兼業作家さんとライターちゃんと同人作家ちゃん 第一話 パーティーに行こう! ①
★作:朱鴉更紗 画:萩茶漬
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★内容は美少女ラノベ作家達が出版業界の裏側をゆるふわに紹介していくものです。
作者の経験も含まれてはいますが、ラノベ業界にはさほど通じてないので、一応、フィクションです。
第七話 http://inove.jp/ivsid663
第六話 http://inove.jp/sectionview.php?sectionid=662
第五話 http://inove.jp/sectionview.php?sectionid=661
第四話 http://inove.jp/sectionview.php?sectionid=660
幕間 http://inove.jp/sectionview.php?sectionid=659
第三話 http://inove.jp/sectionview.php?sectionid=658
第二話 http://inove.jp/sectionview.php?sectionid=642
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見知らぬ業界のパーティーにやってきた兼業作家さん(22)。
出版社は作家にあまりお金を払わないくせに、パーティーは都内のホテルや宴会場で派手にやるぞ。
これは、作家は昔からひもじいから、年に一、二回はおいしいものを食べさせてあげようという文化の名残りなのだ。
「学生時代に趣味で書いたラノベで、準グランプリをとってデビューして一年……。
昨年の忘年会はおたふく風邪で来られなかったから、楽しみにしてたんだけど……」
昨年の忘年会はおたふく風邪で来られなかったから、楽しみにしてたんだけど……」
「来てよかったんだろうか? 担当さんも大物の作家さんに、つきっきりだし」
「こんにちは!」
「あ、どどどどどうも、こんにちは」
「名刺交換させていただいて、よろしいですか?」
「会社の名刺しかないんですが……」
「会社の?」
「この番号、職場なんで、電話されちゃうと、非常にまずいんです……」
「???」
※兼業作家一口メモ
・会社の名刺しか持っていない。
「昼間は外資系企業のシステム開発部に勤務してまして、小説は夜に……」
「じ――」
「あ、あの……?」
「……がっでむ、作家かよッ!」
「ひっ!?」
「クソが!! それならそうとさっさといいやがれ、このさよならポニーテール野郎ッ!!」
「ご、ごめんなさい……! 今すぐ日本人らしく、スピーディーに自害します!」
「あ、ごめんごめん☆ スーツなんか着てキリッとしてるから、
編集って感じでもなさそうだし、てっきり営業とかマトモな部署の人かと思っただけだから」
編集って感じでもなさそうだし、てっきり営業とかマトモな部署の人かと思っただけだから」
「はぁ……」
「あたしは商業ライターをしながら、ライトノベルも書いているライターちゃん。
いわゆる”ライター系作家”で、この物語のヒロインだよ。ライちゃんて呼んでね!」
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im3965914
いわゆる”ライター系作家”で、この物語のヒロインだよ。ライちゃんて呼んでね!」
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ヒロインって、わたしじゃなかったの!?
閑話休題。
「いやー、まさかキミが、ゆるふわ日常系学園ラブコメ『わんこのばん!』の作者だったとは思わなかったよ!」
「わたしの作品、ご存知だったんですか?」
「みんな知ってるよ! デビュー早々、我がレーベル第二位の売り上げに到達した期待の新人だもんね。でも会社員しながら、一年で三冊書けたなんてすごいね」
「そうなんですか?」
「この業界では大体、二ヶ月から三ヶ月で一冊書けたら食べていけると言われているんだ」
「三ヶ月で一冊……!? それじゃダメダメじゃないですか!」
「うんにゃ、それはあくまで、専業作家の場合」
「(……そうか、わたしは会社に行きながらだから、早い方なのかな)」
「(……わたしはこの人の作品、知らないな。名前は聞いたことがあるようなないような。確か、あんまりぱっとしない、推理ものを書いてる人だっけ?)」
「それからさ、兼作さん」
「兼作さん!?」
「兼業作家さんだから、兼作さん」
「(縮められた……だと?)」
「あたしの作品を知らなくっても大丈夫だよ。常に、三位か五位狙いと決めているから」
「三位か五位? 一位は目指さないんですか?」
「あたしの本業はルポライターだもん。新規のマイナーレーベルとはいえ、片手間で書いたライトノベルで一位がとれるような甘い世界じゃないって、わかってるよ」
「(う……片手間で二位とってしまいました……)」
「実際のあたしの売り上げは、十八位だけどね!」
「……………………………………………………………………………
(´・ω・`)」
(´・ω・`)」
「自分で言って、沈んじゃったよっ!!」
「………………十代の子に千円あげて、Ama●onの評価を水増し……」
「人としてダメなこと考えてる!?
(;゚Д゚)」
(;゚Д゚)」
(つづきます)
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