ギャグ

『ぼくとまおーちゃん』一〇話<まおーちゃんの攻略法>

ゲーオタな「ぼく」とゲームから現れた「まおーちゃん」との変わった日常をお届けします!
ついに10話までいきました!

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タグ:ぼくとまおーちゃん SS ゲーム アイノベ 連載 日常

ト書き
前回のあらすじ!→http://inove.jp/ivsid1706
まおーちゃんは変なマンガに影響を受けすぎていた!
ト書き
本文画像
ぼく
まおーちゃん、ちょっとゲームやめてもらっていい?
まおーちゃん
セーブするまで待ってくれー。
ト書き
人間界にすっかり馴染んできたまおーちゃんである。
ぼく
早くしてねー、って『セーブして続ける』を押しちゃったね、今ね。
まおーちゃん
う、うっかりじゃ、ちゃっちゃと進めるからしばし待て。
ぼく
えー、仕方ないなー。
ト書き
ゲームに関しては甘々な少年である。
ぼく
ようやくセーブポイントか、これで終わりね。
まおーちゃん
ボス戦だからー、ここだけー。
ぼく
じゃあボス倒したら本当にやめてね。
ト書き
とことん甘い少年である。
まおーちゃん
むー、倒せぬ……。
ぼく
アドバイスしてあげるからもう一回やってごらん。
まおーちゃん
頼んだ!
ぼく
そこで攻撃! 
ん?武器が違うよ、さっき手に入れたやつだよ! 
なんで装備してないんだよ! 
今のはしゃがんで避けるんだよ、ジャンプするのおかしいでしょ! 
早く装備変えろよ! そこで―――
まおーちゃん
うるさいぞ!! 
もうゲームやめる! 
要件はなんだ、さっさと話せ!
ぼく
すみません……。
あのー、本棚を整理しようかと思いまして。
片づけている時にゲームに当たったりしたら怖いので。
まおーちゃん
おうそうか、なら手伝ってやろう。
ト書き
少年はまおーちゃんとともに、片付けを始めるのだった。
まおーちゃん
ゲームを実際にプレイしなくとも、攻略本を見るだけでも楽しいものだの。
ぼく
だよねー。今は簡単にネットで攻略法が調べられちゃうけど、攻略本は読むだけで楽しいっていうのが良いよねー。
まおーちゃん
もはやゲームは買えなくても、攻略本だけ買うのでも面白いの。
ぼく
あるあるーって、違う違う! 
とっとと本を片づけないとだよ。
まおーちゃん
そうじゃったな。それにしても攻略本だけでも100冊近く有るんじゃないか。
しかし、主くらいゲーム好きならこんなものなくても大丈夫なのではないのか?
ぼく
確かにクリアするまでに攻略本を見ることはないかな。
ゲームをやりこんで全クリした後に見て、アイテム全部取れているかなとか、
ここのボスのもっと効率の良い倒し方あったのかなとか見返すんだ。
思い出のアルバムみたいな感じかな。
まおーちゃん
それじゃあ、我との思い出のアルバムはないのか?
ぼく
えっ? まおーちゃんとの?
まおーちゃん
そうだ。我のゲームの攻略本を作ったりしてないのか?
ぼく
(今思い返すと恥ずかしくてまともにプレイできないであろう自作のゲームだけど、
物語とかバトルシステムとかめちゃくちゃで完成度最低の作品だけど、
あの当時の僕のゲームの理想とか未来とか希望が詰まってて自慢の世界だったはずだ。
友達にもプレイしてもらおうかとも考えていた。
そんなゲームの攻略本を作ってないはずがない。
なんで今まで思い出せなかったんだろう。)
まおーちゃん
どうした、主よ。
ぼく
……はずだ。
まおーちゃん
何だ?
ぼく
あるはずだ! 
探そう、まおーちゃんとの想い出を。
なにかヒントがあるかもしれない。
まおーちゃん
おう!
ト書き
『ゾルディッククエスト』の攻略本を探す少年とまおーちゃん。
まおーちゃん
結局見つからなかったの……。
ぼく
そうだね。
でもいつかひょっこり出てくるかもしれないから。
そう気を落とさないでよ。
それにしてもどこにしまったんだろう。
ト書き
その攻略本の“在処”が今後の運命を左右することになるとは、
この時の二人はまだ気付いていなかった……

次回(http://inove.jp/ivsid1762)に続く!!