くすぐりに弱い女の子をくすぐってみました
※残念ながら地上波ではお見せできません。まあそれはそれとして、TVの放送禁止コードって気になりますねー。一番ゆるい時間帯だとどの程度の表現―くすぐり―が許されるんでしょうね?
(――山形県:霊峰・羽黒山――)
黒い雲が作り出す大きな陰を、一閃の光の矢が貫きます。山の中腹あたりにひっそりと浮かんでいた一つかみのおはぎ雲は、「ずんだアロー」によって、あっさりとずんだ餅に変えられてしまいました。
おお。空が晴れましたわ(*´ー`)ノ 寒いですけど、空気が澄んでいて気持ちいいですわね。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-42.html
山形県、羽黒山。修験道の聖地、「出羽三山」の一つです。突如として現れたおはぎ雲を追って、「実働部隊」のずん子、イタコ、めたんは山中に、「オペ子」のきりたん、そらは麓に、それぞれ来ていました。
わあ……。綺麗な空だねえ(〃ω〃) 紅葉が終わりかけてるのが残念だけど。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-41.html
『こちらからも見えますよ~。記録、記録です~♪』 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-45.html
いや、『花より団子――いのちだいじに――』よ。まあ、わたくしは普段から山住まいだから、紅葉は見慣れているし。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-44.html
――ズドドドドドドドド!!
『――な、何者かが猛スピードでずんねえさまたちの方へと近づいています! 山登りにはありえない速度です!』 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
大きすぎず、小さすぎもしない1600ccの車体が軽やかに宙を舞って、ずん子たちの目の前に現れました。
めろんにとっても、ずん子たちがここにいることは予想外だったのでしょう。彼女は急ブレーキをかけて停車すると、ヘルメットを脱ぎつつ、颯爽とバイクから降ります。
(――指定ポイント――)
――ご明察! そのとおりじゃよー。
ようこそじゃよー、ご一行様! おヌシらをここに呼びつけたのは他でもない! 三種の神器の一つであるこの扇を……。
……ふぉっ!?
――ガシィ!
暗黒大将軍のセリフが終わる前に、ずん子が元気よく号令をかけます。待っていましたとばかりに飛び出したのは、イタコとずんだもんでした。
お……おお!? 霊体のわしに触れるとは! びっくりじゃよー!
なぬ!? おヌシら、どこでその情報を聞いて……というか離せ! 離さんか!
――こちょこちょ。
暗黒大将軍はサッカーボール大の、おはぎみたいな球体です。なのでどこが弱点なのかも分からず――、イタコとずんだもんは、がむしゃらにくすぐりまわしました。
あひゃっ……、あひゃひゃひゃ!! やめ……やめるんじゃよー!
あひゃひゃ! じょ、成仏する! あひゃひゃひゃ!
あひゃっ! ふさふさモフモフの尻尾が全身を撫で回してこれは……、あひゃ…………そうはいくか!!
暗黒大将軍が叫ぶと、ずん子たちの頭上――正確には五重塔から、細身の人影が舞い降りてきます。少女は長い得物――「あわ銛」を頭上で回転させると、そのまま突き下ろすように、イタコとずんだもんへと飛びかかりました。
させじと、めろんが反応します。
――ガキィン!
「あわ銛」と「マスクドマスク」が激突し――まばゆい閃光があたりを包みます。そして、ずんだもん誕生の時のように光の球が産まれる。誰もがそう思いましたが――。
ほっほっほ。この時を待っておったぞ!
呆然としていたイタコとずんだもんを、突風が吹き飛ばします。
ずん子の言うとおりです。扇を中心にして巻き起こる烈風は、野獣の咆吼のような唸りを上げて周囲のもの全てに襲いかかり――木々に隠れていた鳥たちが、一斉に飛び立ちました。
目を開いていられないほどの突風が収まると――、そこには。
紅葉の色の扇に、烏の羽根。鮮やかな着物を着崩し、サラシで隠しただけの胸元を露出させるその少女は――風で乱れた漆黒の髪を掻き上げて、紅の瞳でずん子たちを見据えていました。
暗黒大将軍が扇を振ると、まともに立っていられないほどの強風が巻き起こります。肌が露出している彼女の上半身に飛びかかろうとしたイタコとずんだもんは、あえなく吹っ飛ばされてしまいました。
再び、暗黒大将軍が扇を揺らします。すると――上昇気流が彼女たちを包み込んで、一気に上空へと運んでしまいました。
――つづく――
次回はこちら http://inove.jp/ivsid1389
















































