露わになっていきました。
きりたんの背中に立って、ずん子が、「ずんだアロー」を構えます。手首に巻かれたそらさんの装置がフル稼動しているおかげか、全く違和感を覚えることなく――彼女は、矢を弓に添えました。
(こうして空から見ると分かる……(ノ∀`;) ちゃんこちゃん、いつも高いところから、みんなを見下ろしてたんだね。そんなところにいないで、みんなと同じところから世界を見れば――きっと、分かってくれる!)
くっ……このロボ、上方向の視界が……っ! あーもう!こうなったら力尽くで押し返してやるからっ!
ずん子が放った矢は、イタコ姉さまとうさぎの祈り、めたんのキス、そらさんの想い、きりたんの献身と――よく分からないほどの量のエネルギーを伴いながら、金色の軌跡を描きます。それはまるで、彼女が「ずんだアロー」を手にしたときの雷のような、一文字の軌跡でした。
――しかし。
――キィン!
バリアのような力でしょうか。ずん子の放った一撃は、ちゃんこががむしゃらに伸ばした「力士ロボ」の腕によって受けとめられ――そのまま、均衡状態に陥ってしまったのです。
……ぐっ、ぐぬぬぬぬ……!! 弾き飛ばしてあげるんだからっ!!
さすがに、この一撃を防がれるとは思っていなかったきりたんが、泣きそうになりながらずん子の方を見上げますが――。
なんと、彼女はうろたえることなく、躊躇うことなく――きりたんの背中から、受けとめられて空中で静止している矢を目掛けて、宙へと舞い上がったのです。
位置エネルギーで、ずん子の落下速度がどんどんと速くなっていきます。そして、彼女は地面に向かってグ○コのランナーみたいに両手を広げ、勢いのままに、そのふくよかなふとももを隙間なくぴったりとくっつけると――
――自らのふとももで矢を挟み込んで、ぐいっと押し込んだのでした。
い、いくらむちむちのふとももだからって! 人一人分の体重がかかっただけで、ちゃんこの結界が――ひゃあっ!?
普通なら、ふとももで挟んだだけでうまく力を伝えられるはずがありません。しかし、ずん子のふとももは、ひと味違うのです。
どういうわけか、彼女のふとももにぴったり包まれた黄金の矢は、その輝きを増し、ちゃんこのバリアにヒビを入れて――。
きっ……きゃあああああっ!
――ちゃんこのマゲを、貫いたのでした。
(――一時間後・屋上――)
「力士ロボ」が破壊されてしまったちゃんこは、中から引きずり出されて正座していました。正座するとずん子の膝頭くらいまでしかないその小さな身体ですが、頭にたんこぶがあるおかげで、ちょっとだけ身長が伸びて見えます。
つるぎとしのびが必死でちゃんこを庇います。まるで意識の高い就活生のような二人の猛アピールを受けて、ずん子は困ったように頬を掻きました。
……………………いや、そんなこともない。
うさぎが、校庭を指差します。その視線を追いかけて、ずん子が校庭を見下ろすと、そこには、200人以上の肌色が、どうしようもなく佇んでいました。
ずん子が、名案を閃いたかのように手を合わせます。
まるで母親のような心配をする二人でしたが、ちゃんこ本人は、ずん子の提案に瞳を輝かせていました。
にぎやかな声が、「ふるさと女学院」の屋上に響きます。
――東北地方には、少し遅い桜が咲いていました。
――その後、入学してきたつるぎ、しのび、ちゃんこの三人があっという間にこの騒動の犯人だと発覚し、ちゃんこを庇う形でつるぎとしのびが学院生に脱がされたあと――あっさり許されたのは、また別のお話。
――おわり―― (※今回もまとめのコメント欄にて感想をお待ちしています! また、まとめのコメント欄にずん子のイラストを投稿してくださる方も募集中です!)
来週の「東北ずん子小説」はお休みをいただきます。楽しみにしてくださっている方は申し訳ありません。
次回はこちら http://inove.jp/ivsid1437


























































