ワンフェス対策、売れるフィギュアの条件
T○Heart2の某キャラとか一騎○千の某キャラとかすーぱーそ○子とか、やたらフィギュアの種類が出るキャラクターっていますよね。彼女らには分かりやすい共通点があります。原型師さんも作っていて楽しい、我々も眺めていて楽しいその共通項とは!? あと全然関係ないですけど忙しいとガレージキット一つ組むのに半年以上かかりますよね? でもワンフェスで四つとか買っちゃいますよね?
(――東北家・きりたんの部屋――)
テスト終わったー!!ヽ(≧▽≦)ノ 今夜はうなぎだー!!(≧▽≦)ゞ http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-41.html
浮かれているずん子が、きりたんの部屋に突撃してきました。喜びのあまり、彼女はまだ制服のままです。
……………………(シュコ、シュコ http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-46.html
――…………(キリ、キリ http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
しかし――、はしゃいでいるのは、ずん子だけでした。きりたんの部屋は、サーキュレーターが空気を均一にする音と、二人の黒髪の少女、きりたんとうさぎが猫背になって作業をしている音のみが響く、静寂の空間です。
――その雰囲気は、まさに修羅。
限界まで集中しているのでしょう。ずん子が話しかけても、二人はなかなか反応しませんでした。耐えかねたずん子が二人の視界で手をふりふりすると、ようやく、彼女の存在に気付きます。
滅多に見れない妹の「本気」。その対象が何か気になったのか、ずん子は、手を動かし続ける彼女の手元を覗き込みました。
いけしゃあしゃあとしたきりたんの回答に、ずん子が思わずダウンタ○ンみたいな突っ込みを入れました。
そう言うと、うさぎは除菌ペーパーで手を拭き、脇に置いてあったお皿から何かをつまんで、口に入れます。おやつのようです。
力説するきりたんの言葉を呆れ顔で聞き流しながら、ずん子は「処理済」と書いてある上半身のパーツをつまみ上げました。
そう言って、きりたんは自信ありげにほくそ笑みます。
――ふふ。何度もリメイクされるフィギュアは①:髪の毛が長い、②:乳がでかいという2要件を兼ね備えているのです。ずんねえさまはその点、髪の毛はとても動きがつけやすい長さでベネ! 足りないのは乳! とにかく、もうすぐ完成なんですから、ずんねえさまにはぜひお目こぼしをお願いいたs……。
と。――きりたんが頭を下げかけたとき。彼女の部屋の扉が――再び、もう一人のハイテンション馬鹿によって思い切り開かれました。
そう。あわも(酔いどれ)です。
と、ずん子が納得しかけている間にも、うさぎの能力によってあわもの服が砂へと変わっています。
スレンダーな身体を白日のもとに晒されたあわもは、一瞬だけ、恥ずかしそうに動きを止めましたが――、
――と、すぐに活動を再開しました。色気もへったくれもありません。
全くの善意しか見えない笑顔でそう言うと、あわもは手に持っていた巨大な銛を、ずん子フィギュアの胸部に突き立て――予想以上に器用な手つきで、その肉を抉り取っていきました。超楽しそうです。
(――東北家・食堂――)
きりたんたちが階段を下りてきます。すっかり酔いが醒めたあわもが申し訳なさそうにしているところを見るに、「ミラクルずんだ少女 東北じゅん子」の胸部パーツは最後まで「原作通り」になってしまったのでしょう。
……あ。みなさまお待たせですわ。それで、うなぎなんですけど……、実は……(;´Д`) http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-42.html
待ちきれないといった様子でうな重に飛びつくずん子たち。妹たちのそんな姿を、イタコ姉さまを気まずそうに見守っておりました。
――無理もありません。彼女たちが「うなぎ」だと思っている目の前の食材、実は――、
――その後、次々と出される「うなぎもどき」の正体を全て見抜いたずん子は「違いの分かる女」としてきりたんに絶賛され――某ローゼンメイ○ンのごときフィギュアのマエストロとして、有意義なはずの夏休みの最初の週を彼女の部屋で過ごしますが――それはまた別のお話。
――おわり――
次回はこちら http://inove.jp/ivsid1448































