くすぐりをテーマにしたスマホゲームが欲しい(フルボイスで)
くすぐりって子どもの遊びというイメージがあるせいで「ちょっとしたちょっかい」という印象を持たれがちですけど、本気でやったら割とえげつない攻撃ですよね。フルボイスでアプリを製作するにしても収録が大変そうです……。
【前回のあらすじ】ついに暗黒大将軍が本格的な活動を始めました! 彼女の狙いは至ってシンプル! 日本をこしあん派とつぶあん派に二分して、内乱を起こすつもりなのです!
太平洋側からは暗黒大将軍本人が、日本海側からはあわもが、「つぶあん派」と化した「西軍」を引き連れ、東北に向けてやって来ます! それに備え、ずん子たちも自軍の戦力を2つに分けたのでした!
(――太平洋側・福島県郡山付近――)
腰に手を当て、ずん子が満足げに頷きます。福島駅から南進した彼女たちは、郡山市のあたりまで来ていました。
――彼女たちの前には、巨大なバリケード。
ふっふっふ。そこで、私たちは最強のバリケードを構築したのです!ヽ(≧▽≦)ノ 名づけて! http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-41.html
山と積まれたつぶあん入りのお餅のバリケードを背にして、ずん子はなけなしの胸に手を当てました。進撃の○人風に。
物理的には非力なうさぎ、それに大量の個体がいるそらは、仙台の後方基地でお餅を量産しています。
『それと、西軍の第一波がもうすぐ栃木県足利市に作った第一次防衛ラインに接触しますよ~♪』 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-45.html
――予測どおりのペースなら、この郡山に作った第五次防衛ラインまで二十四時間は保つはずです。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
その間に暗黒大将軍をやっつけますわ!(`・ω・´) http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-42.html
『……………………お。来……た……!?』 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-46.html
通信を経由して聞こえてくるうさぎの声に、動揺の色が表れます。予想外の展開のようです。
\うおおお!! つぶあんだー! つぶあんがあるぞー!/
\我々の歩む先につぶあんが用意されているとは! まさに世界の理!/
――出ましたね!
動揺するずん子たちの前に、「おはぎ雲」に乗って先行してきた暗黒大将軍が降り立ちます。余裕の笑みです。
あいさつ代わりのずんだアローで、暗黒大将軍の移動手段を封じます。――太平洋側では、戦いの火蓋が切って落とされました。
(――日本海側・日本海東北自動車道の途中――)
一方。日本海側はといえば。
ずん子たちと同じく、つぶあんの防壁を築いて待ち構えていた「大都会」の面々でしたが――、彼女らの方には、何も変化がありません。
もちろん、こちらのバリケードにも大量のつぶあんを使っています。この分を太平洋側に回していれば、ずん子たちの足止め作戦は完全に成功していたかもしれません。
まさか、謀られた……!? http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
油断していたちゃんこの背後からあわもが飛び出してきて、「力士ヘッド」をカッポリとかぶせてしまいました。
(――再び太平洋側――)
暗黒大将軍が面白くなさそうに眉根を寄せます。そして、三方から襲ってくるずん子、きりたん、イタコに向かって手に持っている「扇」を一振り。突風を起こします。
吹き飛ばされるのはなんとか耐えた三人ですが、進んだ分だけ押し戻されます。全く近づけない――と、思っていた矢先でした。
イソギンチャクみたいにうねうねと動くずん子の細い指から逃げるように、暗黒大将軍が後ずさります。
本当にくすぐりに弱い人なら分かるかと思いますが――、くすぐりが弱点の人間には、指先を動かして近づくだけで遠距離攻撃が可能なのです。
そらによるえげつない提案に、さすがの暗黒大将軍も顔色が悪くなります。周囲には、「ワーキ、ワーキ」と呪文を唱えながら指をくねらせ、儀式のようにずん子たちが回っています。
今こそ日本の、そして何よりずんだの未来を守るべき時。イタコがトドメの一撃を繰り出そうとした、その時でした。
――ビーッ、ビーッ!
戦況が一変します。栃木に設置した防衛ラインは瞬く間に破られ、福島県白河の第四次防衛ラインも消滅。ずん子たちのいる第五次防衛ラインまで、凄まじい勢いで向かってきます。
慌てて双眼鏡を使ったイタコが絶句します。なぜならば、何重にも設置したバリケードのつぶあんというつぶあんを食べ尽くしているのは――彼女もよく知る、あの少女だったからです。
そらから送られてきた映像を見て、ずん子ときりたんも絶句します。
ピンクの巻き髪、純白の衣装。常に満たされぬ食欲を持て余す、一人の華奢な少女。
――そうです。暗黒大将軍の「生体兵器」。その人間とは――。
次回はこちら http://inove.jp/ivsid1393






























































