魔王ふたり・6
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13話http://inove.jp/ivsid1110 14話http://inove.jp/ivsid1114 15話 最終回http://inove.jp/ivsid1115
姉妹作 LOVE魔王http://inove.jp/ivsid1120
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どこへ出かけていた?
なに、貴公を真似て人間の街をさまよって来てみた。
そういう場合は散歩と表現するのが的確だ。
そう、その散歩だ。
西の街はどうだったかな?
人間が大勢いたな。
街だからな。
うん・・・この経験を表現するのに適切な単語が出てこないな。
「楽しい」ならどうかね?
いや・・・そう、「美味しい」だ。
「美味しい」とな?
名はわからぬが、多種多様で彩り豊かな食料を味わってきた。
ぽっこりと出ているお腹はそれが原因か・・・。
食料という概念が大きく塗り替えられたぞ。
そのようなものの場合は「食事」の方が適切だ。
どうも人間社会では魔王とは縁のない言葉が多く使われているようだ。
ふふ、新鮮で良いものだろう?
貴公への土産も持ってきた。
なんと。散歩の土産を貰うという経験は初めてだ。
敵将の生首を貰うことならあるのだが。
敵将の生首を貰うことならあるのだが。
携行に簡便な上に甘味である優れた食品だ。
ほう・・・指でつまめるほどの大きさで丸い硬質な品か。
それが小袋いっぱいにある。
それが小袋いっぱいにある。
飴というものだ。
美味であるぞ。
美味であるぞ。
ひとつ所望しよう。
一粒をそのまま口中に投じるが良い。
食品にしては硬いな。
それに粗雑な食感だ。
それに粗雑な食感だ。
ふふふ。
違うぞ、東の魔王よ。
噛むのではない。口中に入れたらそのまましゃぶり続けるのだ。
違うぞ、東の魔王よ。
噛むのではない。口中に入れたらそのまましゃぶり続けるのだ。
なに? ではもう一度・・・・。
ふむ・・・ふむ、これは・・・。
ふむ・・・ふむ、これは・・・。
いかがか?
むう・・・全身がとろけそうな甘さ!
悪くなかろ?
人間どもめまだこんな美味なるものを蔵していたとは!
ははは、まだまだこんなものではなかったぞ。
散歩を堪能したようでなによりだ。
ところで・・・。
ところで・・・。
ん?
北へ遣った軍勢はどうなった?
消息が途絶えた。
途絶えたと?
先日が使い魔の魔力が突如消滅してな。
報告してくるものがいなくなってしまった。
報告してくるものがいなくなってしまった。
替りの使い魔は送ったか?
送ったが軍勢を見つけられずにおるな。
あの大軍勢をか?
だからどこでなにをしているやら、だ。
北の魔王の策略か?
不明だ。判断材料がなにもないからな。
まさか、あの大軍勢が煙のように消えるはずもなし。
不可解だな。
不可解だな。
仮に私たちが北の魔王だとして、
どうやったらこのような事態を引き起こせる?
どうやったらこのような事態を引き起こせる?
むーーん。
戦って勝てぬこともなかろうが、
こんな短期間ではさすがに・・・。
戦って勝てぬこともなかろうが、
こんな短期間ではさすがに・・・。
北の魔王には我らも知らぬ秘密があるやもしれん。
だが我らの力は基本的にほぼ一様のはず。
だからこそ2対1で勝てると踏んだのだが・・・。
だからこそ2対1で勝てると踏んだのだが・・・。
失った戦力はすでに補充をしたので
こちらに不都合はないのだが・・・。
こちらに不都合はないのだが・・・。
我ら魔王の魔力は実質無限だからな。
どれだけの戦力だろうと、すぐにモンスターどもを生み出し
整えることができる。
どれだけの戦力だろうと、すぐにモンスターどもを生み出し
整えることができる。
しかし生産速度はどうにもならぬぞ。
だからこそ戦力の大量投入で一撃必殺を狙ったのだが。
こうなれば我らが直に赴いて、
北の魔王と直接対決してみるか?
北の魔王と直接対決してみるか?
ふうむ・・・。
それはまかりならん!!
何者か?
どっもー!
西&東の魔王さーーん!
西&東の魔王さーーん!
どうやってこの魔王城に忍び這入った?
詮索不要!
私の城に勝手に入り、無事出られると思うな?
無駄、無駄!
脅かすのは、むーだー。
脅かすのは、むーだー。
我ら衷心より忠告に来たもの。
敵ではないというのか?
イエース!
そんな戯言に貸す耳はない。
続く。